日時 |
2000/11/7 |
銘柄 |
95ムルソー・ジュヌブリエール(Michrot) |
コメント |
麦わら色がかった濃いめのイエロー。抜栓後時間が経過しているのか、 香りが弱い。ほのかに洋ナシや白桃、それに白い花。味わいはアタック
からなめらかな果実味を感じ、酸は丸く、後半に苦みが加わる。 広がりはあまりなく、ややミッドパレットが虚ろな感じ。【78】 |
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銘柄 |
Ch.ガフリエール85 |
コメント |
これは美味しい。カシスリキュール、スーボワ、ヨード、それに生醤油や かつおだしなどの旨み系の香りがほんのり加わり上品な熟成香。
味わいはエレガントで、やさしい果実味とやわらかな酸、それによくとけこんだタンニンがバランスよく調和している。力強さはないが、サンテミリオンらし
いしなやか なワインで、結構好きなタイプだ。【85】 |
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銘柄 |
イル・カルボナイオーネ97 |
コメント |
これは前に小田島のワイン会で飲んだものと同じだが、さて今回の印象は?。
濃い、黒味がかったガーネット。 やや閉じ気味な中に、濃縮したブラックベリーや プラム、中国系のスパイス。味わいはアタックからすごく凝縮した果実味が印象的に広がる。
まるで噛めるような、とはこのことか、というぐらいのコクがあり、液体というよ り、半分固体 を口にしているような感触がある。酸、タンニンとも豊かだが、
質感があって、果実味が前面に出ているために、今でもすでに心地よく飲める。少し置くと 果実味が甘みを増し、酸のしなやかさが前面に出てきて、より飲みやすくなる。う〜ん、これはすごいワイ
ンだ!【91】 |
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銘柄 |
サッシカイア96 |
コメント |
97の陰に隠れてやや地味なイタリアの96ビンテージ。サシカイアの96は初めて。 こちらも濃いめのガーネットで、縁にややピンクの色調。香りはエレガントなカシ
ス、ブラックチェリー、 甘草などのスパイス、それにスミレのエッセンスのようなフローラルなニュアンス も。 味わいは、さすがに前銘柄には及ばないものの十分な凝縮感があって、しなやかな酸や
タンニンとのバランスはこちらの方がやや上手を行く。力強さとエレガントさを兼ね備えた秀逸なカベルネ。評論家や各誌の評価は今ひとつのようだけど、私はかなりいいと思った。
【90】 |