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孫娘3歳までの成長記録

 第12章:対人

2011.12.22. 掲載
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孫3年成長記録 全目次

章内目次
  1.あらまし
  2.生活年齢ごとのカテゴリー特性データ
  3.カテゴリー特性の経時変化


1.あらまし

「対人」「理解」「学習」のカテゴリーに分類される孫の行動は、人間的行動として普通に見られるもので、生後7〜9ヶ月に出現する。人間が一人で生きていくことは難しく、他人との人間関係は、生きていく上で重要である。

「対人」カテゴリーの特性を、まず対象の面から細分し、「母親」「父親」「祖父」「祖母」「全般」「他人こども」「他人おとな」「いとこ」「3人仲良し」「擬人」の10特性に分けた。これも他のカテゴリーの特性と同じで、出現順に配列した。

孫の成長を観察するのは、ほとんどがお守りとしてであり、孫の両親と一緒になるのは、イベントとか旅行中に限られている。だから、孫と両親との人間関係について知ることはかなり少ない。

孫が祖父母と積極的に関わるようになったのは生後7ヶ月目で、祖父に抱かれて嫌がらずに2人だけで約1kmを移動したり、祖母にからだを支えてもらって、飛び跳ねて喜んだ。

生後1年を過ぎると、孫と祖父母の関係はより親密となり、旅行先で両親の部屋ではなく祖父母の部屋に入りたがり、祖父を「ボウボウ」と呼ぶことができるようになった。

1歳6ヶ月で、祖母を「グランマ」と呼べるようになり、それ以来「ボウボウ」「グランマ」のことばが絶えず発せられ、祖父母との関係はさらに密となり、祖父には「ふざけいたずら」をするまでになった。

1歳11ヶ月は孫の成長の重要な通過点である。ミュージカルのビデオに登場するタイガーを見て「タイガー、ナイテルネ、カワイソウダネ」と共感し、いとこが孫の祖父を押し倒すのを真似て、ためらいながら自分も祖父を押し倒した。また、「パパ、イラナイ」「ママ、イラナイ」と両親を拒み反抗し、歌でプライドを持ち、自我が急速に発達する時期であった。そのほか、年上のこどもと積極的に遊ぼうとし始めた時期でもあった。

2歳1ヶ月は、孫の3年間の成長期間では、いちばん精神的に不安定な時期で、両親だけでなく祖父にまで逆らうようになった。そこで、祖父も負けずに孫に逆らってみると、孫はむきになって対抗してくる。その反応が面白くて、祖父は孫に逆らいをくりかえし、時には祖父の逆らいが度を過ぎて、孫を怒らせることもあった。

翌月の2歳2ヶ月に、孫と大声で「ボウボウ」「はーい」を数回呼びかけあったら、孫は祖父に飛びつき、下腿にしがみついた。前月、祖父から見放されたと思って不安だったのだろう、しかし、祖父はやはり自分が大好きなのだと分かって嬉しかったようだ。最強の愛情表現はスキンシップであることを、このとき改めて学んだ。

このあと、孫の精神状態は以前に戻り、祖父が逆らわなければ、これまで通り祖父大好きの孫だったが、祖父の方が逆らう面白さを覚えてしまって、時々これを楽しむようになった。

このころから、孫は祖父と祖母との3人で仲良く何かをすることを強く求めるようになった。それは、祖父の逆らいに孫が反発しているときであっても、こちらの方は絶対優先させるのだから、孫にとって大切なことなのだろう。

2歳4ヶ月から、祖父の逆らいに対して、抱かせないなどの「いけず」をして祖父を困らせることを覚えたが、まだ一時的だった。

ところが、2歳8ヶ月ころから、「いけず」が復活し、それを孫は楽しむようになってしまった。それからは、攻守ところを変え、祖父の逆らいやからかいに「いけず」で対抗してくる。戦況は孫の方が優勢で、祖父はたじたじとなる。

祖父が逆らいを止めると孫も「いけず」をしないのだが、2歳最後の2年11ヶ月のある朝、祖父が逆らいをまったくしないのに、孫が「いけず」を続けるので、祖父は本気で腹を立て、祖母に呆れられたことがあった。

孫はその時、幼稚園児たちの落ち葉拾いに加わりたく、その群れを追いかけることに夢中だった。それを見た祖父は、これも孫の記録に残したくて後を追い、そういうわけで、祖父の立腹を孫は知らない。

自分から仕掛けているときには「いけず」に腹を立てず、仕掛けていないときには腹を立てるのだから、勝手なものである。孫としては、最初のうちは祖父から仕掛けられる一方で、それに腹を立てながら必死で対応してきたのだろう。その中で「いけずをする」と言う策を編み出したのかもしれない。

そう考えて、それからは、孫をからかいたいという誘惑をなるだけ抑えてきた。そうすると、孫は祖父をいじめる楽しさが無くなり、エネルギーをもて余しているように見えることがある。そこで、ときどき「逆らい」「いけず」合戦を勃発させては停戦することをくり返している

