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4月に思う

2013.04.30. 掲載
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今日で4月は終わる。今から8ヶ月前に、9月に思うというエッセイを載せた。9も4も、世間では嫌われる数字だが、私は好きな数字である。4月については、9月以上に思い出すことが多い。


誕生月

4月は私の誕生月である。これまでで一番印象に残っているのは、青い珊瑚礁のモルジブで迎えた誕生日だ。2007年4月16日、私はここで71歳の誕生日を迎えた。自分の死亡想定年齢を70歳と考え、71歳以上寿命があれば、それからはオマケの人生として生きることに決めていた。

また、その年の正月早々、前立腺肥大症の手術を受け、アルコール摂取が禁じられていて、この日が解禁日であった。飛鳥Uが催してくれた誕生パーティーは、これら3つの要因が重なり、忘れられない。

このモルジブで撮った私たち夫婦のツーショットは、翌年からの年賀状のスタイルを変えるきっかけとなった。2008年からは、オマケの人生に入ったこともあり、もう、儀礼ではなく、安否報告として、私たち夫婦の過ごしてきた1年間が良く分かるような年賀状にしようと考えた。そうなると、「百聞は一見に如かず」で画像が最も雄弁である。 そして、モルジブでのツーショットを選んだのだった。

4月の誕生日と言えば、自然と頬が緩む記憶がある。1999年4月に、その頃参加していたメーリングリストで、「フールファイブ(Fool Five)」という4月生まれの5名が徒党を組んで、好き勝手なことを放言していた。このリーダーは、私がパソコンの手ほどきをした弟子だったが、出藍の弟子とはこのような人のことを呼ぶのだろう。

1996年11月に、自力で美しいWebサイトを作り、次々と更新を加えている。その構成の見事さ、美しい写真、料理と花とワインのカテゴリーが豊富で、楽しいエッセイや旅行記も多く、個人のサイトでこれほど素晴らしいものを他に知らない。寅baba のパソコン部屋からをご覧になれば、納得していただけるだろう。彼女は私より2歳年下で、今年、後期高齢者に仲間入りされたようだ。

この出藍の弟子は、西洋占星術に詳しく、牡羊座に関する占いを教えてもらった。私は占いの類にあまり関心はないのだが、この人の話は妙に説得力があり、よく当たるのに驚いたものだ。

誕生祝いで腹を立てたことが2回ある。婚約者の私の誕生日に、妻は職場の連中と一緒に、吉野へ桜見物に出かけたのが最初、もう一つは、私の還暦の誕生日であるのに、息子は帰宅せず、妻も早くから眠り込んでしまい、私は憮然として、一人でドンペリ1本を飲み干したが、酔うことはまったくなかった。


今年の4月

今年の4月は、例年になく、いろいろイベントが重なった年であった。誕生日関連では、コーラスの誕生会、高校の喜寿同窓会、私の77歳の喜寿誕生祝があった。息子たちが祝ってくれた誕生祝は、孫娘二人に囲まれ、長女はずいぶん成長し、優しい気配りをしてくれるので、これまでで一番嬉しい誕生祝だった。

妻の甥の結婚式と披露宴に出席し、ヴェネチアのフェニーチェ歌劇場による、フェスティバルホールのこけら落し公演「オテロ」を鑑賞したが、最高に素晴らしかった。

前立腺肥大症の手術をしていただいた先生による検査と診察は、毎年誕生日前後に行われる。これが私にとって唯一の病院受診である。

発注しておいたWindows 8 パソコンが、4月23日に届いたので、これをWindows 7 パソコンとLANで結んで、一つ一つ確かめながら、「Windows 8 パソコンのカスタマイズ」をまとめ、4月28日に、サイトへ掲載した。本日、Googleで検索して見ると、約 8,880,000 件中 1位である。この記事を喜寿という節目の記念にしようと思う。

カスタマイズしたWindows 8 パソコンは、すこぶる快調で気持が良い。私は1日10時間以上パソコンに向かっているが、これを使って作業ができることを嬉しく思う。これまで、5〜6年で新しいパソコンに変えてきた。おそらく、これが終のパソコンとなるであろう。これを中心に、Windows 7機を5台LANで結んで、使い分けしている。


これからについて

9月に思うでも、これからについて、幾つかの予定を書いた。そのいずれもが進行中である。中之島のBOWに掲載した記事は、更新歴で見ると、8ヶ月間で554件から578件に増え、25タイトルである。これは月3件程度の普通のペースのようだ。


<2013.4.30.>

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