2000年10月28日(土)その1 |
信濃屋にてミニ試飲会 |
今回、特に関心があったのは、「カリフォルニアワイン」が熟成するとどのようになるかということだった。一般にはカリフォルニアものは、若いうちから美味しく飲める反面、熟成能力においてはフランス産ほどではないと言われているようだ。オーパス1が作られ始めたのは79年からなので、今日飲んだ82年はまだ4ビンテージ目。おそらくまだ試行錯誤のビンテージだったと思うが、私の印象としては、きれいに熟成していて完成度が高く、十分な熟成能力を発揮しているものの、フランス産に比べるとやや熟成が早い印象は免れなかった。ブラインドだと「75年のメドック」あたりと答えそうだ。 一方の96は凝縮感のあるボディとやわらかく丸いタンニンなど、非常に現代的な作りで、相変わらずすばらしい。 でもって、この96のようなビンテージが熟成すると82のようになるのかは、ちょっとわからない。この両ビンテージを結ぶ線は一本ではないような気がするので。機会があれば、もう少し多くのビンテージの垂直試飲など行ってみたいものだ。(って、ないか、そんな機会) |