祖父に対しては、「ふざけいたずら」を繰り返し、「いけずをする」孫が、祖母に対しては「いたずら」も「いけず」もまったくしない。その代わり、「指示する」のは、祖母に対してが圧倒的に多く、祖母は何でも受け容れてくれると分かっているようだ。また、祖父より弱いと思っているのか、祖母を祖父から守ろうとするところがある。

祖母と比べて祖父は、何でも受け容れてくれるわけではないことを孫は知っている。2歳になるまでは、祖父が抱っこをして、もう帰ろうと言えば、素直に応じていた。それが2歳1ヶ月から、祖父に抵抗するようになり、簡単に収まることではなくなったのだ。

孫は、他のこどもが一緒にいてもあまり緊張しないできたが、他のおとなに対しては、2歳4ヶ月までかなり緊張していた。それ以後は、あまり緊張しなくなり、気に入ったタイプのおとなの女性とは、おしゃべりをし過ぎるほどである。曾祖母が亡くなった時には、見知らぬ親戚の中年や老年の男性に抱かれることを嫌がらず、青年と遊んで、祖父母を驚かせた。

2歳3ヶ月から、お気に入りのぬいぐるみのリサとガスパールを、ままごとやごっこ遊びの中で、自分の弟、妹のように取り扱って楽しんでいる。


「対人」カテゴリーの特性を、行動の面からは、「スキンシップ」「好く」「指示する」「ほめる」「拒む」「逆らう」「怒る」「けずをする」「順番待ちする」「調子に乗る」の10特性に細分した。

生まれてきたこどもにとって、人間関係の中で、まず大事なことは、身近な人に好かれ好きになることで、0歳11ヶ月に「スキンシップ」「好く」という行動が出現したのはよく分かる。その次に1歳1ヶ月で「指示する」という行動が現れるが、自分ではできないことだらけの孫にとって、して欲しいことを周囲の人間に代わってしてもらう必要があり、この指示するという行動も早い時期から現れることがよく理解できる。

先に、1歳11ヶ月は孫の成長の重要な通過点であると書いたが、この時期に「ほめる」「拒む」という行動が現れたのは面白い。周りからほめられ続けてきたためか、孫は状況にぴったりのほめことばを発するので驚くことがある。ほめられて気を悪くするものはいないが、孫の瞬時の的確なほめことばには参ってしまう。「拒む」も自我が急速に発達し始めたこの時期を象徴する行動と理解できる。

自我の発達は周囲と摩擦を生む。「怒る」「逆らう」もその中で現れる行動であり、「いけずをする」「順番待ちする」は、現実に対応する知恵なのかもしれない。最後の「調子に乗る」は、もともとの気質かも分からないが、その場の雰囲気を良くしたいというサービス精神が生まれてきたとも考えられる。

孫と祖父母とが過ごした3年間で、孫が祖父母宅にいた際に、両親のところへ戻りたいと言ったことは一度もなかった。2歳代は毎週1回は8時間以上祖父母宅で過ごしたが、それは変わらなかった。むしろ、両親宅へ戻りたくないと泣くことが、2歳代後半に増えてきた。

以上、孫の誕生以来の祖父母との人間関係を中心に、両親との人間関係もいくらかは観察することができた。これからは、孫は幼稚園から始まる集団生活に入っていく。好意に満ちた世界で生きてきた孫が、未知の新しい人間関係の中で、どのように成長していくのか興味津々であるが、それを身近で観察することはもうできない。


2.生活年齢ごとのカテゴリー特性データ

データ数:156

<0歳代>
[0歳6月]
・(母親)「ママ」と初めて母親の呼び名を言う。
[0歳7月]
・(母親)父親と母親のくすぐりで喜び笑う。
・(父親)「パパ」と初めて父親の呼び名を言う。
・(祖父)天満橋から祖父のマンションまでの約1kmを、祖父に抱かれて、泣かずに移動。
・(祖母)祖母に身体を支えてもらって、ソファーでピョンピョン跳ね、喜び笑う。
[0歳8月]
・祖母の顔を注視する。
[0歳9月]
・(祖母)祖母を目で追う。
[0歳10月]
・(祖母)祖母を注視する。
・(全般)バイバイする。
[0歳11月]
・(父親)父親が診療を終えて部屋に来ると喜び笑う。
・(祖父)「はいはーい」に「ハイハーイ」とオーム返しする。
・(祖母)なんでも祖母にあげる。
・(全般)お土産をもらって「ありがとう」のように頭を下げる。
・(スキンシップ)祖父にもたれ続ける。
・(好く)父親が診療を終えて部屋に来ると喜び笑う。

