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パソコン物語

第1章 何はともあれインターネット

1996.10.03. 掲載
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理事会で緊急提案

同好会ができるきっかけとなったのは、8月3日の定例理事会の終了間際に明石が提出した動議だった。「パソコン同好会を作ろう、そしてインターネットに接続できるようになろう、交野市医師会のホームページも持とう」という趣旨の説明に対して全員が賛成した。これには、堺のO−157感染騒ぎでインターネットの威力をまざまざと思い知らされていたことが大いに関係していると思われる。世話役として指名された野村は、この場の雰囲気から引き受けざるを得ないと観念した。

日本橋でパソコンを購入

世話役を引き受けた野村は、その日のうちに日本橋に出かけ、Windows95マシーンを購入した。DOSマシーンで日常生活は十分間に合っていたのだが、<今日の指針>CD−ROMのDOS版をこの夏の出版から廃止し、Windows とMacのみにするとの通告があったので、Windows95に変える潮時と思い、機種の検討を終わっていた。その中から、初心者にも向く家庭用高級機種を選んだのである。

ポストにカタログの束

8月8日の夜、野村が夕刊を取りに行くと郵便受けはパソコンのカタログの束で占拠され、「明石から頼まれてパソコンのカタログを集めてきた、検討を頼む」との三宅の添え書きが付いていた。これは大変、皆は盆休みの間にパソコンを購入しようとしているようだが、盆休みまでにほとんど時間がない。そこで翌朝、推薦3機種を医師会会員に回覧した。後から考えても、この明石・三宅の連携プレ−にかなりのプレッシャーを受けたのは本当である。

高橋 徳先生へのメール

敬称略と断りながらここでは<先生>が出てくるのは、高橋徳先生が当医師会の先生でないからである。先生は高槻市医師会の理事、大阪府医師会の広報委員など、多くの役職に就かれていて、府医ニュースの<拡大鏡>では<礼>のペンネームで執筆をされている。かのO−157騒動の際に、会長からインターネットの情報を入手するようにいわれて、お世話になったほか、パソコン通信の醍醐味を教えてもらった野村の師匠でもある。

『...先日はご迷惑なお願いにお応えいただき、ありがとうございました。

8月3日の当医師会の定例理事会で一理事より緊急提案があり、パソコン同好会を作ること、小生にその世話役を当てることが決められました。以前から役員を免除してくれるのならお世話をしてもいいと言ってはいたのですが、今度のO−157で、インターネットに接続したいという会員の願いが一気に燃え上がった次第です。

夏休み明けから始めようと思っていたのですが、先走る先生も出てきたので、今日A会員全員(といっても35名ですが)に以下のFAXを送信いたしました。

平均年齢が約60歳の全くパソコンを触ったことがない人達に、インターネットでネットサーフィンができるようにアドバイスをするということは、結果がどうなるのか今から興味津々ですし、楽しみでもありす。

理事会で決議されたので、早速CANBE Ct16をS店で買ってきました。そして、呆れるほど高機能で簡単なのに驚きました。WIN3.0、3.1でインストールに悪戦苦闘したことが嘘のようです。昨日の午後は休診だったので、アサヒネットとC&Cmeshの二つからインターネットに接続しました。ASAHI−NETはパソコン通信のIDとPWがそのまま使えるし、枚方にアクセスポイントがあるので毎回つながりますが、meshは5回に1回くらいで嫌になりました。

ホームページの作り方をみると、HTLMというのは簡単なテキストファイルなので、MIFESでもあらかたできそうな感じがしますが、いかがでしょうか? とりあえず、ASAHI−NETの個人ホームページに、当院のものを作ろうかと考えています。5MBまで無料とのことです。

OMMCC−BBSにも3年位お邪魔していないと思います。というより、NIFなども必要な時にしか覗くことがなくなりました。インターネットも周りに押されて仕方なく始めようとしています。マイコンクラブ8月度例会のご案内ありがとうございました。あいにく小生は旅行中で、教えていただきには参れません。

取り急ぎ、お礼まで                    8/9 野村 望

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会員各位                             8月9日 野村 望

暑い日が続いていますが、間もなく夏休みに入られる先生方も沢山いらっしゃるかと存じます。理事会だよりにも書かせて頂きましたが、8月の理事会でパソコン同好会を作ることが決められ、小生がそのお世話をさせてもらうことになりました。具体的には休み明けから活動開始と考えておりましたが、とりあえず現在考えていることをご報告いたしておきます。

