本あれこれ1はここにあります。3はここです。


INDEX 2000/8/6 に<本あれこれ1>から分離しました


よみがえる高校/河野啓/集英社文庫  03/10/25

「雑誌経済11月号」税制改革を特集  03/10/09 

石川文洋のカメラマン人生/石川文洋/エイ書房  03/09/04
日本の税金/三木義一/岩波新書  03/08/23
東京国税局査察部/岩波新書  03/04/08 
雑誌「世界」3月 特集小泉「税制・年金」改革  03/02/12
ヨーロッパ型資本主義/福島清彦/講談社現代新書1628 02/11/04
現代中国/興梠一郎/岩波新書 02/10/27
女流棋士/高橋和/講談社 02/07/22
人間回復の経済学/神野直彦/岩波新書 02/05/23
「構造改革」で日本は幸せになるのか?/渡辺治/萌文社
日本の高齢者はほんとうにゆたかか 2002年1月22日 
構造改革」という幻想/山家悠紀夫/岩波書店 2001年10月15日
知事のセクハラ 私の闘い/田中萌子/角川書店  2001年7月16日 
人間のための経済学/西川潤/岩波書店  2001年7月15日
「福祉政府」への提言/神野・金子/岩波書店
WEB技術のすべてがわかる本/林誠/日本能率協会マネージメントセンター
大競争時代の賃金体系/牧野富夫/学習の友社/99.2発行
「経済」9月号/新日本出版社


よみがえる高校/河野啓/集英社文庫

 著者は北海道のHBC北海道放送のプロデューサーです。「ヤンキー母校に
 帰る」などを制作された方です。この本は題名どおり高校について書いてるの
ですが取材の裏話や、北星余市高校の義家先生以外の個性的で情熱をもった
すばらしい先生を紹介する内容にもなっています。
高校の在り方、人として生き方、教育のありかた、マスコミのありかたなど、読み
ようによっていろんな教訓を読み取れる本です。
北星余市高校に興味のある人、義家弘介という先生に興味のある人にお奨め
です。本当は興味はないけど、そういうなら読んでみようという人に一番読んで
欲しい本です。
03/10/25


雑誌「経済11月号」「税制改革」が特集

税研集会に向けて勉強している時期ですが、ちょうどいいタイミングで
発行されました。
内容は
○政府税調「税制改革」その「痛み」の検証 垣内亮
○「税率二桁化」消費税はなぜ悪税か 湖東京至
○個人所得税 庶民大増税の危険性 浦野広明
他詳しくは出版社のHPを観てください
03/10/09




石川文洋のカメラマン人生/石川文洋/エイ文庫

この本は2冊に別れています。旅と酒編、貧乏と夢編です。
面白かったので両方とも一冊が380頁ほどあるにもかかわらず、2冊を
延べ7日間で読了しました。こんな厚い本を一気に読めたにもめずらしい
ことです。それほど面白いということです。

石川さんのことは、ベトナム戦争の写真家として知っていたのですが
この本を読むとかなり広い分野で活躍されていて、すごい人やなと再
認識しました。
どこがすごいかって? それは読んで観てください。
両国高校の定時制を卒業後、最近のことまでが雑誌連載をまとめられ
たこの本で分ります。
たぶん、几帳面に整理された取材ノートや日記みたいなものが基にな
ったと思われますが、人に関することは特に丁寧でかなり以前のことを
かかれているにもかかわらず、いろんな意味で正確に書かれようとした
ことが伺われます。

この本でも書かれていますが、今現在北海道から沖縄で徒歩での日本
縦断に挑戦中です。それに関してはここに日記が掲載されています。
また、石川さんの公式HPはここにあります。
HPに今まで出版された本、写真集のリストが掲載されています。
03/09/04


日本の税金/三木義一/岩波新書

税金について勉強したい、知りたいならまずは国税庁のHPを観る
のが基本でしょう。問題は次にどこを観るか、読むかです。
日本のHPや本のなかで税金に関する部分は官庁の情報をそのまま
流してるところ、人が多いように思います。
財務省の見解を知っただけは物足りない人はこの本を読むといいと思
います。課税庁の立場よりも国民の立場で書かれています。それに事
柄の性質上わかりにくいのはやむをえないでですが、類書に比べると、
独創的な書き方をされている箇所が多いように思います。
財務省や国税庁の見解に対して批判的ありたい、またはその考え方が
どういうものであるかを知りたい方にもお奨めです。岩波書店のHPに
しいガイドがあります。
03/08/23


