2000年5月5日(金)〜8日(月)

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日時 2000/5/5
銘柄 Ch.コスデストゥールネル89

仏>ボルドー>メドック2級> サンテステフ村/赤

購入店 US出張時購入
価格 12000円位(当時)
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色は縁にオレンジがかった濃いガーネット。香りは複雑で豊か。バラの香水、プラムのコンフィ、甘草、ユーカリ。全般 にメルローのキャラクターを強く感じる香りだ。味わいはアルコール分が高くしっかりしたボディ。タンニンはまだまだ豊富だが角は丸く、酸はやわらかい。フィニッシュには甘苦い果 実味とビターチョコのような風味のタンニンが層をなすように広がる。熟成途上でまだかなり手強い印象もあるが、メルローのキャラクターによるのか、今でも飲めるしなやかさもある。
【87】

雑感 今日は表参道の「カム・シャン・グリッペ」という仏料理屋で外食。
もちこんだこのワインは、 昨年4月のUS出張時に購入したもの。 NYのディカウントショップ風の店で買ったので、ちょっと状態が心配だったが、とりあえず大丈夫だったようだ。味わいはかなりメルロー的なキャラクターが感じられ、しなやかで今でも美味しく飲めるんだけど、アルコール度の高さから来るボディのしっかり感とまだまだ豊富なタンニンからは、本当にこなれてくるのはまだ先だろうという印象を受けた。
日時 2000/5/6
銘柄 Ch.ムートンロトシルト75

仏>ボルドー>メドック1級> ポイヤック村/赤

購入店 信濃屋試飲
価格 1200円/G
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今日も出かける前に、駆けつけ一杯、じゃないけど、信濃屋で試飲。それにしても75ムートンが一杯1200円って、すごく安いと思う。
色はかなりレンガがはっきりと感じられる濃いめのオレンジガーネット。香りはやや閉じ気味。カシスのジャム、ドライフルーツ、麦藁、黒土、黒鉛、ビターチョコ。複雑で密度感があるんだけど、ちょっと内にこもるような香りだ。味わいは酸、タンニンともかなりしっかりしており、タンニンには収斂 性があってピリリと厳しい印象。一方果実味の方はややひなびたような乾いたフレーバーなので、なおさらギスギスした印象が強くなる。時間とともにまろやかになってバランスがとれてくるものなのかどうなのか、私が飲んだのは抜栓したての一杯だけなのでなんともいえない…
【83】

日時 2000/5/8
銘柄 オート・コート・ド・ボーヌ94
ジャイエ・ジル

仏>ブルゴーニュ>オート・コート・ド・ボーヌ/赤

購入店 エノテカ
価格 3280円
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色は淡く、明るめのルビーで、縁が透明がかっている。 香りはフレッシュなラズベリー、イチゴ、ミネラル、ゴム、 そして特徴的なカラメルのような樽香。 回すとほんのりなめし革香が混ざり、複雑さが出始めているが、全体的にはまだ若めの香り。 味わいも甘酸っぱい果実味が主体で、ネットリとした粘性があり、 酸は豊かだが丸く、タンニンはおだやかで、後半に感じる かすかな苦みがフィニッシュを複雑にしている。 94ということで、熟成も早めに進んでいるかと思ったが、 意外なほど若々しい香りと味わいだった。【78点】

雑感 友あり遠方より来たる、ということで、この日はかっての同僚を迎えて新宿のカジュアルフレンチの店「ブラッセリー・ナガノ」へ。
持ち込んだワインがこれなんだけど、この店、カジュアルな店ながら、ワインもそれなりに安くて面 白そうなクリュ・ブルジョワを揃えていて、あえて持ち込むこともなかったと思わせるくらい。料理はプリフィクスで、3000円にしては量 、 質とも十分以上のレベル。4人で総計1万7千円也と実にCPの良い食事だった。