<1歳代>
[1歳0月]
・(祖父)「ボウボウ」と初めて祖父の呼び名を言う。
・(好く)ホテルで祖父母の部屋へ一緒に入りたがる。
[1歳1月]
・(父親)「パパー↑」と外国語調に語尾を上げて呼ぶ。
・(祖母)口笛人形のスイッチを入れるよう指さして、祖母に指示する。
・(全般)こんにちはの動作ができる。おめでとうございますのお辞儀をする。
・(指示する)口笛人形のスイッチを入れるよう指さして、祖母に指示する。
[1歳2月]
・(父親)父親の腹の上で滑走するが、すぐ降りて歩き出す。
[1歳3月]
・(祖母)祖母に手の平と手の平でタッチをくり返す。
・(スキンシップ)祖母に手の平と手の平でタッチをくり返す。
[1歳4月]
・(こども)先客に母と1歳半くらいの男の子がいたが、孫は気にしない。
[1歳5月]
・(祖父)初めて祖父の肩車に乗る。
・(祖母)祖母の相手になる。
[1歳6月]
・(父親)父親に抱かれるが、すぐ下りる。
・(祖父)撮影中の祖父のカメラをふざけて叩きにくる。
・(祖母)「グランマ」と初めて祖母の呼び名を言う。
・(おとな)知らぬ人が傍にいるので、緊張した顔になる。
・(スキンシップ)祖母におんぶしてもらう。
・(好く)祖母の肩をトントンと叩く。
[1歳7月]
・(祖父)「ボウボウ、ハシレ!」「ボウボウ、イナイ」「ボウボウ、ノッテクダサイ」と言う。
・(祖母)ボール池に入り「コエコエコエ」(ここへ、ここへ)と言って祖母に中へ入らせる。
・(こども)歩き回るお兄ちゃんの後について歩く。
・(おとな)祖母に抱かれて、知らない人がいるので緊張する。
・(指示する)柵に乗り「ボウボウ、ノッテクダサイ」と言う。
・(好く)絶えず「ボウボウ」「グランマ」が口に出る。
[1歳8月]
・(母親)母親の肩車に乗って、手を叩く。
・(父親)父親の肩車を喜ぶ。
・(祖父)孫が祖父のところから帰ってくると大きくなると父親が言う。
・(祖母)祖母にシャーベットを食べさせる。
・(指示する)「ボウボウ、ハシレ!」と指示する。
・(好く)祖母にシャーベットを食べさせる。
[1歳9月]
・(祖父)ミュージカル公演を見ながら、ときどき「ボウボウ」と呼ぶ。<1歳9月>
[1歳10月]
・(父親)父親の肩車で、狭い山道を行く。
・(祖母)石ころをいじり、「コレ!」と祖母に渡す。
[1歳11月]
・(父親)父親が来たとき、最初は「パパ、イラナイ」と言っていたが、膝に乗り遊ぶ。
・(祖父)父親には「イラナイ」と言うが、祖父には「イラナイ」と言わない。
・(祖母)母親がいとこの世話を焼くので、孫は祖母に抱きつく。
・(こども)遊戯室の先客は小学3年のお姉ちゃん2人と3歳の男の子。ものおじせずに遊び会話をする。
・(おとな)部屋の外に出た仲居さんに、「デタネ」と言う。
・(いとこ)いとこの真似をして祖父を押し倒す。
・(ほめる)他人を即ほめる「ボウボウ、スゴイネ!」
・(拒む)「パパ、イラナイ」と拒否する。
・(怒る)母親が口を出すと怒る。