東京国税局査察部/立石勝規/岩波新書

 想像したより面白かった。それは
 取材が行き届いていていること
 ちゃんんと具体的な事件が素材になっていること
 政治家など権力者を批判的に描いていること
 査察の流れを把握していること 
 *筆者(HP開設者)は査察勤務なはないので
  この本の著者のほうが詳しいかも知れません

なかでも自民党の大物であった金丸氏の脱税に関する
件です。そういう経過で査察がはいったかが克明に書か
れています。政権党の脱税事件には大いに怒るべきなの
でしょうが、怒りを超えるかのような面白い記述がいっぱい
つまっています。ぜひご一読を。

03/08/23


雑誌「世界」3月 特集小泉「税制・年金」改革

HPはここです

本当にタイミングよく特集しています。
活躍中の神野氏他の論文、今の情勢を知るために
おおいに参考になると思います。

 【危機の構造
「「危機の時代」に必要な改革とは何か
  神野直彦(東京大学)
 
  今のところこの論文だけ読みました。読み応えが
  あります。お勧めです。

経済失策
「改革」優先政策が痛みをもたらす
  植草一秀(野村総合研究所)

改革の方向
「男性稼ぎ主」型から脱却できるか ―― 問われる税・年金改革の方向
  大沢真理(東京大学)

経済政策
小泉政権はなぜ財政危機を打開できないのか ―― 2003年度予算を通じて、改革の内実を問う
  田中雄一郎(朝日新聞)

税制改革の論点
増税路線の幕開けとなる小泉税制改革
  小池幸造(静岡大学)

年金改革の論点
スウェーデンモデルから何を学ぶか ―― 年金改革の論点とは何か
  宮武 剛(埼玉県立大学)

03/02/12


ヨーロッパ型資本主義/福島清彦/講談社現代新書1628

日本の政府や学者の殆どは日本の経済のあり方はアメリカ型以外に
は無いとして議論しているように見えます。
北欧が独特の型の資本主義国家として成り立っていることは周知の
ことですが、なぜか日本のモデルとして挙げる人は少数です。
この本は、北欧に限らずにヨーロッパ全体を観察して、ここにも
日本のあり方を考えるときのモデルがあるではないですか!と主張
しています。ヨーロッパに関することは情報としても、少ないので貴重
な文献だと思います。新書ですから、構成や章立ても工夫がされてい
て読みやすく、文章もわかりやすいのでお勧めです。

−−−
 目次から
<序章>テロ事件と市場原理主義

□<第1章>強まるヨーロッパの対米批判
基本的な社会観/経済政策と制度のあり方/ミクロの経営/世界の安全保障と地球環境
/米欧対立の機軸

□<第2章>福祉を重視する経済大国づくりの戦略
「社会的な」ヨーロッパづくり宣言/モネ構想からローマ条約へ/
ドロール氏が確立した「社会的な」路線とその発展/新型地域大国EUの目指すもの
/欧州統合の行方/EUが目指す新しい資本主義の諸相/ドイツの社会的市場経済
/フランスの混合経済/進化するヨーロッパ資本主義

□<第3章>自己変革に取り組むイギリス
没落の5要因/没落の実例/エリートと活力/ブレア改革の評価と課題/
ギデンス教授の論理体系/改良主義の伝統/EU統合の影響

□<第4章>今後の米欧対立と日本
テロ事件後の米欧関係の変容/テロ事件以降の経済安定志向/日本への示唆


02/11/04


現代中国/興梠一郎/岩波新書

現代中国の市場経済化の進展の下で社会と政治がどのように
変わってきているかを中国の報道などを元に説明した本です。
今の中国の混沌(犯罪、腐敗、共産党の)がこれでもか、これで
もかといった様子で出て来ます。市場経済化がその原因として
指摘されるわけですが、そうであるならば、市場経済が進まない
とすればどうなっていたかを説明していません。
 日本の新聞では、中国の経済上の日本への脅威が言われるか
政治大国として中華思想の国として紹介されることが多いのですが、
この本を読むと、今の中国がその原因はいろいろ指摘できるにしても、
とにかく、混沌というか、混乱のなかにあることがよくわかります。一言
でいうと、中国の多面性が伝わってくるといえます。
この著者が市場経済化を肯定しているのが、否定的なのかはわかりま
せんでした。共産党政権と市場経済の矛盾を指摘したかったのでしょうか?

