2000年3月18日(土)
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3/18信濃屋代田店試飲コーナーにて。
天気がよかったので、午後散歩がてら近所の信濃屋へ。ワイン館オープン一周年ということで、今週来週はかなり豪華なラインアップの試飲が催される。今日のハイライトはなんといってもベガシシリアだったが、カレラも思ったよりずっとよかった。
ちなみにひとこと。今日の女性店員、一杯あたりのつぐ量が少なすぎるゾ!

日時 2000/3/18
銘柄 カレラ・ミルズ92
米>カリフォルニア>Mtハーラン/赤
購入店 信濃屋試飲
価格 900円/G
コメント 全体にオレンジ色がかったやや明るめのガーネットでかなり熟成を感じる色合い。香りは華やか。フランボワーズ、キルシュのリキュールのような甘い香り。枯れ葉、麦藁、なめし革、かつおだしのような香りも。味わいはアタックから豊かな甘苦い果実味を感じ、酸はしっかり、タンニンはきめ細かくとけこんでいる。ボリュームは大きめでコクがある。果実にかなり旨み系の味わいがあり、フィニッシュにはその果実味と酸味が後をひくように広がる。ビンテージよりも熟成感を感じ、きれいに枯れ始めている。【85】
総評/
雑感
このワインにはちょっと驚かされた。ミルズは先週の日曜日にも94を飲んで、「相変わらずの人工的なフレーバー」などと評したが、この92のボトルは全然違う。急速に熟成が進んでいる感じで、果実に旨み系のフレーバーが出てきて、複雑さを増し、味わいもより自然になっている。カレラはある程度熟成させないと本領を発揮しないのだろうか?

日時 2000/3/18
銘柄 ベガ・シシリア・ウニコ81
スペイン>リベラ・デル・デュエロ/赤
購入店 信濃屋試飲
価格 2000円/G
コメント ピンクがかったやや濃いガーネット。縁にややオレンジ。香りは閉じ気味で、上品なカシスリキュール、ブラックチェリーのコンフィ、タバコ、燻香、メンソールなどの香り。味わいはまさにウルトラスムーズ。アタックには豊かでいまだみずみずしさも感じる果実味。タンニンはきめ細かくシルキーで、酸もしなやかで質感がある。フィニッシュには酸とやや甘みを伴った果実のフレーバーが層をなすように広がり余韻も長い。すばらしく優雅なワインだ。
【88】
総評/
雑感
初めて飲んだベガ・シシリア。決して圧倒的な果実感があるわけでも噛めるような凝縮感があるわけでもないが、非常にスムーズかつシンフォニックな味わいに圧倒される。なんというか、静かな迫力があるワインだ。香りが閉じていたのが残念だったが、ボトル一本を食事を通して飲むとさぞすばらしいことだろう。

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