パソコン同好会について
1.対象:パソコンを使ってみたい人
  (パソコンを触ったことがない人、パソコンを持っていない人でもよい)
2.パソコンの機種: 差し当ってはウインドウ95搭載パソコン
  (将来はマックユーザーにも入って頂く予定)
3.目標
  1)インターネットに接続
  2)医師会のホームページ作成
  3)個人のホームページ作成
  4)日常業務のアシスタントに活用
  5)ホビーに活用
4.推薦パソコン順位
  1)NEC CANBE Ct16     ¥498,000
     家庭用としては最高(奥様やお子様も遊べます)
  2)NEC VALUE STAR V16 ¥368,000
     仕事用に最適
  3)NEC VALUE STAR V20 ¥690,000
     一般の業務用としては最高の部類、医師会事務所用に購入したい
  いずれも新製品(6月、7月発売)ですが定価の65〜70%位で購入できる
  と思います。性能から比較して、1年前の70%、5年前の30%位の値段な
  ので、思い切って奮発されることをお薦めします。このクラスであればCPU
  は最速で、機能的に現在最高の部類に入ります。
5.パソコン購入方法
  1)一括購入(S社J社の外商に見積をとる)
    夏期休診が終わればアンケートをとり、医師会でまとめて購入する予定。
  2)個別購入 
    夏期休診中に買われるのであれば、S社が比較的安くて保障も長く
    安心、J社も安心だが少し高い。(いずれも日本橋にあります)
6.パソコン同好会:休み明け早々に会合を持ちたいと思っています。』


高橋 徳先生からのメール

>理事会で決議されたので、早速CANBE Ct16をS店で買ってきました。そして、呆れるほど高機能で簡単なのに驚きました。WIN3.0、3.1でインストールに悪戦苦闘したことが嘘のようです。

先生のように立派な下地があるのと無いのとではだいぶ違いがでそうです。

>ホームページの作り方をみると、HTLMというのは簡単なテキストファイルなので、MIFESでもあらかたできそうな感じがしますが、いかがでしょうか?

はい、その通りですが、HTMLエディターという便利なものが数種類あります。IBMのホームページビルダーとかADOBE PAGE MILLとかがありますが私はフリーウエァの簡易HTMLエディターを使っています。NetscapeのGoldシリーズと組み合わせると最高です。

>とりあえず、ASAHI−NETの個人ホームページに、当院のものを作ろうかと考えています。5MBまで無料とのことです。

畑先生のホームページもASAHIにあります。 http://www.osaka-med.ac.jp/~friend-2/index.html を覗いてください。そこから私や畑先生のページにとべるようになっています。 TOKU 』


ホームページを作った

盆休みが明けてからパソコン同好会の活動を始めればよいだろうと考えていたのに、この熱気である。もう悠長に構えておられない。その日から、Windows95の勉強、インターネットへの接続、ホームページの研究のほか、使用中のDOSパソコン2台の中身を移し替える作業などで慌ただしい生活に突入した。8月15日夕刻に野村医院のホームページが完成した時には感極まって万歳!万歳!と2唱、高橋徳先生にメールを出し、翌朝5時に家を出て伊豆方面へドライブ旅行に出かけた。


高橋徳先生へのメール その2

...敗戦記念日の今日午後9時過ぎにホームページを持つことができました。MIFESだけでやってみました。私の作った256GIFがインターネットエクスプローラーで表示できないので(FPICSからダウンしてきたツールで作った)JPEG画像にしました。

MIFESで作ったファイルの拡張子が4文字にできないので、これをEC3 PLUSでRENAMEするというのがちょっと面倒でした。というより3文字以上の拡張子などマック並みなことができるとは驚きでした。浦島太郎です。

一応タイムリミットに何とかできあがり、喜んでいます。明日午前5時出発で、伊豆方面へ家内の家の一族約30名とドライブ旅行に出かけます。...拙いホームページですが一度覗いてみて下さい。  index.htmlです。


メールを差し上げ、旅行から帰ってくると以下のメールが届いていた。

野村 望 先生 うひゃー、さすがはBOW先生、すごいですね。私は昨夜、琵琶湖方面から渋滞30Kmの中を帰ってきました。インターネット用のパソコンの電源がまだ入っていません。これから見にいきます。TOKU 

そして、大阪府医師会マイコンクラブのホームページに、マイコンクラブOBとして、野村医院のホームページにもリンクを張って下さっていた。野村は10年間マイコンクラブの会員であったが、医師会独立後は多忙のため例会に出席することができず、昨年退会したのであった。インターネットの先達に「さすがはBOW先生、すごいですね」と言って頂き、子供のように嬉しかった。「BOW」というのは、野村のパソコン通信でのハンドルネームである


打合せ会に11名が集まる

当医師会員の盆休みが明けた8月21日に、パソコン同好会の打合せ会を開いた。明石、三宅はもちろん参加するだろうが、そのほかに何人参加希望者があるのか皆目見当がつかない。しかし、多くて4〜5名くらいだろうと予想していた。ところがである、打合せ会が始まると11名が現れ、そのほかに4名から「 あいにく今日は出席できないが参加したい 」とのFAXが届いた。全部で15名には驚いたが、飛び抜けて若い山添、寳田を除くと平均年令が60歳に近い中高年層で、出席した11名の中で自分を除き、誰一人パソコンに触れたこともないという事実を知り、野村はトリプルショックを受けた。