02/10/27


女流棋士 /高橋和/講談社

<高橋和>をgoogleで検索をかけると、2000件以上でてきます。
かなり有名な棋士のようです。

こういう棋士がいることをある新聞で書評を読むまで知りませんでした。
その書評を読んで娘に読ませるにはちょうどいいかなということで買った
ものです。
内容は・・・
根性物語でもあり、個性豊かな棋士の人間としての成長が書かれているし
親子、兄姉の愛情物語でもあります。
なんといっても、文章が上手い、これだけでも読む価値があると思います。
これを100%自分の手で書いたとなると、本当に尊敬します。
文章からすると多分、ゴーストライターはいないでしょう。

02/7/22




人間回復の経済学/神野直彦/岩波新書

ここではベストセラーの2位でした 6/8追加

税金の勉強をしている人はこの著者に注目しているはずです。
政府や都の税調に関係しながらも、今の主流派経済学への痛烈な
批判をしてきたからです。
この本も期待を裏切らないものです。
構造改革がいかに非人間的であるか、その主張がいかに人間性と
経済を破壊するかを理論的、歴史的に明らかにしています。
内容は・・・

**************

はじめに
1 経済のための人間か、人間のための経済か
2 「失われた一〇年」の悲劇
3 行きづまったケインズ的福祉国家
4 エポックから脱出できるのか
5 ワークフェア国家へ
6 経済の論理から人間の論理へ
7 人間のための未来をつくる

★出版社のこの本の紹介はここにあります
 ここには編集者が書いた一文があります。

02/05/23


構造改革」で日本は幸せになるのか?/渡辺治/萌文社

権力から遠い人々の立場で憲法論、政治論、日本社会論を書いて来られた渡辺治氏の
構造改革批判本です。
私は、この本で「新自由主義」や「第三の道」がどういうものであるのか、小泉人気の実態
をどう解釈するのか、日本の社会変革の方向はどうなのか、第三の道とは何か、などを
学びました。
本のタイトルは内容を表していますが、それ以上に<現実的な日本社会変革論>として
読めました。
また、イギリスなどとは違う「第三の道」を提案しています。イギリスなどのそれは「マイルドな」
新自由主義改革路線」と評しています。たしかに、渡辺氏がいうところの「第三の道」は
新しい福祉国家建設の道であるといいます。多国籍企業が追求する軍事大国化と新自由
主義改革と闘うためにつくられるとし、第一の課題は<多国籍企業の規制を第一の課題とする」
と述べています。
いろんな点で参考になる本です。構造改革にどう対抗すべきかを真剣に考えておられる人にとって
は必須の文献であると思います。
02/02/03


日本の高齢者は本当にゆたかか/唐鎌直義/萌文社

税研集会の直前に本屋さんで発見!
こういう本が欲しかったんだ。。とこころのなかで叫んでいました。
最近の政府の白書などで必ずでてくるのが、「高齢者は金持ち」です。
これに反論するのがこの本です。月あたり4,5万円で暮らしている老人の話が
いっぱいでてきます。どうしたら3万円で一月を過ごせるのかを実際に調査したと
いうのです。 *ただし、この本を書くための調査ではない。
それに、冒頭のところで、日本にはそもそも暮らしというのが成り立っているのか?と
いう疑問を呈しています。やっと生きてるだけではないか! こう言いたいのだと思い
ます。
余談ですが、著者は、統計の数字やグラフに関しては必ず生データにあたってみて
自作すると宣言しています。そうした人の著作だけに、心意気と工夫がより伝わって
きて、逆に、高齢者一律金持ち論とでもいうべき、議論を展開する人々への怒りがわ
いてきます。







