2001年1月1日(月)〜4日(木)
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日時 2000/1/4
銘柄

Ch.レオヴィル・バルトン86

産地 仏>ボルドー>メドック2級>サンジュリアン村
購入店 やまや赤坂店で購入後1年半セラーで保存
価格 9980円
コメント 色は濃いガーネットで、縁はややピンクがかっているが、オレンジの色調はまだ見えない。香りはトップノーズにややカビっぽい匂いを感じて、いやな予感がするが、少し置いておくとそれも飛んで、非常にトーンの低い、中国系のスパイス、レバー、生肉、ビターチョコなど。果実で言うとブラックベリーやダークチェリー。味わいはなめらかでスムーズな果実味の第一印象。しかし、すぐに豊富なタンニンが口の中に広がり、酸もしっかりしていて、中間の飲み口はかなりいかめしい印象。フィニッシュにもやや収斂性のあるタンニンが感じられる。1時間ほど放っておいたら、果実味に甘みが乗ってきて、それにつれてタンニンも落ち着き、バランスがよくなった。シリアスな構成のメドックらしいワインで、本来ならもう少し寝かせておいたほうがよかったのだろう。【87】
感想

今日はブルゴーニュを飲もうと思っていたのだけど、昨日のラスカズが心残りだったので、リターンマッチ。このレオヴィル・バルトンは昨年ワイン会のたびに持参候補にしたボトルだが、残念ながらあまり参加者の興味をひくことなく、こうして家で飲まれることになった。開けてみるとまだまだ若い印象で、各要素が力強く、味わいもスパイシーかつスモーキー。メドックらしいすばらしいワインであった。

日時 2001/1/3
銘柄 Ch.レオヴィル・ラスカズ75
産地 仏>ボルドー>メドック2級>サンジュリアン村
購入店 やまや渋谷店で購入後1年半セラーで保存
価格 15000円位
コメント 濃いガーネットで、全般にオレンジがかて、エッジの部分は退色が見える。香りは弱く、抜栓当初はドライフルーツやワラなどの乾いた香りがほんのり。その後もウンともスンともいわない感じなので、澱をのぞく意味もあってデキャンタに移してみる。すると土っぽい香りや木の根の部分、スモーキーな香りなどが現れてきたが、全般には乾いた香りが最後まで中心だった。味わいは凝縮感があって、果実味が力強く残っているところはさすがだが、タンニンが後半に強めに感じられるのと、酸がやや刺激的なニュアンスがあり、その意味でバランスがよいとは言いがたい。劣化とまでは言わないが、コンディションが万全でなかったようだ。
【83】
感想 新年最初に家で開けるワインを物色して、結局これに決めたのは、やまやで夏場に購入したオールドビンテージということで、ワイン会などに持参するのはちょっとコワイかな、と感じていたから。なら、家で区切りのときに開けてしまえ、と。その悪い予想はどうやら的中したみたいで、本来の実力とはどうも思えない味わいにがっかりさせられる。やはりワインのコンディションというのは大切だなあ、と年初から実感。
日時 2001/1/1
銘柄 ルイ・ロデレール・クリスタル・ブリュット94
産地 仏>シャンパーニュ
購入店 信濃屋
価格 16500円
コメント 中程度のイエローで、黄金色、それもイエローゴールドのニュアンス。気泡はキメ細かく、勢いはややおだやか。香りはリンゴ、カリン、白い花、クロワッサン。熟成香よりは果実香が目立つ。味わいは香ばしいイーストフレーバーを伴ったアタック、コクがあって酸もしっかりしており、全般にふくよかな味わい。フィニッシュにも果実味とともにイーストっぽいフレーバーが感じられ、余韻は長く尾を引く。【87】
感想 年越しはカミサンのリクエストで「クリスタル」を。それにしても他のシャンパーニュが大幅割引で売られている中、このクリスタルだけは定価販売というのは、田中知事の影響か。味わいは前回の信濃屋の試飲時に比べると、ずいぶんと落ち着いてふくよかな印象。う〜ん、どちらが本来のクリスタルなんだか…。
日時 2001/1/1
銘柄 Ch.パヴィ97(demi)
産地 仏>ボルドー>サンテミリオン・プリミエ・グランクリュ・クラッセB
購入店 小田急ハルクで購入後セラーにて保存
価格 2980円
コメント クリスタルを早々に飲み干してしまったので、もう一本ということで、この銘柄を選択。エッジに紫がかった濃い目のルビー。香りはやや青っぽさを残している。ハーブ、茎、フレッシュなブルーベリーやカシス。味わいはハーブっぽいフレーバーとともにたっぷりした果実味が感じられ、酸は丸く、タンニンはすでにやわらかい。エレガントでやわらかい味わいが魅力だが、ちょっと全体に青さが残っていて、飲むにはまだ早かったかも。
【84】