<2歳代>
[2歳0月]
・(母親)母親が来ても、いつもと違い嫌がらない。
・(父親)父親がハイチーズをすると、「カワイイデス」
・(祖父)祖父が「こっちですよ−」とカメラに向くように言うと、ぷいと横を向く。
・(祖母)祖母に袋を「ハサミデ、キッタラ」と指示する。
・(全般)水筒を首にかけてもらい「アリガトウ」と言う。
・(こども)お兄ちゃんの自転車に乗せてもらう。
・(おとな)イングスでボン・ポアンの撮影会があり、かなり緊張気味。
・(3人仲良し)3人全員が仲良くするのを求める。
・(指示する)祖母に袋を「ハサミデ、キッタラ」と指示する。
・(好く)リビングで、「ボウボウ」「はいはい」、「ボウボウ」「はいはい」。
・(ほめる)父親がハイチーズをすると、「カワイイデス」と言う。
[2歳1月]
・(母親)母親が入ってくると、いつもの通り「ママ、イラナイ」と大声で拒否する。
・(父親)「パパはどこ?」に「オシゴト」、「どんなお仕事?」への答えは聞き取れない。
・(祖父)寝起きの不機嫌時に祖父がにっこりすると、直ちに直ちににっこりして機嫌が戻る。
・(祖母)「グランマが邪魔」と言えば「グランマ、ジャマジャナイ!」と孫は祖母をかばう。
・(指示する)撮影している祖父に「ボウボウ、タッタライイヨ」。
・(ほめる)祖父が木製ビーズを繋げてネックレスにすると「ボウボウ、カッコイイ〜!」と言う。
・(拒む)母親が入ってくると「ママ、イラナイ」と拒否するが、間をおけば、納得して帰る。
・(逆らう)「グランマが邪魔」と祖父が言えば「グランマ、ジャマジャナイ!」と孫は逆らう。
・(怒る)孫の言うことに逆らう祖父の顔を孫が叩く。
[2歳2月]
・(母親)玄関に入るなり「ママ、キテクレル?」と尋ねた。心配そうで、眠気もある様子。
・(祖父)大声で「ボウボウ」「ハーイ」を数回繰り返したら、祖父の下腿にしがみつく。
・(祖母)祖母の膝に乗りTVを視聴する
・(こども)小ブランコで3歳の女の子とよく遊び、真似をし、その母親とも親しむ。
・(おとな)エレベータで見知らぬ婦人に顔をそむけたが、すぐに顔を見て、バイバイができた。
・(スキンシップ)大声で「ボウボウ」「ハーイ」を数回繰り返したら、祖父の下腿にしがみつく。
・(ほめる)うまく行けば「ワー、スゴイ!」と言う。
・(逆らう)祖母をかばい、祖父に戦いを挑んでくる。祖父には逆らうが嫌っていない。
[2歳3月]
・(母親)母親にバイバイをして送り出す。
・(父親)「りおちゃんのパパは工事中が好きだった」と言うと「チイサカッタ、トキニ?」と尋ねる。
・(祖父)祖父が逆らうのを控えているからか、祖父に対しての逆らいはほとんどない。
・(祖母)滑り台に上り、祖母に上ることを指示し、自分が先に滑り、祖母に滑らせる。
・(3人仲良し)炭酸せんべい3枚入りを開けると、自分と祖父と祖母に必ず1枚づつ渡す。
・(指示する)母親と祖母が話を続けるので、哩央ちゃんは「ミンナデ、タベルノ」と大声で指示する。
・(好く)髪留めをつけさせ「グランマ、ダイスキ」と言う。
・(怒る)孫が話している時に、母親と祖母が話を続けるので「ミンナデ、タベルノ」と大声で怒る。
[2歳4月]
・(母親)大震災の地震でエレベーターが1時間以上止まり、母親はロビーで待機した。
・(父親)父親の来訪を喜んだが、そのあと祖父にいけずをする。
・(祖父)祖父を見ていないようで観察して、変わった動作や不在にすぐ気づく。
・(祖母)「カタノニ、キテネ」と初めて交野を口にする。
・(こども)バラ園で保育園児4名と会い、話す。
・(おとな)掃除のおばちゃんに、祖父はどこにいるのと尋ねられ「デカケタノカモ」と答える。
・(3人仲良し)遊戯室でも仲良し3人組を望み、飲み水を分配する。
・(好く)祖父を見ていないようで観察して、変わった動作や不在にすぐ気づく。
・(いけずをする)父親の来訪を喜んだが、そのあと祖父に食べ物をあげないなどのいけずをする。
・(順番待ちする)遊園地でブランコの順番待ち(じゅんばんこ)を喜ぶ。
[2歳5月]
・(祖父)祖父はバースデイプレゼントを孫からもらう。絵か線か分からぬサイン入り。
・(おとな)エレベータの中に人が入ってきて隠れてしまう。
・(3人仲良し)TVの番組を見て、孫は青が良い、祖母はピンク、祖父は赤が良いと言う。
・(スキンシップ)バルコニーで祖父に抱かれ、喜々ととして、身体でリズムをとる。
[2歳6月]
・(母親)幼稚園の中を見ている途中で母親に出会ったら、いそいそと帰っていく。
・(父親)父親と思い切りジャンプを喜ぶが、少し異常に思える。
・(祖父)祖父が象の模型を分解して組み立てたとき、「スゴーイ」とぴったりの賞賛の表現をする。
・(祖母)祖母がメリーゴーランドを壊した時に祖母を庇う。
・(こども)幼稚園の終わる時間に園内へ30分以上入っている。
・(3人仲良し)3人で手をつないだり、隠れたりするのが大好きのよう。
・(擬人)象の形の運動玩具を引っ張り出し「ガスパール、オイデ〜」と大声で呼ぶ。
・(指示する)「ボウボウ、コノナカニ、ツミキヲ、イレテクダサイ」と指示する。
・(ほめる)祖父が象の模型を分解し組立てたときに「スゴーイ」とぴったりの賞賛の表現をする。
[2歳7月]
・(母親)朝母親に遠くからバイバイ。
・(祖父)玄関に入ってくるなり「ボウボウハ?」「いるよ」で脱兎のごとくリビングへ。
・(祖母)バナナのオモチャを祖母に渡す。
・(擬人)粘土を混ぜこね上げ紐状にしてストローを作り、ガスパールとリサの口許に持っていく。
・(指示する)ボールがソファーの下に入ったとき、祖父に「りおノテデ、トリナサイ」と言う。
・(好く)玄関に入ってくるなり「ボウボウハ?」「いるよ」で脱兎のごとくリビングへ駆け込む。
・(ほめる)孫に言われたように、孫の手でボールを取り出したら、「ボウボウ、カシコイネ」。
[2歳8月]
・(祖父)祖父に、ふざけいたずらをするが、好意的というかじゃれ遊びのようだ。
・(祖母)滑り台の上で、リサ&ガスパールを「ハヤク!」と祖母に持ってこさせる。
・(おとな)エレベーターで乗客は多いが、人見知りはあまりしない。<2歳8月>
・(3人仲良し)かくれんぼ、蛇遊び、寝転ぶ、お茶、炭酸煎餅、魔女遊び、抱っこも3人交互。
・(擬人)「ガスパールトリサ、サキニイッテ!」と言って、滑り台を先に滑らせる。
・(スキンシップ)祖父の膝に長く乗り、祖父が隣にいないと言って椅子の横に呼び、チューをする。
・(指示する)梅田に車で出かける時に「ボウボウ、ウンテン、キヲツケテネ」と言う。
・(いけずをする)ホットケーキで祖父にあげないなどのいけずをする。
・(順番待ちする)阪神のボーネルンド夏休みフェアで、アクアプレイを順番で待つ。
[2歳9月] ・(父親)父親が来訪し、高い高いやジャングル、鉄棒、滑り台、走り競争で大喜びをする。
・(祖父)雨が降りそうなので交野まで送って行くと言うと孫は喜び、祖父に抱かれて駐車場へ行く。
・(祖母)母親に抱かれるのを嫌がり、祖母に抱かれる。
・(3人仲良し)自転車に乗ってポップコーンを買いに行きたい。祖母はこの自転車、祖父はあの自転車と指示する。
・(いけずをする)ホットケーキを下さいと頼むと「ボウボウ、ガマンシナサイ!」と言って笑う。
・(調子に乗る)炊きたてご飯を、どんどん口いっぱいにほおばり食べる。お調子乗りの傾向がある。
[2歳10月]
・(母親)母親来訪を泣いて拒否し、車に乗るのも拒否する。
・(父親)父親が来ると喜ぶ。
・(祖父)祖父をやっけるのを楽しむ。相手は専ら祖父。
・(祖母)祖父から孫がかばってくれると祖母は言う。
・(こども)カラーガラスの内外を駆け回る。お姉ちゃんたちと芝生を走り、蝶々を追いかける。
・(おとな)エレベータで二人の若い女性に「ポップコーン、カイニイクノ」と自分から話す。
・(指示する)祖母に、祖母の好きな絵を選んで教える。
・(拒む)母親来訪を泣いて拒否し、車に乗るのも拒否した。
・(怒る)祖父がからかって嫌がることをすると、本気で怒ることがある。
・(いけずをする)玩具売り場を切り上げて帰るように言ったためか、その後は祖父に抱かさない。
[2歳11月]
・(母親)母親が迎えにきて、それから20分くらい、泣いて愚図る。
・(祖父)からかいを最初から止めていたのに、孫はイケズを続けるので祖父は腹を立てる。
・(祖母)墓では専ら祖母と一緒で、祖父を相手にしない。
・(こども)拾い集めた枯れ葉をビニール袋に入れる作業に参加させてもらう。
・(おとな)祖母が自分の従姉妹と話している間、嫌がらず対応している。
・(いとこ)旅行でいとこと喧嘩ばかりしていたらしい。
・(3人仲良し)3人で仲良く、一緒にすることを何よりも望む。
・(好く)祖母は抱っこ、バギーなどは「好きの表現」ではないかと言うが、その可能性はある。
・(怒る)孫の言う「滑り台遊びの」意味が祖父母に分からず孫は怒る。
・(いけずをする)「いけず」は祖父のからかい過ぎと、祖父を困らせる楽しさを孫が知ったため?