「構造改革」という幻想/山家悠紀夫/岩波書店

小泉首相の国会での答弁の話。以前から棒読み答弁をすることが多かったそうです。しかし、
なぜか、ニュースでながされるときは、流暢にちょうしよくしゃべっている場面ばかりになって
いるそうです。いうまでもなく、放送局で編集されているからです。
*あるホームページにそれが書かれています。
「構造改革」もそうした、「世論操作」によって、流されています。
「構造改革」が決して、根拠があるものでなく、むしろ国民生活にとってはきびしいものになって
しまう、結末を描きだしています。
著者は以前第一勧銀にいました(現職は神戸大学教授)が、欺瞞生を根拠をもって語っていま
す。この本は、10月14日の日経新聞の読書欄では、ベストセラーの第3位にはいってました。
多くの人に読まれて、「構造改革」国民にとって望ましい「改革」ではなくて、企業収益力のための
改革でしかないことが広まればいいと思います。
 内容は−−−


はじめに
序章 昨今の構造改革論、その特徴
1.90年代日本経済とは何であったのか

第一章 長期低迷を招いたのは「構造問題」か
1 二つの不況が連続した90年代
2 バブル景気の後遺症としての前期不況
3 「構造改革」が招き、深刻化させた後期不況
第二章 景気を失速させたのは不良債権問題か
1 不良債権とは何か、それを処理するとはどういうことか
2 不良債権処理の「先送り」と景気
3 問題を再燃させた景気の再悪化

U 日本経済の現状はどう食っているか
第三章 なお遠い自律回復への道のり
1 修正された「構造改革」路線
2 自律回復一歩手前であった2000年
3 2001年、景気は三たび下降へ
第四章 不安な現実、その背後にあるもの
1 構造面(サプライサイド)の弱さに原因があるか
2 問題は消費が回復しなかったことにある
3 破壊された日本経済の安定装置
第五章 財政危機、その実相を探る
1 財政赤字、それは先進国中最悪か
2 政府債務の返済をどう考えるか
3 高齢化社会の到来と財政危機
V 日本経済はどこへ行こうとしているか
第六章 株価資本主義 さらに不安な時代へ
1 アメリカの長期繁栄を範とすべきか
2 景気はさらに悪くなる?
  − 「不良債権早期処理」政策の抱える危険性
3 株価に支配され、経済的弱者には厳しい社会に
第七章 金融ビッグバンのもたらすもの
1 金融のための金融改革
2 市場は「いい銀行」を選択するか
3 カジノ型社会へ、強まる傾斜
終章 経済再生へ−本当に必要なこと
おわりに


2001年10月15日


事のセクハラ 私の闘い/田中萌子/角川書店

あの勇気ある女子大生が書いた本です。
ある意味では女性の歴史を作った人が自分の体験が苦悩とともにあった
ことを余さず書いています。
勇気があるから、悩まなかった・・・そんなことは全然ありません。
信頼した人が証言を拒否する・・
別居していた父親からかも、学費援助を拒否される・・
母親との葛藤・・
写真週刊誌が自分の顔写真を載せて転校を余儀なくさせらたこと。
受験勉強をして、新しい大学に入学したこと自体驚きですが・・
いろいろ苦悩とともにあった日々の記録となっています・
もちろん、闘って勝利した喜びは伝わってくるけれども、犠牲の上に
立ったものであることがわかります。

最初この本を手にしたとき、著者が有名病になって書いた本かなと、
とんでもない想像していましたが読んでみて、そうではないことがわかりました。
真剣に生きたからこそ周囲との摩擦。それを逃げることなく、闘うことで
乗り越えたすばらしい人間の体験が率直な筆で書かれています。

この本を薦めたい人
 ●あの告発を謀略だと今でも思ってる人
 ●ノックに投票した人。
 ●セクハラに関心がある人
 ●現代社会のなかで強い者と闘うとどういうことが起きるか知りたい人
 ●真剣に生きたい人
 
