2000年5月28日(日)〜31日(水)
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日時 2000/5/28
銘柄 リュシュット・シャンベルタン93
クリストフ・ルーミエ

仏>ブルゴーニュ>コート・ド・ニュイ/赤

購入店 やまや試飲
価格 1000円/G
コメント

色は中央部に黒みすらかかっている、非常に濃いルビーで、縁は紫の色調が見える。香りは残念ながら、固く閉じており、かすかにトップノーズに甘いバニラ香、口に含むとラズベリー、小梅などが感じられる。味わいもかなり手厳しい印象。酸は上質ながら豊富、タンニンもきめは細かいがしっかりしており、これらと向き合うべき果 実味は凝縮感あるんだけど、固く閉じこもっていて なんというか、芯があるような印象。もうちょっとふくよかさとか甘みとかが欲しいところだ。 それでもアフターに感じるかすかな果実の甘みが、おそらく熟成後はすばらしい味わいになるんではないかという期待を持たせる。
【?】

雑感

夕刻、やまや赤坂店のセールへ。試飲が目的だったんだけど、私の 行った時刻には、上記の一種類しか残っていなかった。香りがほとんど 感じられなかったのは、ヘタッていたからだろうか、それとも閉じている時期なのだろうか?夕刻に飲んだということは、朝の開店早々に抜栓した場合、5〜6時間は経過していたわけで、ヘタッていた可能性も ある。しかし、それにしては、芯を残したような味わいの固さがあることを考える と、 逆に閉じている時期だったのかもしれない。もしそうなら、抜栓後5時間たってもびくともしないということになり、それはそれでスゴイ。もし同じ銘柄をもっと早い時間に飲まれた方がいたら、ぜひコメントをお寄せください。

日時 2000/5/30
銘柄 ランソン・ブラックラベル・ブリュット

仏>シャンパーニュ/泡

購入店 信濃屋代田店
価格 1780円
コメント

色はオレンジ色を帯びた、中程度のイエロー。気泡はきめ細かいが勢いにやや乏しいのはハーフボトルゆえか。香りは洋ナシ、白桃、白い花、トースト、ミネラル、白カビチーズ。味わいは爽やかなしっかりした酸が口中に広がり、豊かな果 実味とのバランスが良い。ボリューム、コクはほどほど。爽やかな果実と酸中心の中庸を得た味わい。
【78】

雑感 家でシャンパーニュ、しかもそれ一本だけを飲むということは滅多にないのだけど、この日はなんとなく、先日購入したハーフを開けたくなって。ランソンは英王室御用達の名門。アラン・デュカス氏も推奨する銘柄とか。確かに中庸を得たバランスの良い味わいで、強い個性は感じないが、飲み飽きない銘柄という印象だ。爽やかな酸は、調べてみると マロラクティック発酵をしていないとのことだ。
日時 2000/5/31
銘柄 モエ・エ・シャンドン
・ブリュット・アンペリアル

仏>シャンパーニュ/泡

購入店 信濃屋代田店
価格 1780円
コメント

色はややオレンジがかった充実したイエロー。気泡はきめ細かくおだやか。香りは洋ナシ、白い花、イースト、ミネラル。味わいはみずみずしい果 実とすっきりして角のとれた丸い酸。昨日のランソンよりやわらかめで、各要素のバランスがよく、飲みやすい。泡ゆえの爽やかさとコクとがとてもうまく両立しており、エレガント。ランソンより私はこちらの方が好みだ。
【80】

雑感

昨日ランソンのハーフを飲んだらよく眠れたので、今日もまたシャンパーニュを。モエ・エ・シャンドンはドン・ペリで有名なシャンパーニュ地方最大の作り手。年産2800万本。現在はモエ=ヘネシー=ルイ・ヴィトングループの一環を担っている。それにしてもスパークリングワインのハーフって、夕食時に飲むには量 もちょうど良いし、何にでもあって良いね。近いうちにまた何本か買って飲み比べてみようと思う。