この際、必要なものは全部買っておこう

参加希望15名のうちでパソコンを持っているのは4名しかいない。寳田は「この際必要な道具は全部揃えておきたい、プリンターはカラー印刷できる方がよいのではないか」との意見。結局プリンターまで買うことになった。パソコンの実物とインターネット接 続の実際を見るために、8月24日に最初例会を野村医院で行うことに決定した。

マルチメディア・パソコンがよい

機種にPC−9821Ct16 CanBeを選んだ訳は、1)最速のCPU:Pentium 166MHz である、2)附属モニターが17インチ、3)ビデオRAMが2MB ある、 4)音楽、画像、写真も楽しめる、5)CD−ROMドライブが4連装、6)NECの製品であり、サポートがしっかりしている、7)コスト・パフォーマンスがよい、8)形がスマートである。9)6月発売の新製品である、10)野村が購入して現在使っている、11)家族の誰もが楽しめるマルチメディアパソコンだから、先生が使いこなせなくても誰かが使うので無駄にならないし、家族から白い目で見られずに済む。

プリンターはカラー印刷では最高画質のランクに入るCanon BJC−610JWにした。レーザープリンターの方が実用的と思えるが、松吉が救急の日の講演のためにMacとインクジェットプリンターを使って作ったポスターの素晴らしさを思い、カラープリンターに決めたのである。

一括購入をS社に断られた

パソコンとプリンターが決まったので、翌22日にJ社とS社の外販部から一括購入しようと見積りをとった。S社は野村がいつも購入する量販店で、そこそこに安く、安心な店である。J社からは何回か電話とFAXがあるのに、S社からは電話がない。しびれを切らしてこちらから電話をかけると、医師会で一括払いをしてくれるのでなければ応じられない、個別の搬入は駄目だと断られた。

そうなるとJ社に決めざるを得ないが、そのようなことは話す必要もなく、「S社からも見積もりを取るぞ」と最初に通告したままで交渉を続けた。その結果は、パソコンが定価の69%、プリンターが70%とまずまずの成績で、個別搬入してもらうことになった。当然とはいえ、S社で自分が購入した価格よりも安くなったのを知って野村は苦笑い。

第1回目の例会の内容

8月24日(土)午後2時から5時まで、野村医院診察室で第1回例会を行った。出席は池田、尼子、後藤、野村、明石、三宅、松吉、寶田、山添の9名で、欠席の連絡があった会員は宮宗、寺嶋幸、寺嶋秀の3名であった。以下当日行った内容を書いて置く。

1.一括購入予定のパソコンの簡単な紹介
2.インターネットに接続する
・野村医院ホームページの紹介、
・リンクしている関連HPへのネットサーフィンとして、府医マイコンクラブ、畑クリニック、
 府医、枚医のホームページを見る、
・国内の一般のHP(アサヒネットのホームページなど)

3.パソコン通信に接続する(アサヒネット)
4.CD−ROMを楽しむ
 ・添付ソフト(aポカフォンタス、bカラオケ<歌楽ボーナスセレクション>)、
 ・購入ソフト(a医用:<今日の指針>、b一般:シネマガイド全洋画96、
  cコダック:フォトCD、d音楽CD:<ミュージカル名画集>)
5.テキストリーダーで楽しむ
 メモ帳に「 今日はパソコン同好会の最初の例会です 」と書き、これをテキストリーダーに読ませ、
 男女の区別、話す速度、ピッチ、アクセントの強弱などの設定を変えてみた。
6.TVを楽しむ
 パソコンの画面の好きな位置で、TVを視聴することができ、フルサイズにも拡大可能、
 フリーズ(静止画像取込み)、分割(マルチ画面)取込みもできる。またTVを試聴しながら
 他のタスクを実行できる。その例として、インターネットに接続した。
7.VTRを楽しむ
 TV画面をビデオ入力に切替え、VTRに<内視鏡検査の実際>というカセットを挿入し、
 Ct16の画面の一部(あるいは全部)を使ってこのビデオを再生した。
8.ビデオカメラで画像を取り込む
 Ct16の前面にあるS端子接続用にHi8ビデオカメラを接続し、画像を表示させたり、
 取り込みを行った。
9.野村医院のパソコン活用紹介
 これまでDOSで11年間診療に使ってきた一部を紹介した。(パソコン通信の活用、画像表示、
 スキャナーで写真の取込みの実際、今日の指針、医師会関係ファイル、診療関係ファイルなど)
10.日本語入力の練習
 メモ帳という簡易ワープロを使い、ローマ字変換によって自分の名前、住所を書く練習を少し行った。
 (これはインターネットのオンラインサインアップの際に最低限必要)

例会の日程決まる

8月27日に、例会の開催日と時間がアンケートの結果から以下のように決まった。
 例会開催日:毎月第2土曜日午後2時から4時まで、
 副例会:毎月第3月曜日午後2時から4時まで、
 上記開催場所:医師会事務所または隣の会議室、
 実習用パソコン:医師会事務所購入分(PC−9821Ct16/FB)
 ただし、パソコンを購入したばかりの熱が冷めない内に、早くパソコンの操作を修得できるように、
 野村が医師会事務所に待機し、よろず相談を受け、技術指導も行うことになった。
 <鉄は熱いうちに打て!>の実践である。

しまった、早く買い過ぎた!