3.カテゴリー特性の経時変化


節内目次
 ○対象
  1.母親
  2.父親
  3.祖父
  4.祖母
  5.全般
  6.他人(こども)
  7.他人(おとな)
  8.いとこ
  9.3人仲良し
  10.擬人
 ○行動
  11.スキンシップ
  12.好く
  13.指示する
  14.ほめる
  15.拒む
  16.怒る
  17.逆らう
  18.いけずをする
  19.順番待ちする
  20.調子に乗る

●1.母親

<0歳代>
・「ママ」と初めて母親の呼び名を言う。<0歳6月>
・父親と母親のくすぐりで喜び笑う。<0歳7月>

<1歳代>
・母親の肩車に乗って、手を叩く。<1歳8月>
・疲れて母親に抱かれて眠る。<1歳8月>
・母親が口を出すと怒る。<1歳11月>

<2歳代>
・母親が来ても、いつもと違い嫌がらない。<2歳0月>
・母親が入ってくると、いつもの通り「ママ、イラナイ」と大声で拒否する。<2歳1月>
・玄関に入るなり「ママ、キテクレル?」と尋ねた。心配そうで、眠気もある様子。<2歳2月>
・母親にバイバイをして送り出す。<2歳3月>
・大震災の地震でエレベーターが1時間以上止まり、母親はロビーで待機した。<2歳4月>
・幼稚園の中を見ている途中で母親に出会ったら、いそいそと帰っていく。<2歳6月>
・朝母親に遠くからバイバイ。<2歳7月>
・母親の来訪を泣いて拒否し、車に乗るのも拒否する。<2歳10月>
・母親が迎えにきて、それから20分くらい、泣いて愚図る。<2歳11月>

