取引先との飲み会等が多く、自分にとっては例外的によいワインを多く飲んだ月。
このクラスになると今までの自分の評価法ではほとんど【A++】になってしまうので、時には100点法での評価も併記してみることにした。 |
日時 |
1999年3月30日
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銘柄 |
ボーヌ・1erCru・ペリエール85(ルロワ) |
購入店 |
銀座青山にて |
価格 |
12000 |
コメント |
取引先の人たちと数名で、銀座のワインと和食の店「青山」へ。量をあまり飲まない分ちょっと高めのワインを注文してみた。一本目はルロワのボーヌ1級。香りはジビエ、腐葉土、革などの熟成香主体だが果実味もしっかり残っている。味わいは酸味おだやかでキメ細かなタンニンとそこそこのボリューム感。香りは感動的だったが、味わいはまあまあのレベルかな。
【A++】(88) |
日時 |
1999年3月30日 |
銘柄 |
Ch.ラトゥ-ル
87 |
購入店 |
銀座青山にて |
価格 |
22000 |
コメント |
ルロワのあとに頼んだのがこの銘柄。前日に続いて、二日連続ボルドー1級とはなんと贅沢な!こんなことはそうはないと思いながらも、すっかり堪能させていただきました。
オフビンテージながら極めてしっかりした骨格。果実味は乏しくなっている感じだが、熟成感もありタンニンもこなれている。ただ時間とともに香りが弱弱しくなったのが気になる。
【A++】(88) |
日時 |
1999年3月29日 |
銘柄 |
Ch.オーブリオン
86 |
購入店 |
シノワ |
価格 |
27000 |
コメント |
ワイン好きの友人たちと銀座のシノワへ。みんなで割れば怖くない、とこのような高価なワインを注文してみた。
色は暗くてわからず。 香りはブラックベリーなどの果実、甘草、ちょっと胡椒っぽいスパイシーな香りも。香りの強さは強烈だが複雑さはそれほど出ていない。味わいは夕ンニンがまだ非常にしっかり残っていて、飲み頃にはまだかかりかかりそう。店の人もまだもったいないと言っていた。【A++ 】(91)
<他に飲んだ銘柄>
マジ・シャンベルタン
(ブシャール・ペール・エフィス ) 83
【A+】 |
日時 |
1999年3月28日 |
銘柄 |
ペンフォールズグランジ
87 |
購入店 |
荻窪ドミナスワイン会 |
コメント |
ドミナスでワイン会。この日のテーマはカリフォルニアとオーストラリアの赤。で、メインの銘柄がこれ。香りは非常に還元的でシンナーやセメダインの様な揮発性の香りが中心。その奥から濃厚な果実の香り。味わいは凝縮感のある果実味に対して、酸味渋味は角がとれていて、全体の印象は甘味すら感じる。とにかくボリューム感がすごい。
【A+?】 |
日時 |
1999年3月26日 |
銘柄 |
Ch.レオウィル・ラスカズ
84 |
購入店 |
銀座青山にて |
価格 |
11000円 |
コメント |
取引先との宴会の下見のため、気のおけない友人とともに、銀座の和食とワインの店「青山」へ。ワインリストは錚々たるものだが、予算の関係もあって、この日頼んだのはオフビンテージのラスカズにとどめておいた。オレンジがかったやや濃いめのガーネット。香りは熟成香主体で、巧ち木や湿った土、甘草などのスパイスも。味わいは凝縮感には乏しいが、酸もタンニンもこなれて、スルスルと飲める。非常にバランス良く熟成したワイン。状態もすばらしかった。
【A++】(89) |
日時 |
1999年3月25日 |
銘柄 |
サシカイア
95 |
購入店 |
信濃屋 |
価格 |
9800 |
コメント |
この日は、昨年ワインエキスパートを取得した同僚の話を聞くというお題目で、お茶の水のイタリア料理の店「フェラーラ」へ。ワインはせっかくだからと、店の人に無理を言ってサシカイアを持ち込ませてもらった。