9月2日午後2時から3時30分まで、医師会事務所の向かいにある訪問看護ステーションの部屋を借りて、購入パソコンの接続とWindows95のセットアップをする作業を行った。これに立ち会ったのは11名で、この作業を簡単と思った人と難しいと感じた人に分かれたようだ。弱気な後藤の発言を聞いて、「 しまった、早く買い過ぎた、もう少し待ったら新古品を安く買えたのに 」とつぶやいたのは明石である。

無理が通れば道理がひっこむ?

尼子はセットアップ作業を眺めていて「おかしい、うちのはモニターの画面が出ない」と首を振る。作業が終わるや「ちょっと来て、見てくれ」と野村に往診を依頼した。

調べてみると、モニターのコネクターが逆向きに差し込んである。台形の形をしたコネクターをどうして逆に挿入できたのか、今でも理解に苦しむが、とにかくそのような状態で接続されていた。引き抜いてみると1本のピンが底で90度、中間で180度完全に折れ曲がっている。

道具がないので、家に持ち帰ることにしたが、17インチのディスプレイ本体にコードは固定されているので本体ごと運ばなければならず難儀であった。

家に持ち帰って特殊なラジオペンチで、折れ曲がったピンを恐る恐る伸ばし、何とか修復に成功した。自分のパソコンに接続して画面が出ることを確かめるやいなや電話をすると、尼子は大急ぎで満面笑みをたたえて引き取りにきた。よかった、よかった。

この話は間もなく会員全員に知れ渡った。リークした犯人は往診をした人間である。これが病人なら守秘義務違反を問われるところだが、相手はモニター、堪忍堪忍。そして爆笑、また爆笑が続くと、パソコンを始めて手にした会員の緊張が一気にゆるみ、和やかな雰囲気となった。

尼子はコネクターに付けてある矢印の書き方が悪いと言い、それを松木は全面的に肯定した。それはそうなのかもしれないが、ちょっと強引過ぎたのではないか、それ以上に老眼が災いをしたのではないか、と野村は推量した。

懲りない先生

医師会事務所のパソコンのセットアップも終り、尼子のモニター騒動も解決したので、その夜野村は気持ち良くビールを飲んでいた。そこへ尼子から電話があり「パソコンを触っていたら、部屋の画面になったが、そこから出られない、助けてくれ」と照れくさそうに言う。マニュアルを調べて「画面の左隅に、少しだけドアが写っているから、そこをクリックしてみたらどうか」とアドバイスをしたら暫くして解決できたとの電話が返ってきた。

「壊してしまった」と、先ほどまでしょげていた人が、懲りずにパソコンにチャレンジするのを知って、野村はいささか感動した。そして、この人は64歳ではあるが、きっと早くパソコンをマスターするだろうと思った。この話もリークしたのはもちろんである。

会長も好きやなあ

医師会長の小菓は元来機械いじりが好きな人間である。ビデオに凝った時期もあったようだが、今回は一括購入の少し前に自分でパソコンを買ってしまっていた。同じNECの98シリーズだから、インターネット接続に問題はないが、いかんせん、マルチメディアパソコンではないのでTVを取り込めないし、カラオケもできない。同好会会員の中で一番このようなことが好きそうな人間が指をくわえているのを見ると少々気の毒になる。

しかし、パソコンを会長の机の上に置いたらどうかとアドバイスをしたり、そのパソコンのために電話回線をFAXから分岐させたり、TVのアンテナ線をパソコンに接続したり、電源コードを用意したり、とまめである。

テキストを作り個人ファイルに綴じていく

パソコンを使い始めてから12年目になる野村は、パソコンを習得するのに必要最低限の知識をマスターすることが実効があると考え、Windows95パソコンの使い方のテキストを作った。これを今後の予定表と一緒に個人ファイルに綴じて、以後テキストや連絡文書をこれに綴じて行く方式を採用した。これは、資料の散逸を防ぐのが目的である。

パソコン同好会会員まだまだ増える

9月7日の理事会の後で、南、福森がパソコン購入と同好会への参加を表明した。理事15名中13名が会員となり、これでパソコン同好会は総勢17名となったのである。何はともあれ、喜ぶべき現象と考えるべきであろう。福森は今年の2月の大阪府医師会主催のインターネットに関する講演会に、小菓、野村、明石、寳田とともに出席していたので、参加申し込みに意外性はなかったが、南がパソコンを購入したいと言うのには驚いた。ただ、パソコンを病院の事務所に置くのは、職員がテレビやカラオケで遊ぶだろうから、止めた方がよいと忠告をしておいた。