●2.父親

<0歳代>
・「パパ」と初めて父親の呼び名を言う。<0歳7月>
・父親が診療を終えて部屋に来ると喜び笑う。<0歳11月>

<1歳代>
・「パパー↑」と外国語調に語尾を上げて呼ぶ。<1歳1月>
・父親の腹の上で滑走するが、すぐ降りて歩き出す。<1歳2月>
・父親に抱かれるが、すぐ下りる。<1歳6月>
・父親の肩車を喜ぶ。<1歳8月>
・父親の肩車で、狭い山道を行く。<1歳10月>
・父親が来たとき、最初は「パパ、イラナイ」と言っていたが、膝に乗り遊ぶ。<1歳11月>

<2歳代>
・父親がハイチーズをすると、「カワイイデス」<2歳0月>
・「パパはどこ?」に「オシゴト」、「どんなお仕事?」への答えは聞き取れなかい。<2歳1月>
・「りおちゃんのパパは工事中が好きだった」と言うと「チイサカッタ、トキニ?」と尋ねる。<2歳3月>
・父親の来訪を喜んだが、そのあと祖父にいけずをする。<2歳4月>
・父親と思い切りジャンプを喜ぶが、少し異常に思える。<2歳6月>
・父親が来訪し、高い高いやジャングル、鉄棒、滑り台、走り競争で大喜びをする。<2歳9月>
・父親が来ると喜ぶ。<2歳10月>

●3.祖父

<0歳代>
・天満橋から祖父のマンションまでの約1kmを、祖父に抱かれて、泣かずに移動。<0歳7月>
・「はいはーい」に「ハイハーイ」とオーム返しする。<0歳11月>

<1歳代>
・「ボウボウ」と初めて祖父の呼び名を言う。<1歳0月>
・初めて祖父の肩車に乗る。<1歳5月>
・撮影中の祖父のカメラをふざけて叩きにくる。<1歳6月>
・「ボウボウ、ハシレ!」「ボウボウ、イナイ」「ボウボウ、ノッテクダサイ」と言う。<1歳7月>
・孫が祖父のところから帰ってくると大きくなると父親が言う。<1歳8月>
・ミュージカル公演を見ながら、ときどき「ボウボウ」と呼ぶ。<1歳9月>
・父親には「イラナイ」と言うが、祖父には「イラナイ」と言わない。<1歳11月>

<2歳代>
・祖父が「こっちですよ−」とカメラに向くように言うと、ぷいと横を向く。<2歳0月>
・寝起きの不機嫌時に祖父がにっこりすると、直ちに直ちににっこりして機嫌が戻る。<2歳1月>
・大声で「ボウボウ」「ハーイ」を数回繰り返したら、祖父の下腿にしがみつく。<2歳2月>
・遊びに祖父が積極的でないことも関係?。<2歳2月>
・祖父が逆らうのを控えているからか、祖父に対しての逆らいはほとんどない。<2歳3月>
・祖父を見ていないようで観察して、変わった動作や不在にすぐ気づく。<2歳4月>
・祖父はバースデイプレゼントを孫からもらう。絵か線か分からぬサイン入り。<2歳5月>
・祖父が象の模型を分解して組み立てたとき、「スゴーイ」とぴったりの賞賛の表現をする。<2歳6月>
・玄関に入ってくるなり「ボウボウハ?」「いるよ」で脱兎のごとくリビングへ駆け込む。<2歳7月>
・祖父に、ふざけいたずらをするが、好意的というかじゃれ遊びのようだ。<2歳8月>
・雨が降りそうなので交野まで送って行くと言うと、孫は喜び祖父に抱かれて駐車場へ行く。<2歳9月>
・祖父をやっけるのを楽しむ。相手は専ら祖父。<2歳10月>
・からかいを最初から止めていたのに、孫はイケズを続けるので祖父は本気で腹を立てる。<2歳11月>

●4.祖母

<0歳代>
・祖母に身体を支えてもらって、ソファーでピョンコピョンコ跳ね、喜び笑う。<0歳7月>
・祖母の顔を注視する。<0歳8月>
・祖母を目で追う。<0歳9月>
・祖母を注視する。<0歳10月>
・なんでも祖母にあげる。<0歳11月>

<1歳代>
・口笛人形のスイッチを入れるよう指さして、祖母に指示する。<1歳1月>
・祖母に手の平と手の平でタッチをくり返す。<1歳3月>
・祖母の相手になる。<1歳5月>
・はじめて「グランマ」と祖母の呼び名を言う。<1歳6月>
・ボール池に入り「コエコエコエ」(ここへ、ここへ)と言って祖母に中へ入らせる。<1歳7月>
・祖母にシャーベットを食べさせる。<1歳8月>
・石ころをいじり、「コレ!」と祖母に渡す。 <1歳10月>
・母親がいとこの世話を焼くので、孫は祖母に抱きつく。<1歳11月>

