2000年2月14日(月)〜

日時 2000/2/14
銘柄 キャンティクラシコ・ペポリ96
アンティノリ
伊>トスカーナ/赤
購入店 やまや新宿店
価格 1980円
コメント 紫色がかった、やや明るめのルビー。香りはやや閉じ気味で、プラム、フレッシュブルーベリー、黒オリーブ。モカ。回すとやや肉汁のような香り。味わいはミディアムボディで果実はやや旨み系の味わい。酸は比較的しっかりしており、タンニンは多くはないがざらつく感じ。アフターにはやや甘みを伴った果実のフレーバーが感じられ、余韻は中程度。【72】
総評/
雑感
12月に飲んだのと同じワインだが、その時のコメントを見ずに書いてみたら、前回のコメントとだいぶ違った結果になった。ボトル差だろうか、2ヶ月という月日の経過が影響したのか…前回はあまり酸やタンニンの主張は感じなかったが、今回はどちらの要素もかなりしっかりしていると思った。まあ結果的には評点は前回(71)とほぼ同じになったわけだが…

日時 2000/2/16
銘柄 ジュブレイシャンベルタン・1erCruクロサンジャック94
ドミニク・ローラン
仏>ブルゴーニュ>ジュブレイシャンベルタン1級/赤
購入店 マレシェ・オーヴァンYAMADAにて
価格 15800円
コメント 色調はオレンジがかったルビー(だと思うが暗くてよくわからず)。香りは華やかで複雑。バニラ、カラメルの樽香、イチゴ、フランボワーズなどのみずみずしい果実香に加え、なめし革やジビエ系の香りも混ざるかなり熟成を感じる香り。味わいはアタックから強めでやや甘みをともなった果実のフレーバー。ボリュームは(この年にしては)大きめで、タンニンはきめ細かく、酸は上質だがしっかりしていて後半に広がる。アフターには甘みとともにやや苦みも伴った果実を感じ、余韻はやや長め。果実のフレーバーが豊かで、各要素もしっかりした大柄なワイン。【85】
総評/
雑感
某レコード会社のプロデューサー氏と表参道の「マレシェ・オーヴァンYAMADA」へ。ここはブルータスでもかって絶賛されていたりして、前から一度行ってみたかった店だ。アンリ・ジャイエやDRCが並ぶ凄まじいワインリストの中から選んだワインは「新樽200%」で知られるドミニク・ローラン。年は94と良い年でなかったが、その分熟成がすすんでいたようで、状態はすばらしかった。食事も美味しく、料理とワインのマリアージュを堪能させてもらったが、難を言うと値段がちょっと高めだったような…

日時 2000/2/18
銘柄 ヴァン・ダンジュ・ド・ニュイ96  
仏>ラングドック( V.d.p)/赤
購入店 やまや赤坂店
価格 500円
コメント 色調は紫がかった濃いルビー。香りはシンプルだが強烈。ブルーベリーのジャム。それも煮詰めてドロドロの状態のジャムを嗅いでいるよう。味わいはかなり過熟気味の果実味が主体でジューシー。しっかりした酸がのっぺりした感じになるのを防いでいる一方、タンニンはフィニッシュに口中にへばりつくように広がり、全般にはかなり各要素があばれている印象をうける。【62】
総評/
雑感
本HP最安値ワイン。「安ワイン道場」で師範が誉めておられたので買ってみたが、残念ながらこのボトルに関しては今ひとつ。
伝統的なチリワインによくあるようなジャムっぽい香りと味わいが主体で、なんというか「どぎつい」印象。正直言って、3杯以上飲むのは辛い。師範のコメントはこれとはだいぶ異なるので、おそらく状態が悪かったのか、ロット差(orボトル差?)なのだと思う。こういうこともあるからワインって面白い(難しい)。