何はともあれインターネット

そもそも、この同好会が生まれるきっかけは「インターネットに接続したい、医師会のホームページも持ちたい」という欲求からである。だから、何はともあれインターネットに接続ができるようにしなければならない。それが実現すれば、購入したパソコンがインターネットマシーンとマルチメディアマシーンで終るとしても、十分価値があるのではないかと考えてきた。

そこで、インターネット接続を最優先目標としたのである。インターネット接続をする場合に一番問題なのはプロバイダーの選択であろう。これは、野村の経験からアサヒネットを選んだ。

プロバイダーにアサヒネットを選んだ理由

インターネットのプロバイダーとしてアサヒネットを選んだ理由は、
1)アクセスポイントが枚方にあり、話し中がほとんどなく、つながりやすいし、
  将来ISDNに変更してもそれに対応している、
2)アサヒネットというパソコン通信に加入すればパソコン通信も、インターネットもどちらも
  同じ料金で使える、
3)自動的にパソコン通信に加入することになり、パソコン通信がどんなものか経験することができる、
4)電子メールをインターネットで直接やりとりするよりも、パソコン通信を通した方が確実性が高い、
5)無料で5MBのホームページを持つことができる、
6)ホームページにデータを登録するのは、インターネットではかなり難しいが、このプロバイダーでは
  パソコン通信で送れるので簡単である、
7)我が国で一番早くからインターネットに取り組んできたパソコン通信で、インターネットの
  利用会員数は国内最大である、
8)現在プロバイダーが乱立しているが、そのいくつかは淘汰される可能性がある。
  その点朝日新聞系列のここは安心である、
9)野村がインターネット接続やホームページの作成で利用している。

オンラインサインアップ

プロバイダーにアサヒネットを選んだので、ASAHIネットオフィシャルガイド「インターネット接続+お楽しみキット」という書籍を全員に購入してもらった。これに従って、まず、アサヒネットに対するオンラインサインアップから開始した。これは、パソコンから電話線を通して、アサヒネットと契約することである。書籍に添付されたアサヒネットを利用するための仮IDとパスワードが手許にあり、クレジットカードを用意しておけばパソコンで契約申し込みができるので、書類を送ってもらってそれに必要事項を記入して返送するという手間が要らない。正式のIDとパスワードが来るまでの間、書籍添付の仮IDとパスワードで、インターネットに接続してネットサーフィンを経験し、これに慣れ親しんでもらうことにした。

9月12日に医師会事務所でオンラインサインアップを行ったが、以前コネクターで問題を起こした尼子は、相変わらずチャレンジ精神旺盛で、何とか自力でオンライイサインアップに成功していた。尼子と一緒にその作業を行ってきた明石は、残念ながら電話回線がうまく行かず、歯ぎしりすることしきり。一番早くIDが欲しいのは医師会で、正式IDとパスワードがなければホームページを作れない。会長小菓名義のクレジットカードでオンラインサインアップをしたが、皮肉なことに、同じ時にサインアップをした者より少し遅れてしまった。この日はそのほかに仮IDとパスワードでインターネットに接続する実習を行い、ネットサーフィンの実際を体験してもらった。

欠陥商品だ!

先にも述べたように会員が一括購入したのはマルチメディアパソコンなのでカラオケも楽しむこともできる。それを楽しもうとした松木は、50曲収められているCD−ROMを挿入し、その中から曲を選択するのだが、<五木の子守歌>ほか2曲しか出てこないのに業を煮やし、「これは欠陥商品だ!すぐ返品する」とカンカンである。

野村が改めて見てみると、ドライブがAになっている。だからAドライブ(ハードディスク)の中にある見本の3曲しか選択できないので、ドライブをCD−ROMの入っているQドライブに変更すれば良いとアドバイスをした。

それでも松木は「CD−ROMを入れれば自動的に、CDの入っているドライブに変更するように設定ができていないのは不親切極まりない」とご立腹である。ごもっとも、しかし2、3年前までのパソコンと比べたら、格段に使いやすいのだが、と野村はつぶやく。

おめでとう、インターネット接続

9月13日の夜の診療時間中に尼子から野村に電話があり、どうしてもインターネットにつながらないという。困ったなことになったと思ったが、念のため、あるステップを済ませてあるかFAXで尋ねたところ、未だだとの返事。夕食の最中に「インターネットにつながった、野村医院のホームページが見える」と弾んだ声で尼子から電話があった。

「おめでとうございます、よかったですね」と野村。尼子はそのあと直ぐに明石に電話をしたという。明石の悔しがる顔が目に浮かぶ。かくして、尼子はオンラインサインアップも自力で一番乗り、インターネット接続も自力で一番乗りとなり、コネクターを逆に差し込んだ時に思った野村の予想は的中した。まことに、ご同慶の至りである。

