エレベーターの下端活用(ラッパ水仙を撮る)
ラッパ水仙が咲いた。もとは一株だったものが、3株に増え、2株が花をもった。昨春は咲く間際に、
ツボミを何者かにもがれた。猫か犬かもしれない。それが今年は、無事花を開いた。50mmレンズ付
一眼と、「エクセラスポーツ」と、露出計をもって、株の脇へ陣どる。花が大きく画面を占めるよう
にすると、カメラとの距離は30センチ強である。開脚角度を最大にしてカメラポジションを下げる。
カメラの傾きは、雲台と脚の長さで調節する。
横長画面。花がややうつむいているので、ラッパの内部をのぞける位置までカメラを下げたい。
花に対して、カメラポジションがやや高い。 エレベーターの下側は、複写や真俯瞰専用ではない。水仙のこの例のように、普通の使い
方では出しにくいカメラポジションを与えてくれる。脚の長さや開き角度を工夫すれば、思いのほ
か役に立つゾーンである。活用しなければ、撮影できないにつながるのだか
ら、やや操作に時間や手間をとるとしても、活用すべく挑戦する値価は充分だ。
エレベーターを逆付けにしてカメラをブラ下げたほうが、
狙いたいポジションに迫れるだろう。「エクセラスポーツ」は、クランクがないから、こういう操
作はお手のもの。エレベーターを上下逆にして、下側に雲台、雲台にカメラがブラ下がった格好にす
る。カメラの操作が不慣れだと使いづらいが、希望するポジションを確保できるのだから慣れよう。
カメラポジションを下げられるのだから、そのぶん脚を伸ばして、三脚の下側に手が入りやすくする。
雲台が上にくるエレベーターの使い方では得られなかった低いポジションにカメラをセットできる。
二輪のうち一輪を主体に画面構成する。花の向きや、周囲の状況から、願ったり叶ったりとはいえ
ないものの、摘みとる、切りとるなど、決定的ダメージを株に与えることなく、撮影を終了。
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