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2001.09.01. 掲載
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午前11時にクレタ島を出港したオリンピック・カウンテス号は、午後4時にサントリーニ島の沖合いに停泊した。この島には大型船は接岸できないため、下船はテンダー・ボートによって行われる。これまで予定されていながら、結局は今回が最初で最後のテンダー・ボートによる下船乗船となった。
サントリーニ島は今回のクルーズで最初に上陸したミコノス島などとともにキクラデス諸島に属する島で、その最南端にある。また、この島の火山の大爆発が、クレタ文明の崩壊につながったという説があることをクレタ島のところで紹介した。
もともとは丸い島だったが、数回の噴火で形を変え、BC15世紀の大噴火と地震で島の中心部が沈み、断崖絶壁が半円を描く湾が形成された。その沈んだ部分が幻のアトランティス大陸ではないかと言われている。 島の中央部にフィラの町があり、北の端にはイヤの町がある。
上陸してロープ・ウエイで300メートルの断崖の上にある「フィラ」の町に登った。そこから海に向かった斜面に白い四角いコンクリートの家が密集している。断崖の下には湾が広がり何隻かのクルーズ船が停泊しているのが見えた。
午後8時にオリンピック・カウンテス号はサントリーニ島を出航し、ピレウス港へ向け135海里(115km)を航行中。
いよいよ翌朝ギリシャ本土のピレウス港に帰港し下船する。そのための準備について記録しておいた。
1)精算関係
船内の食事はダイニング・ルームとビュッフェのどちらで食べても無料だが、アルコール類は有料、そのほかのバーなどの飲食や写真などの購入も有料で、キャビン番号とサインでOKだった。午後2時からはこのサービスはストップされ、その都度現金払いと変わり、夕方には請求書がキャビンに届けられた。私たちはクレジット・カードを予め登録しておいたので、精算はこれで完了。ホテルよりも楽だ。
2)チップ
チップも毎朝枕もとに置く必要はなく、最後の日に請求書と一緒に「GRATUTITIES」と書かれた封筒がキャビンに届けられ、これに既定のお金を入れて投函箱に入れるだけなので、これも面倒がなくて助かった。チップの額は1日1人当たり9US$で、2人4日分で72US$になる。これは$でもドラクマや日本円でも良い。私たちは添乗員の指示で9000円を入れた。
3)パスポート受け取り パスポートは乗船パスと引き換えに添乗員がもらってきてくれた。
4)荷物
荷物は午前2時までに、キャビンの外に出しておくと、ポーターが船外に降ろしてくれる。
5)チェック・アウト
キャビンは午前7時までに空け、7時45分までに下船する。
午前7時にオリンピック・カウンテス号はピレウス港に接岸した。これで4泊5日のクルーズは終った。楽しい旅、素晴らしい720海里(610km)だった。