2001年7月20日(金)〜25日(水)
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日時 2001/7/25
銘柄 Ch.ヴィルヌーヴ・ソミュール・シャンピニー99
産地 仏>ロワール>ソミュールシャンピニー
購入店 すむら酒店
価格 2200円
コメント エッジにややピンクの色調が見える濃いガーネット。香りは独特なフレッシュハーブや青野菜、ブルーベリーなどの果実、スミレ、やや紅茶っぽい香りも。味わいはハーブっぽいフレーバーを伴ったやわらかい果実味のアタック、酸は伸びやかでタンニンはほどよく心地よい渋み。全体の構成は中程度で、ギュッと詰まった感じや厳しさはなく、どちらかというマッタリした雰囲気。フィニッシュにはややモカやココアっぽいフレーバーが加わる。【79】
感想 昨年すむら酒店のメルマガで絶賛されていたので購入してみたもの。購入直後にも飲んだが、どちらかといえば、そのときのほうが印象がよかったような‥。半年経過しているのに、今回飲んだボトルの方がむしろ青っぽい印象が強いようだ。もちろん2000円台前半の値段を考えれば、十分すばらしいと思うけど。藤小西さんでこのドメーヌの作る白を購入したので、近々こちらも開けてみたい。
日時 2001/7/22
銘柄 Ch.ムーランサンジュルジュ96
産地 仏>ボルドー>サンテミリオン
購入店 やまいち
価格 4980円
コメント Ch.オーゾンヌのオーナーが、オーゾンヌの畑の隣で作るこの銘柄は最近赤丸急上昇中とか。色はエッジにややオレンジが入り始めた濃いルビー。香りはわりとトーンの高めの、赤系果実のシロップ漬け、丁子などのスパイスや土っぽいニュアンス。味わいは濃縮感のある果実味を中心にすばらしいバランスを見せており、タンニンは豊かだがなめらかさが出色、酸も豊富なんだけどあくまでしなやかに果実味を支えている。全体の構成は中の上程度で、厳しすぎず、緩すぎず、フィニッシュも調和がとれていてなめらか。これはすばらしい。【88】
感想 3連休は結局どこにも行かず、家でのんびり。ワインも毎日開けたが、今日飲んだこの銘柄は、最近家で飲んだ中ではもっとも感銘を受けたものと言っていい。あらゆる要素がなめらかで、かつ中庸を得ている。特に調和のとれたフィニッシュと余韻はすばらしい。これで5000円前後というのだから、文句なくお買い得。今後もぜひ値上がりしないことを望みたい。
日時 2001/7/21
銘柄 Esthitos97(マヴロマティス)
産地 ギリシア
購入店 いただきもの
コメント やや麦わら色がかった濃いめのイエロー。香りは最初柑橘系果実やハーブのような香りが主体だったが、時間とともに、白桃や洋ナシのような香り、シナモンのような香り、それにかすかなじゃこうなどが出てくる。味わいは酸が溌剌としていて、その後から濃縮感のある果実味がハチミツっぽい甘味を伴いながら縦に広がる。後半からフィニッシュにかけて苦味が加わり、余韻は甘苦い印象。夏の宵にふさわしい爽やかさと、ふくよかさを兼ね備えたワインだ。【78】
感想

本サイト初お目見えのギリシアワインは、家内の実家からのいただきもので、背の高いボトルとラベルがオシャレ。品種はソーヴィニヨン・ブランとのことだが、フランスのものよりボディがあって、新世界のソーヴィニヨンに似た印象だ。もう一度捜し求めようとまでは思わないけど、予想よりはずっと美味しくいただけたことを付記しておく。

日時 2001/7/20
銘柄 ジュブレイ・シャンベルタン・フォントニー96
(セラファン・ペール・エ・フィス)
産地 仏>ブルゴーニュ>ジュブレイシャンベルタン村1級
購入店 やまや赤坂店で購入後約1年寺田倉庫保管
価格 8000円弱 ぐらいだったような…
コメント 休日ということで、いろいろ出歩いたけど、夜は家でのんびり。ワインはちょっと良いものを飲もうと、表記の銘柄をチョイスしてみた。ところがコノワイン、キャップシールをはがしてみると、噴いた跡がある。購入時はキャップシールが回ることを確認しているはずなので、どこでどう噴いたのか…色は濃いルビーで、エッジがやや複雑なピンクの色調。香りはダークチェリーやカシスのシロップ漬け、なめした革、バニラ。味わいはバニラっぽいフレーバーを伴った濃縮感のある果実味の第一印象。ちょっと太めの丸い酸がそれによくマッチして、タンニンもきめ細かく質感がある。フィニッシュには果実の甘味に加え、かすかな苦味と樽のフレーバーが加わり、余韻も長い。洗練されたグラマラスなピノだ。【85】