2001年7月16日


人間のための経済学/西川潤/岩波書店

 竹中なんとかいう人とは違うことを目標にしている経済学の本です。
ここでいう、副題にある「開発」とは日本で一般に言われるそれではなくて、
人間開発、ひいては社会開発のことです。いうまでもなく、アマルティア・セン
の影響の影響も受けているわけです。
 この著者は以前から「南北問題」という著などで知られており、一度は読んで
みたいなと思っていた人でした。
 今回手にしたのは、「基礎研」のある学科のゼミのテキストに選ばれたからです。
 先日、この本をテキストにした一回目のゼミがありましたが、いろんな異議がでて
いました。僕としては、、総論賛成の本ですが、他の参加者には蓄積があるので
こうした本にでも批判する言葉を持っているわけです。
 どんな人がこの本を読めばいいか?
  ●経済学はお金儲けの学問であると信じ切ってるいる人
  ●企業と経済成長のための経済学でもなく、マル経でもない本を読みたい人
  ●ノーベル賞をもらったアマルティア・センに興味がある人
  ●岩波の本が好きな人
  ●有名な西川潤という人がどういう思想を持った人か知りたい人
  ●経済学と人間の発達(幸福達成)との関係に関心を持つ人

 2001年7月15日


「福祉政府」への提言/神野・金子/岩波書店

さる研究会でテキストとして使用したもので、大辺がその6,7章の報告担当に
なりました。以下はそのそのレジメから項目を拾ったものです。
詳細なレジメはここにあります



第六章 地方分権的税財政システムの構築を     
− 新しい地方税原理・分権型財政ヴィジョン
第一節 地方分権的税財政システム
1 問題の所在
2 地方分権的税財政システム
第二節対人社会サービスと地方所得税の論理
−「ワークフェア」
1 対人社会サービスの重要性
2 対人社会サービス拡充の焦点
3 地方所得税の論理としての「ワ−クフェア」
第三節 個人住民税の拡充を中心とする地方税改革 41
1 地方所得税としての個人住民税の拡充
2 事業税の所得型付加価値税化
3 地方消費税の改革
4 課税自主権の拡大
第四節 財政調整の必要性と地方交付税の改革248
1 財政調整の必要性
2 現行の地方交付税制度
3 問題点とその解決の方向
第五節 国庫補助負担金の一般財源化へ向けて
第六節地方債発行の規制緩和 258
第七章 三つの福祉政府と公的負担 265
第一節「三つの福祉政府」体系へのアフローチ
1 三つのサブシステムと財政
2 生活点と生産点における自発的協力の吸収
3 現金給付による生活保障
第二節「三つの福祉政府体系」による生活保障
1 福祉国家型租税体系の動揺
2 地方政府による現物給付へのシフト
3 賃金代替としての現金給付
4 生産点における「協力の政府」の確立

5 「三つの福祉政府体系」の確立
第三節「三つの福祉政府体系」の公的負担
1 ユニバーサル・サービスとユニバーサルデザイン
2 税源移動性基準と政府機能基準
3「労務提供」代替としての地方税
4 協力原理に基づく地方税体系
5 賃金代替を支える社会保障負担
6 ミニマム保障を支える国税
おわりに
あとがき

2000年12月2日


WEB技術のすべてがわかる本/林誠/日本能率協会マネージメントセンター

難しい本でした。過日東京へ行ったとき往復の新幹線のなかで読んだの
ですが、70%は理解できてないです。
企業がWEBの技術をどのように活用しているのが、その基本となるWEB
の技術にはどういうものがあるかの概要は知ることができます。
ただし、構成、レイアウトはすぐれており、読みやすい本ではあります。
参考までに目次の主なものを掲げておきます。
  Webが世界を変える
  Webの基本となるネットワーク技術
  Webアプリケーションの構築技術
  Webアプリケーションの構築の実践
  Webによるワークスタイルのい革新
  
2000/9/23


大競争時代の賃金体系/牧野富夫/学習の友社/99.2発行

  人勧に成績主義が提案される時代です。
 賃金総額を抑え、競争をあおる制度が導入されたら労働者、国民
 両方によくないことが起きると思われます。
 この本は、そうした時機にふさわしいものです。
 成績主義はもっともらしい装いをもってるだけに理論的にも反論
 できるようにしておくとき、欠かせないでしょう。

 2000/9/5



「経済」9月号/新日本出版社

見てのとおり財政問題が特集されています。
ご一読を。文字による紹介もできればしたいと考えています。

2000/8/6