2000年3月7日(月)〜
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日時 2000/3/7
銘柄 ハロコ・レゼルバ93
(ボデガス・メディナ)
スペイン>エクストゥレ・マドゥーラ州/赤
購入店 信濃屋代田店
価格 1880円
コメント 縁にはっきりオレンジがかったやや濃いガーネット。粘性やや大きめ。香りは華やかだが、樽香が支配的。バニラ、ビターチョコのような樽香をトップノーズに感じ、回すとプラム、タバコ、燻香など。
味わいはまろやかでスモーキー、甘みを伴った果実のフレーバーが中心で、タンニンはきめ細かいがやや乾いた印象、酸は丸く後半にかけて広がる。ボディはスマートめで、フィニッシュにはメンソールっぽい風味と酸味が感じられ、余韻はやや長め。リーズナブルな価格でありながら、適度な熟成感を味わえる。
【78】
総評/
雑感
ハロコレゼルバは以前92を飲んで好印象だったワイン。今回飲んだ93はまずコルクから液漏れした跡があり、しかもコルクが乾ききっていて途中で折れてしまった(私が下手なだけ?)ので、状態が心配だったが、飲んでみると相変わらず良好なコストパフォーマンスをみせてくれた。セパージュ(品種構成)はテンプラリーニョ、CS、ガルナッチャだそうだが、中でもテンプラリーニョの個性が良く出ている。ちなみにこのワイン、格付けは「 VIno de la Tierra(地酒)」でラベルはコルク製という個性派。
日時 2000/3/9
銘柄 ジュブレイ・シャンベルタン94
(レリィティエ・ギョイヨ)
仏>ブルゴーニュ>ジュブレイシャンベルタン村/赤
購入店 いただきもの
コメント 色はどちらかというと淡めで、ややオレンジがかった明るいルビー。香りはラズベリージャム、小梅。回すと革、タバコ、燻香など。ハチミツのような独特の香りも。味わいはまろやかなアタックで豊かな果 実のフレーバーを感じ、タンニンはきめ細かくおだやか、酸は丸いがしっかり。フィニッシュには果 実味と同時にはっきりした苦みも感じ、余韻は中程度。蜜のようなちょっと独特のフレーバーがあり、ほどよい熟成感を味わえる。【76】
総評/
雑感
我が家のストックの中で最も古いワインのひとつ。結婚祝いに取引先からもらったものだが、常温でふた夏越しているため果 たして飲めるか相当に心配だった。しかしいざ開けてみると後半にかなり苦みを伴うものの、熟成状態は比較的良好で結果 オーライ。ちなみにレリィティエ・ギョイヨは「クロ・ブラン・ド・ヴージョ」の モノポールとして知られているが、実力的にあまり高い評価は聞いたことはない。
日時 2000/3/10
銘柄 Ch.ラトゥール87
仏>ボルドー>メドック1級>ポイヤック/赤
購入店 銀座「青山」にて
コメント 色はやや濃いガーネット。香りは冷たく湿った香り。カシスリキュール、ブラックベリーのコンフィ、回すと木の根や甘草、丁字、八角など複雑。味わいはやや甘みを伴った果実味を中心に、タンニンはきれいに溶け込んでいて、酸も丸くおだやか。全般に軽めではあるが角の取れた熟成感のある味わいで、バランスがよい。【89】
総評/
雑感
今日はまっすぐ帰宅する気でいたら、帰り間際になってお誘いが。店はどこにしようかというので、ここぞとばかりワイン3割引き期間中の銀座青山にしてしまった(^ ^;。週末とあって、店内は満員で、女性比率がやたら高い。ワインは相方の希望で、以前にも飲んだことがあるラトゥール87。酸が控えめでやや平板な印象もあるが、熟成状態、保存状態ともすばらしく、軽めの味わいがむしろ懐石によくあっていた。これで1万ちょっとの価格は巷のワインショップよりもはるかに割安だ。

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