テキストその2

インターネットの接続に必要最低限の知識をまとめた<テキストその2>を作り、9月12日に使ってみたが、手直しの必要な個所や追加しなければならない項目が見つかった。また、上に書いた<欠陥商品>騒ぎで、パソコンのデータの収納構造の知識が必要であることを痛感した。そこで修正増補版を作り、9月14日の例会で配布した。

第2回例会

9月14日の午後2時〜4時まで、第2回目の例会を医師会事務所で行った。出席は小菓、尼子、福森、同ご令嬢、野村、明石、寶田、寺嶋秀の8名で、そのうち、福森と寺嶋秀は例会に始めての参加である。

福森は一人では理解できる自信がないので、Macを使ったことがあるお嬢様同伴で出席、例会の途中でパソコンが自宅に搬入されたとの電話があった。この日現在で一括購入予定機種14台中12台が納入されたことになる。寺嶋秀は少しパソコンを触ったことがあったためか、自力でオンラインサインアップとインターネット接続を済ませていた。一番乗りだと喜んでいた尼子はこれを聞いて、がっくり。寺嶋秀はその上、通信カラオケのマスターネットに接続し、1曲350円でダウンロードをしては楽しんでいるとのこと、これには脱帽。マルチメディアパソコンを選んで良かった見本がここにある。

「パソコン物語」を書く気になった

副例会とは奇妙な名前だと思うが、例会に出席できない人のために、例会で行った内容と全く同じことを行う会である。これは例会の次の月曜日に決めてあるが、祝日のため今回は17日火曜日の午後2時〜4時まで行った。出席は、野村、三宅、寺嶋幸、山添の4名であった。

この日は医師会の会報編集委員会も開かれていたが、野村は寳田委員長から<パソコン同好会>について何か書くようにと指示された。野村はその時「パソコンを全く触ったこともない、平均年令が約60歳の医師の集団が、パソコンとインターネットに取り組んでいく記録は、当事者だけではなく、同じような年齢層の人にとっても興味深いのではないか」と思い、書くことを承諾した。そして、会報に載せた記事は交野市医師会のホームページにも掲載し、続きも逐次ホームページに連載していこうと考えた。

マルチメディアパソコンの功罪

一括購入したのがマルチメディア・パソコンであるためにいくつかトラブルが出てきた。これは普通のパソコンでは出てこない現象である。このパソコンではTVを画面に取り込む、それを静止画像にする、あるいは分割するなどのタスクを簡単に行うことができる。しかも簡単なわりに面白いので誰もが触ってみるようだ。そのため、パソコンを立ち上げる度にTV画面が出てきて困るというトラブルが一番早くから出現し、一番多かった。 次に出てきたのは、TVから取り込んだ画面がパソコンの壁紙になりすまし、取り消すことができないというトラブルである。先のは面倒でもいちいちTVを消せばよいが、こちらはパソコン画面にするとTVから取り込んだ画像が壁紙として残っているので肝腎の文字やアイコンがはっきり見えないし、第一体裁が悪い(これも尼子の作品)

カラオケがうまく行かないのは欠陥商品だとの話を前に書いたが、そのほかにも、あるはずのCD−ROMが入っていないので料理のメニューを見ることができない(これは何枚か重なって入っていた)などマルチメディアがらみのクレームが多く出た。しかしこれらのクレームは、もしもパソコンを使いこなすことができない場合でも、インターネットとマルチメディアで遊ぶことができれば、パソコンは無駄にならないだろうという配慮がもたらす必然的な帰結であろう。

タスクバーが無くなった

9月22日日曜日の朝8時半頃、松木から野村に電話があり、パソコンのタスクバーが無くなったという。これは画面の底に落とし込んだのだと思って、その出し方を電話で説明するのだが「いくらやっても出てこない」と段々いらだってくる気配が分かる。そのうちにいらだちは極限に達し「今から迎えにいくから見てくれ」との電話があり、往診することになった。これで2人目。

訪問先でタスクバーを引き上げようと試みるのだが手ごたえがない、おかしい、おかしいと思って念のため左の縁を探ってみると、ここに隠れているではないか! 何故だ? どうしてこんなところへ持っていって隠したのだ? もちろん松木にも分からない。

緑の海面にクラゲが無数に浮遊

タスクバーを正規の位置に戻したので、次に98ランチを隠してデスクトップにする操作の説明をしようとして、野村は仰天した。デスクトップの緑の画面には数え切れないほどの白い浮遊物がところ狭しと散在しているのである。それはあたかも海に浮かぶクラゲの大群に見えた。

しかし、よくよく見るとそれはフォルダーで、何故か黄色ではなくて白だったが、その訳は今も分からない。とにかく、「生めよ増やせよ」でフォルダーを作り続けた結果であろうと推量はできる。次の作業は、このくらげの大群をごみ箱へ捨てることに、自ずから決まってしまった。

