2000年4月15日(土)
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4/15(土)「田崎真也ワインサロン」にて
「オン・ザ・テーブル」というワインの頒布会の企画に参加。「ワインサロン」は虎ノ門から歩いて10分弱の愛宕山の中腹?にあり、都心にしてはちょっと不思議な雰囲気。 田崎さんが講義のようなことをするのかと思っていたら、そうではなくて、会場は立食パーティのような雰囲気で、軽食とともにワインを愉しむとう趣向だった。出されたワインは以下の通 り。
銘柄

<白>
・サントーバン・レ・コルトン97(マチュード・ブリュリー)
・ムルソー・ヴィエイユヴィーニュ97(ドウニブーセイ)
・ピュリニー・モンラッシェ97(ジェラール・シャヴィ)
<赤>
・ジュブレイ・シャンベルタン97(アルマン・ジョフロア)
・ヴォーヌ・ロマネ97(ルネ・アンジェル)
・リュリー・ラ・ベルジュリー97(スーニ)
・マルサネ・ルージュ・ロンジュロワ・ヴィエイユヴィーニュ97
                (レジ・ブーヴィエ)
・キュヴェ・タサキ98


食事はワインに合うような軽食をビュッフェ形式で。

 

ミーハーな私は田崎さんをつかまえて記念撮影 (^ ^;
 

まあ、この日は立食でみなさんなごやかに歓談という雰囲気だったので、私もメモもとらず、あまり細かいことは気にせずにいろいろと飲み倒してきた。そんな中で気に入ったのは「ヴォーヌ・ロマネ」と「マルサネ」。ヴォーヌロマネは知らない作り手のものだけど、さすがは「凡庸な作り手はあってはならない」とまで言われる名醸村のものでストラクチャーのしっかりしたワインだった。反対にマルサネは味わいそのものはちょっと薄っぺらなんだけど、ちょうど良い具合の熟成感があって、革やジビエの香りが心地よかった。白ではピュリニー・モンラッシェがよかったかな。サントーバンも悪くなかったけど、4500円というボトル価格を聞くとちょっと…。

ところで、この日ちょっと興味があったワインが「キュヴェ・タサキ」。キュヴェ・タサキというのはこの頒布会だけで特別 に配られる、田崎さんがブドウの選定から参加しているワインということで、ブドウは新潟産の マスカットベリーA。なんでもマスカットベリーAの生みの親である川上善兵衛さんの畑で有機農法で作られたブドウを使っているとか。
本来マスカットベリーAのワインは安価に作られるもので高収量なんだけど、このワインは採算を度外視して、低収量 でマスカットベリーAのポテンシャルに挑戦したとのことらしい。また98ビンテージには山梨産のカベルネソーヴィニヨンもブレンドされているとのこと。そこまで聞かされるとテイスティングの期待も高まるというものだが、 味の方は、ひとことで言うと濃縮ブドウジュースのような、やっぱりマスカットベリーAの味だった。

田崎さんと名刺交換なんかもさせてもらって、ミーハーに記念撮影もしてもらって、それなりに楽しかった催しだった。欲を言えば、それぞれのワインについての田崎さんのコメントを聞きたかったところだけどね。