<2歳代>
・祖母に袋を「ハサミデ、キッタラ」と指示する。<2歳0月>
・「グランマが邪魔」と言えば「グランマ、ジャマジャナイ!」と孫は祖母をかばう。<2歳1月>
・祖母の膝に乗りTVを視聴する。<2歳2月>
・滑り台に上り、祖母に上ることを指示し、自分が先に滑り、祖母に滑らせる。<2歳3月>
・「カタノニ、キテネ」と初めて交野を口にする。<2歳4月>
・祖母がメリーゴーランドを壊した時に祖母を庇う。<2歳6月>
・バナナのオモチャを祖母に渡す。<2歳7月>
・滑り台の上で、リサ&ガスパールを「ハヤク!」と祖母に持ってこさせる。<2歳8月>
・母親に抱かれるのを嫌がり、祖母に抱かれる。<2歳9月>
・祖父から孫がかばってくれると祖母は言う。<2歳10月>
・墓では専ら祖母と一緒で、祖父を相手にしない。<2歳11月>

●5.全般

<0歳代>
・バイバイする。<0歳10月>
・お土産をもらって「ありがとう」のように頭を下げる。<0歳11月>

<1歳代>
・こんにちはの動作ができる。おめでとうございますのお辞儀をする。<1歳1月>

<2歳代>
・水筒を首にかけてもらい「アリガトウ」と言う。<2歳0月>

●6.他人(こども)

<1歳代>
・先客に母と1歳半くらいの男の子がいたが、孫は気にしない。<1歳4月>
・歩き回るお兄ちゃんの後について歩く。<1歳7月>
・遊戯室の先客は小学3年のお姉ちゃん2人と3歳の男の子。ものおじせずに遊び、会話をする。<1歳11月>
・お姉ちゃんたちが手伝ってくれる。<1歳11月>

<2歳代> ・お兄ちゃんの自転車に乗せてもらう。<2歳0月>
・小ブランコで3歳の女の子とよく遊び、真似をし、その母親とも親しむ。<2歳2月>
・バラ園で保育園児4名と会い、話す。<2歳4月>
・幼稚園の終わる時間に園内へ30分以上入っている。<2歳6月>
・カラーガラスの内外を駆け回る。お姉ちゃんたちと芝生を走り、蝶々を追いかける。<2歳10月>
・拾い集めた枯れ葉をビニール袋に入れる作業に参加させてもらう。<2歳11月>

●7.他人(おとな)

<1歳代>
・知らぬ人が傍にいるので、緊張した顔になる。<1歳6月>
・祖母に抱かれて、知らない人がいるので緊張する。<1歳7月>
・部屋の外に出た仲居さんに、「デタネ」と言う。<1歳11月>

<2歳代>
・イングスでボン・ポアンの撮影会があり、かなり緊張気味。<2歳0月>
・エレベータで見知らぬ婦人に顔をそむけたが、すぐに顔を見て、バイバイができる。<2歳2月>
・掃除のおばちゃんに、祖父はどこにいるのと尋ねられ「デカケタノカモ」と答える。<2歳4月>
・エレベータの中に人が入ってきて隠れてしまう。<2歳5月>
・エレベーターで乗客は多いが、人見知りはあまりしない。<2歳8月>
・エレベータで二人の若い女性に「ポップコーン、カイニイクノ」と自分から話す。<2歳10月>
・祖母が自分の従姉妹と話している間、嫌がらず対応している。<2歳11月>

●8.いとこ

<1歳代>
・いとこの真似をして祖父を押し倒す。<1歳11月>

<2歳代>
・旅行でいとこと喧嘩ばかりしていたらしい。<2歳11月>

●9.3人仲良し

<2歳代>
・3人全員が仲良くするのを求める。<2歳0月>
・炭酸せんべい3枚入りを開けると、自分と祖父と祖母に必ず1枚づつ渡す。<2歳3月>
・遊戯室でも仲良し3人組を望み、飲み水を分配する。<2歳4月>
・TVの番組を見て、孫は青が良い、祖母はピンク、祖父は赤が良いと言う。<2歳5月>
・3人で手をつないだり、隠れたりするのが大好きのよう。<2歳6月>
・かくれんぼ、蛇遊び、寝転ぶ、お茶、炭酸煎餅、魔女遊び、抱っこも3人交互。<2歳8月>
・(3人仲良し)自転車に乗ってポップコーンを買いに行きたいと言い、祖母はこの自転車、祖父は
  あの自転車と指示をする。
・3人で仲良く、一緒にすることを何よりも望む。<2歳11月>

●10.擬人

<2歳代>
・象の形の運動玩具を引っ張り出し「ガスパール、オイデ〜」と大声で呼ぶ。<2歳6月>
・粘土を混ぜこね上げ紐状にしてストローを作り、ガスパールとリサの口許に持っていく。<2歳7月>
・「ガスパールトリサ、サキニイッテ!」と言って、滑り台を先に滑らせる。<2歳8月>

●11.スキンシップ

<0歳代>
・祖父にもたれ続ける。<0歳11月>

<1歳代>
・祖母に手の平と手の平でタッチをくり返す。<1歳3月>
・祖母におんぶしてもらう。<1歳6月>

<2歳代>
・大声で「ボウボウ」「ハーイ」を数回繰り返したら、飛びついて、祖父の下腿にしがみつく。<2歳2月>
・バルコニーで祖父に抱かれ、喜々ととして、身体でリズムをとる。<2歳5月>
・祖父の膝に長く乗り、祖父が隣にいないと言って椅子の横に呼び、チューをする。<2歳8月>

