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2012.02.11. 掲載
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コーラスを指導して下さっている新森美加先生のご夫君で、作曲家五代文悟先生が突然逝去されたため、昨年はコーラスのコンサートが中止となり、第4回コーラス・コンサートは本年2月5日(日)に開かれた。今回から、ハートリー合唱団とフックラックミュージックの合同コンサートとなり、コーラスやソロのほか、ピアノ、フルート、ダンス、朗読なども加わり、盛大で楽しいコンサートであった。
プログラムは第1部と第2部に分かれ、第2部では五代文悟先生追悼の音楽が中心となった。私は第1部では、守口教室土曜クラスの一員としてコーラスに出演し、第2部では、五代文悟先生が作詞作曲された「美しき国・美しき人」を独唱した。この曲はミュージカル らくだのダンスの中で、らくだ王国の長老として唱った曲でもある。
ミュージカルの3回公演を終えた翌日、五代先生から頂いたメールに対して、次のような返信を送った。
「美しき国・美しき人」には共感することばが、たくさんあり、素直にその気持を歌うことができました。特に「幾年を越えて 重ねた知恵幾つ 訪ね来る若き力に 微笑みで応えたい」のところは、60歳を過ぎた頃からの私の心境と同じです。
良い役で、良い歌を歌わせていただきました。初めての舞台なのに、自分でも不思議なほど、3回とも平静でした。歌で、いつもの80%が出せれば良いという気持で臨みましたが、99%くらい出せたのではないかと、思っています。
それから何度かメル友としての交信が続き、1ヶ月余りを過ぎたころに、先生から以下の文面を含むメールをいただいた。
将来を背負って行くこどもたちに、私たちが残しておくことの出来るもの、それが歌であり物語であると思っています。ミュージカル『らくだのダンス』は日本全国の人たちに、そして世界に向かって発信した第一号です。
今回のコンサートで五代先生を偲び、この歌を思いっきり声を張り上げて唱った。先生が作られた歌の中で、最も先生の願望が込められているという気がする。五代先生の告別式の1時間ばかり後に、東日本大震災が起きた。まこと、この歌には将来を背負って行くこどもたちへのメッセージが込められている。
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