交野市医師会のホームページ作り

往診から帰ってより、野村は交野市医師会のホームページ作りに連休の2日間没頭した。タイトルのロゴは3D立体文字にし、文字の背景を透明化して、ホームページの背景に溶け込むようにする。simple is the best を目標に、自分の好きな配色で、分かりやすい表現にする、ホームページを訪れて下さった方に、何らかのメリットがあるような内容を入れる、という方針で作成していった。

ホームページはHTML言語で書くというが、分かってみると何のことはない、これはテキストファイルである。ホームページ作成専用のソフトが沢山出ているようであるが、テキストファイルなら、使い慣れたMIFESというエディタで十分である。野村医院のホームページを作った時はDOSのMIFESで作ったので、Windows95へ渡すのに少し苦労をしたが、今はWindows95用のMIFESを使い、両横にインターネットエクスプローラとネットスケープナビゲータを侍らせているのだから、かなり作業効率はよい。

HTMLファイルができあがる度に両者にチェックをさせて、修正を重ね、仕上がりを楽しむ作業はなかなか楽しいものである。配色、画像、レイアウト、文字、文章、内容に作る人の個性を出すことができるという点でホームページ作りは総合芸術のまね事をしている気持ちにさせてくれる。次は音楽を入れよう、その次は動画も放り込もう、と考えるだけでも楽しくなってくる。この楽しさを先進のMacユーザーやパソコンにのめり込み始めた仲間に引き継いでもらいたく思う。

交野市医師会ホームページ誕生

9月24日、医師会にようやく正式IDとパスワードが送られてきた。そこで野村は午後から医師会事務所へ行って、それらを入手し、会員の写真と、医師会事務所が間借りしている交野市ゆうゆうセンターの写真も借り出してきた。これをスキャナーで取り込み、JPEGに変えた画像を昨日作ったHTMLファイルに貼りつけると、すぐさま、会長の小菓の許可をFAXでもらい、アサヒネットに登録した。午後7時15分、インターネットに接続し、交野市医師会のホームページがインターネットに発信しているのを確認した。「やったぜベービー!」である。嬉しくなって会員にFAXでホームページ誕生を報告した。

その夜のスーパードライは格別に美味かった。その間に、尼子は「 今見ている 」しばらくして「 全部見た、感動した 」と電話で感想を伝えてきた。8月24日のパソコン同好会の最初の例会からちょうど1カ月目、夕刊は野村の好きな伊達公子の引退を告げていた。

この後、高橋徳先生にメールを送信したが、すぐさま大阪府医師会マイコンクラブのホームページの中で、当医師会のホームページを紹介し、リンクを張って下さった。

高橋 徳先生へのメール その3

...あれからパソコン同好会の世話役でてんやわんやです。A会員35名中17名がパソコン同好会の会員になりました。全部で15台のCanbe Ct16を一括購入(定価の69%)し、8月24日に最初の例会を拙宅で持ち、以後第2土曜日を例会日としています。

メンバーは全くのパソコンど素人が12名、Mac組が2名(こちらは素人ではありません)で、医師会事務所にもCanbeを入れました。その全くパソコンを触ったことのないものの中で2名が自力でインターネットに接続しています。今月末には、パソコンの入っている15名全員にインターネット接続してもらう予定で、ほぼできそうな感じです。最初の例会からまる1ケ月過ぎた今日、交野市医師会のホームページを開設しました。

アドレスは http://www.asahi-net.or.jp/~ha2s-kk/index.html です。

ようやく交野市医師会もホームページが持てて感無量です。これもO−157の時に先生にご無理をお願いしたことが大きなきっかけとなったことを思うと、いつもの事ながら感謝の気持で一杯です。

野村医院のホームページは12時間ほどで作ったもので、その時は興奮しましたが、今回の当医師会のは連休の2日間をほとんどつぶして作りましたので、やったという充足感があります。ご覧いただければ嬉しく存じます。


これに対して以下のメールが届いた。

交野市医師会ホームページの完成おめでとうございます。画像フリークの先生がこしらえられたのですから、どんなホームページか見るのが楽しみです。早速見に行きます。私はいまだにパソコン通信はDOSレベルで、さすがにマシンはXv13に変わりましたが、インターネットはAP2でやっていてLANにはなっていないので、接続するには場所をかえねばなりません。

医師会のページをたくさんの人に見てもらうこつは(マイコンクラブはHITが5000を越えました)いろいろな検索システムに登録することです。YAHOOやNTT,INFOBEなど主立ったところへは登録すると良いです。あとは各地の医師会へリンクし担当者にMAILを出してリンクしたことを告げると、相手もリンクしてくれます。マイコンクラブのページにはさっそく、登録しましょう。 TOKU

インターネットで電子メールが届く

26日の夜、インターネットでEメールが届いた。松吉からである。出した方も最初なら、受けた方もまた最初の、記念すべき楽しいメールなので紹介する。

 Bravo! Bravo! すばらしいホームページが出来たよ! 出来たよ!
 野村先生万歳! 交野医師会万歳! すばらしいホームページが出来たよ!
 交野医師会おめでとう! 野村先生おめでとう! 医師会の皆様おめでとう!
 ワーイ!ワーイ!
 交野医師会がんばれ! 交野医師会に栄光あれ!
 ワッショイ!ワッショイ! 
 ウレシイナ!ウレシイナ! 

