2000年4月1日(土)〜
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4/1三茶小田島にて
ワインスクールの同期のソムリエ、高山氏が今度出来る沖縄店に異動になるというので、 お別れにと、ランシュバージュ83を持って訪問。

日時 2000/4/1
銘柄 ルイ・ロデレール・ブリュット ・プリミエ

仏>シャンパーニュ/泡

購入店 小田島にて
コメント 色は濃いめで、麦藁色がかったイエロー。気泡は細かく勢いがある。香りは強いイースト香が主体。他に黄色い花、ミネラル、洋ナシ。味わいはとてもなめらかな泡の広がりがあり、芳醇な果 実味としっかりしたしなやかな酸。全体のボリュームは大きめでしっかりしたコクがある。フィニッシュにはやや旨み系の果 実のフレーバーを感じ、総じてこくのあるしっかりしたシャンパーニュという印象。
【82】
日時 2000/4/1
銘柄 Ch.ランシュバージュ83

仏>ボルドー>メドック>ポイヤック/赤

購入店 持ち込み
コメント

縁にオレンジの見えるやや濃いめのガーネットで、輝きがある。香りはかなり熟成を感じる香り。ドライフルーツ、カシスのジャム、腐葉土、甘草、ヨードなど。アタックはなめらかで旨みのある果 実味を感じ、酸は丸く目立たず、タンニンはとけこんでいて、フィニッシュには果 実の甘みが長く続く。最初酸がやや足りないかと思ったが、しばらくすると後半にしっかり感じられるようになった。凝縮感はそれほど強くないが、やさしくバランスがとれており、良い熟成状態だ。 【87】

日時 2000/4/1
銘柄 コート・ロティ・ラ・ランドンヌ93(E・ギガル)

仏>コートデュローヌ>コート・ロティ/赤

購入店 小田島にて高山氏よりおすそわけ。
コメント 色は濃いガーネットで、縁にややピンクの色調。香りはまだ閉じており、しばらく置いておくと焼き栗、黒砂糖菓子、プラムのシロップ漬け、エスプレッソなどの凝縮された香りがほんのりと。アタックはなめらかで、凝縮された果 実味を感じ、タンニンは丸く熟していてスパイシー。酸はしなやかで、フィニッシュにはやや苦みを伴ったな果 実味とエスプレッソのフレーバー。 ちょっと開けるのが早かった感はあるが、相変わらずすばらしいワインだ。
【-】おすそわけのため点数は保留。
雑感 この銘柄の94ビンテージは先週わざわざやまやの新宿店まで試飲に行ったもの。みなさんと一緒に、と持ち込んだランシュバージュ83はそれなりによい熟成状態でほっとしたが、先方からこのようなスゴイワインをいただいていは、なんだか逆にこちらがよい思いをさせていただいたようで、ちょっと心苦しい。
日時 2000/4/2
銘柄 ラ・ターシュ96( DRC

仏>ブルゴーニュ>ヴォーヌロマネ村特級/赤

購入店 信濃屋ワイン館1周年記念で試飲
コメント 色は全体に紫がかった濃いルビーで、輝きがある。香りはブルーベリーやプラムのジャムのような濃縮された果 実香、生肉やレバー、鉄、ミネラル。回すとエスプレッソのような樽香。味わいはアタックからしっかりした酸味ときめ細かいが多量 のタンニン。果実味は凝縮しているが今のところまだ甘みを感じるようなものではなく、したがって全般 には苦みと酸味を強く感じる。 アフタには多量のしっかりしたタンニンが残る。構成の非常に堅牢なワインだが、現状は非常に ソリッドでガラスのようなピリリとした厳しさを感じる。
【?】
雑感 最近、今まで飲む機会のなかったワインにやっとめぐりあったと思ったら、その直後にまた飲む機会にめぐまれるというパターンが続いている。このラ・ターシュもまさに一昨日エノテカで初めて飲んだものだが、その時の91がやわらかく熟成を始めていたのに対し、この96はまだ固いツボミのような状態。私にはこのワインがこの先どのように熟成されていくのかわからないが、とにかく飲み頃は相当先だろう。ちなみに S・タンザー氏はこのビンテージに95+?とつけている。