香りはカシスリキュール、ブルーベリー、ミントなどに加えてバニラっぽいニュアンス。果実香主体でそれほどの複雑さはない。味わいはアタックからとても丸やかで非常にきめ細かいタンニンとおだやかな酸がよく調和して、
とてもエレガント。力強さはないが、すばらしいワインだ。
【A++】(89) |
日時 |
1999年3月22日 |
銘柄 |
ヴォーヌ・ロマネ96(ベルトラン・アンボワーズ)
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仏>ブルゴーニュ>ヴォーヌロマネ/赤 |
購入店 |
東急本店 |
価格 |
3800 |
コメント |
梅、ラズベリー、ややジビエや革のニュアンスも。ボリューム感ある果実とややキツめの酸。
【A】 |
日時 |
1999年3月11日 |
銘柄 |
ハロコ・グランレゼルバ
92 |
スペイン> |
購入店 |
信濃屋 |
価格 |
2000円位 |
コメント |
薄めのガーネットの色調はすでに熟成感を感じる。ラズベリーなどの果実、バニラ、桔れ葉や木の根の香りも。味わいはタンニン丸く、渋みがおだやか。酸味はやや強めに感じるが、果実の甘みも十分にあってバランスがよい。ボディはやや弱いものの熟成感ありコストパフォーマンス高いと思う。コルク材質のラベルがオシャレ。
【A+】(85) |
日時 |
1999年3月8日 |
銘柄 |
カレラ・セントラルコ-スト・シヤルドネ
97 |
カリフォルニア>セントラルコースト |
購入店 |
やまや |
価格 |
980 |
コメント |
カリフォルニアの名門ワイナリーが作る普及版のシャルドネ。黄桃、パイナップル、洋なし、黄色の花などの香り。味わいは果実味が豊富でボリューム感がある。酸味はややひかえめで、熟した果実味からくる甘みもあるが余韻には苦みも感じる。【A-】
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日時 |
1999年3月6日 |
銘柄 |
ル・バーン・デュ・シャトー・オーブリオン94 |
仏>ボルドー>グラーブ/赤 |
購入店 |
やまや |
価格 |
6980円 |
コメント |
ボルドー1級格付けのCh.オーブリオンのセカンドワイン。カシス、甘草、バニラなどの複雑で豊かな香り。味わいはタンニンやや固いが、甘い果実味が酸とバランスよく、今でもすでに美味しく飲める。買い得感有り。
【A++】 (89) |
日時 |
1999年3月5日 |
銘柄 |
Ch.ラグランジュ
95 |
仏>ボルドー>メドック3級>サンジュリアン/赤 |
購入店 |
エノテカ |
価格 |
3500 |
コメント |
サントリーが所有するボルドーの3級格付け、ラグランジュ。甘草,黒砂糖菓子,バニラ,ココア。キメ細かいタンニンとやや酸味の勝ったマイルドな味わい。95年ということで、まだもったいない気もしたが、デキャンティングによって味もまろやかになって美味しく飲めた。
【A++】(89~90) |
日時 |
1999年3月4日 |
銘柄 |
BELONDRADE
y LURTON |
スペイン>ルエダ/白 |
購入店 |
銀座「福臨門」にて |
コメント |
会議のあとの懇親会で、自分ではまず行けないような高級中華へ行く機会に恵まれた。
出てきたワインはスペインのルエダ地方産。名醸地リヴェラ・デル・デュエロの西に位置するDOだ。作り手はボルドーの名家リュルトン一族らしい。で、結論から言うとこのワイン、実にすばらしい。黄色い花や洋ナシ、白桃などの香り。味わいはふくよかなボリューム感、やや甘みを伴った果実味、それでいて酸がしっかりしていてさわやか、中華にも相性がよかった。おすすめだ。ちなみにブドウ品種はこの地域の特産の「ベルデホ」種とのこと。
【A++】(89) |
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