インターネットメールは良さそうだ

野村はパソコン通信でのメールには慣れているが、インターネットでのメールは確実性が乏しいと思ってきた。パソコン通信であれば、相手がメールを読んだ日時も分かるが、インターネットではそれができないし、本当に相手に届いたかどうかも分からない、何処かへ消えてしまうかもしれない、当分はパソコン通信だと決めていた。

それが松吉からの思いがけぬメールで、自分も使ってみると、相手が読んだか、何時読んだかが分からないという欠点はあるが、使いやすい、相手がパソコン通信に加入していなくてもよい、世界中何処へでも送れる、<個人用配布リスト>を使えば、パソコン同好会会員全員に一斉にメールを送ることもできる、など利用価値がありそうに思えてきた。

3人目の往診

9月28日土曜日、野村は診療を済ませてから往診依頼のあった福森の自宅を訪れ、インターネット接続のセットアップを行った。所要時間30分足らず。女医で耳鼻科医の福森は、これで、ほかの耳鼻科の医師がインターネットに出している手術術式を見て勉強ができる、と喜んだ。

4人目の往診

同じ日、三宅の診療所も往診した。こちらはセットアップに1時間30分近くかかった。時間が延びた理由は電話回線にあり、FAXを通した後の回線をパソコンに接続していたが、直接パソコンに電話回線を接続すると、それまでのトラブルが嘘のように消失した。ほとんどパソコンに手を付けていなかった福森のセットアップが簡単で、いろいろ工夫し手を触れ、熱心に勉強している三宅の方に、より時間がかかったのは何とも皮肉である。

自力で再セットアップをしたぞ!

松木は98ランチが出てこないので、購入したJ社に電話で相談すると、1時間ばかり応対をしてくれて、再セットアップをしなければならないとの結論に達したそうだ。そこで、自力による再セットアップ行ったが、処理に約2時間半を要したという。ここまで来ることは滅多になく、松木は貴重な経験をしたことになる。

プリンターの名前がない

自力で再セットアップをした松木は、プリンターも組み込むことにした。ところが、パソコンにはBJC−610JWという名前は見当たらないという。「 何はともあれインターネットに接続 」との方針で進めてきたので、医師会の事務所用に買ったプリンターは未だ梱包のままである。

野村はこれを開け、プリンターのユーザーズガイドの該当個所と、フロッピーディスクを示した。夜に松木から電話があり、どうしてもうまくいかないとご立腹だ。ユーザーズガイドの該当個所を見て、<A:¥>を<C:¥>に変えるように指示をしたら、うまくいけた。しかし、そんなことは書いていない、と尚もご立腹。ごもっともと謝ったが、後で見るとその項目の表題部分に太字で、最後にも詳しい説明がメモとして書かれていた。やれやれ。

5人目の往診

10月1日、明石から電話があった。昨日ISDNに電話回線を切り替えたが、インターネットに接続できないという。パソコン同好会を提案した御大のところが駄目では話にならぬ。訪ねてみるとISDN回線はきているが勝手が分からない。まずはアナログポーでモデムによる普通の接続を行った。次いでISDNのデジタルポートでの接続を試みたが、こちらは失敗した。

インターネット接続を邪魔するものの正体

9月末には全員のインターネット接続をひそかに目論んでいたが、パソコンを持っている同好会員の15名中10名に終わった。その多くは望ましい電話回線でないことが原因であり、まず電話回線を確保することが最重要。ISDNはデジタル1回路、アナログ2回路をとれるので理想的ではあるが、交野市の場合今のところISDNに変更すれば電話番号が変わるので、実行できない会員が多い。

パソコンの達人が同好会に参加を表明

白井は先に、交野市医師会と野村医院のホームページを見た感想を、インターネットのメールで送信してきた。そして本日、次の例会に出席するとのメールが届いた。これで会員は18名となる。ブラボー!

ここまでのまとめ

会報の原稿締め切り日までのパソコン同好会の活動を日を追って記録してきた。パソコンを全く知らない、この中高年の医師たちの、飽くなき好奇心、物を恐れず触りまくる大胆さ、目的実現に向けて食らいついていくエネルギーに感動し、いささか呆れもした。何とも愛すべき生き物たちであることよ、というのがここまでのまとめである。つづきもこのホームページに掲載予定。


<1996.10.3.>

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