2000年10月22日(月)〜
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日時 2000/10/22
銘柄 Ch.クレールミロン97(demi)
産地 仏>ボルドー>メドック5級>ポイヤック村
履歴 やまやで購入後約半年間冷蔵庫に保管
価格 1980円
コメント 伊香保の温泉宿に私が持ちこんだもの。色は縁に紫がかったやや濃いめのガーネット。香りはブラックベリーのコンフィ、墨汁、甘草や丁子などのスパイス、土、ココア。味わいはやわらかい果実味を第一印象に感じ、豊かだが温和な酸となめらかでやわらかいタンニンにより、今既に美味しく呑めるのはさすが97年。フィニッシュにはココアっぽいフレーバーが感じられる。凝縮感はあまりなく、スケールの大きさも感じられないが、あたたかみのある味わいで、やわらかくフレンドリーにまとまっている。【82】
日時 2000/10/24
銘柄 ヴォーヌ・ロマネ・1erCru オルヴォー97
産地 仏>ブルゴーニュ>ヴォーヌロマネ村1級
購入店 小田島ワイン倶楽部で購入後、約4ヶ月常温保存
価格 5400円
コメント 色は中程度のルビーで、プリミエクリュとしては比較的明るめの色調。香りは華やか。トップノーズに小梅、ラズベリーやカシスのジャム、回すとミネラルやダージリンに混じってジビエや革のような熟成香がバランス良く出てくる。味わいはなめらかでふくらみのある果実のアタック。しっかりした酸とタンニンはまだやや手ごわく、後半苦味がかなり強く出るのは熱の影響かもしれない。ヴォーヌロマネらしく華やかでバランスのよいワイン。抜栓後2時間ぐらいでまろやかになって飲みやすくなった。
【84】
感想 割烹小田島がやっている「ワイン倶楽部」から夏前に買って常温保存していたら、吹いてしまった代物。てっきり村名の安いボトルとばかり思いこんで、なんでもない平日に開けたが、ラベルをよく見ると「1er Cru」の文字。あれっと思って過去の記録を調べたら、このワイン5000円以上したものでした。(^^;美味しかったけど、なんかもったいない開け方をしたなあ。
日時 2000/10/25
銘柄 マディラン・Ch.モンテュス96(アラン・ブリュモン)
産地 仏>シュッドウエスト>マディラン
購入店 ファイン・ワイン・クラブで購入後3週間弱常温保存
価格 1500円
コメント

縁にややピンクの色調が見える濃いガーネット。香りは複雑で、黒系果実やナツメグのようなスパイス香に加えて、腐葉土や生肉、厩臭などがかなり独特。一方、味わいはバランスがよく、オーソドックスな仕上がり。凝縮感のある果実味、ややザックリした豊かなタンニンとこれまた豊かな酸。コクも十分にあって、厚みのあるフィニッシュ。1500円という価格帯のレベルを大きく超える内容だ。あとは個性的な香りをどう捕らえるかだな、と思っていたら、抜栓後4時間もすると、ブラックチェリーやプラムなどの澄んだ果実香や甘草の香りが前面に出てきた。早めの抜栓とデキャンティングによってさらに美味しく飲めそう。なかなかすばらしいワイン。
【80】

日時 2000/10/26
銘柄

ヴァン・ド・ペイ・デュ・ヴァール シラー1996
(ドメーヌ・ド・トリエンヌ)

産地 仏>ヴァン・ド・ペイ
購入店 ワイナリー和泉屋で購入後、約1ヶ月常温保存。
価格 1380円
コメント 色は縁に紫がかった中程度のルビー。香りはトップノーズに青っぽいハーブの香りやフレッシュなブルーベリー。しばらくするとイチゴのキャンディや白コショウのようなニュアンスも出てくる。味わいはアタックからクリーンな果実味が感じられ、南のワインのわりには酸が溌剌としている。タンニンはおとなしくなめらかで、ジューシーな印象だが、フィニッシュにはややスパイシーなフレーバーを強く感じる。あまり凝縮感はなく、ミディアムボディで飲みやすくまとめられている。
【76】
  ドメーヌ・ド・トリエンヌは南仏ヴァール県であのDRCとデュジャックのオーナーが作るヴァン・ド・ペイ。まあ、両者の片鱗が感じられるとまでは言わないけれども、良質なデイリーワインであることは確か。カミサンは「美味しい♪」と絶賛していた。(ちなみにボトルの大半をカミサンが飲み干してしまった。)