●12.好く

<0歳代>
・父親が診療を終えて部屋に来ると喜び笑う。<0歳11月>

<1歳代>
・ホテルで祖父母の部屋へ一緒に入りたがる。<1歳0月>

<1歳代>
・祖母の肩をトントンと叩く。<1歳6月>
・絶えず「ボウボウ」「グランマ」が口に出る。<1歳7月>
・祖母にシャーベットを食べさせる。<1歳8月>

<2歳代>
・リビングで、「ボウボウ」「はいはい」、「ボウボウ」「はいはい」。<2歳0月>
・髪留めをつけさせ「グランマ、ダイスキ」と言う。<2歳3月>
・祖父を見ていないようで観察して、変わった動作や不在にすぐ気づく。<2歳4月>
・玄関に入ってくるなり「ボウボウハ?」「いるよ」で脱兎のごとくリビングへ駆け込む。<2歳7月>
・祖母は抱っこ、バギーなどは「好きの表現」ではないかと言うが、その可能性はある。<2歳11月>

●13.指示する

<1歳代>
・口笛人形のスイッチを入れるよう指さして、祖母に指示する。<1歳1月>
・柵に乗り「ボウボウ、ノッテクダサイ」と言う<1歳7月>
・「ボウボウ、ハシレ!」と指示する。<1歳8月>

<2歳代>
・祖母に袋を「ハサミデ、キッタラ」と指示する。<2歳0月>
・撮影している祖父に「ボウボウ、タッタライイヨ」。<2歳1月>
・母親と祖母が話を続けるので、哩央ちゃんは「ミンナデ、タベルノ」と大声で指示する。<2歳3月>
・「ボウボウ、コノナカニ、ツミキヲ、イレテクダサイ」と指示する。<2歳6月>
・ボールがソファーの下に入ったとき、祖父に「りおノテデ、トリナサイ」と言う。<2歳7月>
・梅田に車で出かける時に「ボウボウ、ウンテン、キヲツケテネ」と言う。<2歳8月>
・祖母に、祖母の好きな絵を選んで教える。<2歳10月>

●14.ほめる

<1歳代>
・他人を即ほめる「ボウボウ、スゴイネ!」<1歳11月>

<2歳代>
・父親がハイチーズをすると、「カワイイデス」と言う。<2歳0月>
・祖父が木製ビーズを繋げてネックレスにすると「ボウボウ、カッコイイ〜!」と言う。<2歳1月>
・うまく行けば「ワー、スゴイ!」と言う。<2歳2月>
・祖父が象の模型を分解し組立てたときに「スゴーイ」とぴったりの賞賛の表現をする。<2歳6月>
・孫に言われたように、孫の手でボールを取り出したら、「ボウボウ、カシコイネ」<2歳7月>

●15.拒む

<1歳代>
・「パパ、イラナイ」と拒否する。<1歳11月>

<2歳代>
・母親が入ってくると「ママ、イラナイ」と拒否するが、間をおけば、納得して帰る。<2歳1月>
・母親来訪を泣いて拒否し、車に乗るのも拒否した。<2歳10月>

●16.怒る

<1歳代>
・母親が口を出すと怒る。<1歳11月>

<2歳代>
・孫の言うことに逆らう祖父の顔を孫が叩く。<2歳1月>
・孫が話している時に、母親と祖母が話を続けるので「ミンナデ、タベルノ」と大声で怒る。<2歳3月>
・祖父がからかって嫌がることをすると、本気で怒ることがある。<2歳10月>
・孫の言う「滑り台遊びの」意味が祖父母に分からず孫は怒る。<2歳11月>

●17.逆らう

<2歳代>
・「グランマが邪魔」と祖父が言えば「グランマ、ジャマジャナイ!」と孫は逆らう。<2歳1月>
・祖母をかばい、祖父に戦いを挑んでくる。祖父には逆らうが嫌っていない。<2歳2月>

●18.いけずをする

<2歳代>
・父親の来訪を喜んだが、そのあと祖父に食べ物をあげないなどのいけずをする。<2歳4月>
・ホットケーキを祖父にあげないなどのいけずをする。<2歳8月>
・ホットケーキを下さいと頼むと「ボウボウ、ガマンシナサイ!」と言って笑う。<2歳9月>
・玩具売り場を切り上げて帰るように言ったためか、その後は祖父に抱かさない。<2歳10月>
・「いけず」は祖父のからかい過ぎと、祖父を困らせる楽しさを孫が知ったため?<2歳11月>

●19.順番待ちする

<2歳代>
・遊園地でブランコの順番待ち(じゅんばんこ)を喜ぶ。<2歳4月>
・阪神のボーネルンド夏休みフェアで、アクアプレイを順番で待つ。<2歳8月>

●20.調子に乗る

<2歳代>
・炊きたてご飯を、どんどん口いっぱいにほおばり食べる。お調子乗りの傾向がある。<2歳9月>


<2011.12.22.>

第13章:理解

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