乳の詫び状

Last update 2006/08/23

 ここには、過去の「乳の詫び状」が溜めてあります。ほとんど日記みたいなものですね。

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 これより新しい分については、こちらへ

乳の詫び状(2006/06/23)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのkick/salonから。

標題: 次の代表監督はオシム監督?
---
 どのスポーツ紙か忘れたけど、次の日本代表監督に千葉のオシム監督の名前
が挙がっているそうです。
 Nara Localさんは、高齢で健康面の不安があるから代表監督は辞退するんじ
ゃないという話でしたが。
 エメ・ジャケ監督が第一候補?
 ベンゲル監督は、アーセナルでチャンピオンズリーグのタイトル獲るまでは
やめないだろうし。
 前回の韓国に続いて、今回オーストラリアを率いて決勝トーナメントに進ん
だヒディンク監督はどうなんでしょうか。
 ある韓国通によれば、もし、そんなことになったら、韓国が大ブーイング。
いま国賓扱いのヒディンク監督は韓国に入国できないんじゃないかなどといっ
てましたが。
 韓国人は日本人大嫌いだからね。中国人も日本人大嫌いだけど。日本人はな
ぜかみんななかよくやれると思っているのが面白いね。その甘さがワールドカ
ップで勝ち抜く闘争心、精神力のなさなのかも。
 右翼政治家が利用しそうだよね。国家主義、ナショナリズム強化でワールド
カップを勝ち抜く精神を鍛えるなんてね。武士道とか、ほんとの武士道より、
国家に都合のいい、というか、いまの利権を握ってる連中に都合のいい武士道
なんか教えたりしてね。

 ちなみに、知り合いの女性たちが次の代表監督は誰がいいか仲間内で話し合
ったら、セルジオ越後だったそうです。\(^O^)/
 あと、岡田、松木、福田、井原、テレビ解説に出てくる人たちですが、それ
くらいしか、名前を知らないそうです。\(^O^)/

ASAHIネットのkick/salonから。

標題: Re: みんな、青いパンツで応援しよう\(^O^)/
---
 4-1で逆転負け。
 終わりました。前半玉田の素晴らしいゴールがあったけど、前半ロスタイム
にロナウドが同点ゴール。後半もやられて4-1。ロナウドは2ゴール。
 青パンツ作戦玉砕です。\(^O^)/
 ご協力くださったみなさま、ありがとうございました&お疲れ様でした。

 コンビニでカツサンドまで買って、朝3時半に起きて、ブラジル豆じゃない
けど、ブラジルを飲むつもりでコーヒーも飲んでカツサンド食って勝つぞと準
備したのに。
 玉田のゴール。稲本からサントスへのダイレクトパスがよかったですね。サ
ントスもいいスルーパスを出したし、玉田の飛び出しもよくて、3ついいプレ
ーが続くと1点になるということですね。あれが、このW杯、ジーコジャパン
が最も輝いた瞬間でした。

 ちなみに、女性に青パンツ作戦のことをいったら、みんな、青いパンツなん
かもってないわよと言いました。\(^O^)/
 水色系かならあるかなとかね。大体、下着の色なんて、白、ベージュ、ピン
ク、黒だとかいう話になって、それで、日本代表のブルーのユニフォームって
のがよくないという話になりました。
 次の日本代表は、ジャパンブルー、サムライブルーじゃなくて、ジャパンピ
ンク、サムライピンクにすると、ピンクパンツ大作戦に女性も参加できて、決
勝トーナメント進出ですね。\(^O^)/
 つーか、今度は、男でピンクのパンツなんてもってる奴、いねえだろ。\(^O^)/
 そうか、やっぱ、ワールドカップで勝ち抜くのは厳しいですね。^^;

乳の詫び状(2006/06/22)

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ASAHIネットのkick/salonから。

標題: みんな、青いパンツで応援しよう\(^O^)/
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 なぜ、日本はオーストラリアに負けたのか。
 おれなりに分析したところ、あの晩、黄色主体のパンツ(トランクス)をはい
ていたことが判明。黄色はオーストラリアカラーだ。
 ああ、なんてことをしてしまったんだ。クロアチア戦でイージーシュートは
はずした柳沢の心境。
 ということで、今晩というか明早朝のブラジル戦は、ジャパンブルーにちな
んで青いパンツをはいて応援することにした。
 みんなも、青いパンツで応援しましょう。もってない人は、いまからでもい
いし、会社の昼休みでも帰りでもいいから買いに行くこと。家に電話して奥さ
んに買ってもらうのもよし。
 一番いいのは、日本男子の心意気で、青いふんどしだろうけど、売ってない
よなあ。
 奥さん、お母さんにいまから作ってもらうのは間に合わないよなあ、きっと。
 ということで、青いパンツでもよしとする。
 あ、女の人も、青のパンティもってたらそれをはくように。もってなかった
ら、買いに行くように。\(^O^)/ 紺色でもまあ許す。^^;
 みんな、青いパンツで応援しよう。\(^O^)/
 名づけて、ブルーパンツ作戦。\(^O^)/

乳の詫び状(2006/06/19)

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ASAHIネットのkick/salonから。

標題: 長坂、清水コンビで中継しろ!
---
 W杯ドイツ大会、連日、徹夜に近いので寝不足です。\(^O^)/
 夜10時くらいからの中継観て、一眠りして朝4時ごろからの中継観ての連続。
 昨夜というか、今朝にかけては、日本対クロアチア観て、30分うとうとして
ブラジル対オーストラリア観てだもんね。少し、やせたかな。\(^O^)/
 クロアチア戦、中田英、川口、加地くらいかな、ほんとに最後までファイト
していたのは。みんな、きついのはわかるけど、歩いているシーンばかりじゃ、
あそこで走れるかどうかが世界で勝てるかどうかなのに。韓国の最後まで決し
て走り負けないファイトと比べると、勝利への執念の差、体力の差を感じまし
た。

 それにつけても、柳沢、なんであそこでパスなんだよ。パスじゃなきゃ、あ
の場面で右のアウトなんて打たないだろ、フツー。インサイドで軽く合わせる
だけなのに、なんでシュートしないのか。もう柳沢使うず、巻を使え。
 あと戦犯は、宮本でしょうねえ。放送でもいってたけど、宮本、サントスの
守備が弱いとわかると、徹底的にやられてましたからね。宮本が与えたPKは、
俺様がドイツまで念力を送ったから、川口がスーパーセーブしたが。\(^O^)/
 小笠原も、前半途中から、歩くようになっちゃってて。玉田も大黒も、入っ
てフレッシュなはずなのに、すぐ走れなくなってたでしょ。よっぽど過酷な条
件とは思うけど、名波たちがいたときの日本代表、予選で、アウェイのUAE戦。
40度くらいの中でやってたでしょ。
 やっぱ、コンディション作りがうまくいってないんですかね。
 オーストラリア戦、水の補給もしてなかったでしょ。だから、走れなくなっ
て、走り負けましたよ。坪井が両足つったのも、そのせいじゃないかなといわ
れてますよね。あれ、交代のチャンスを一人減らしてしまったから、影響の大
きな坪井の交代だったと思う。
 あれがなければ、中村俊輔を下げて稲本か遠藤入れて、さらにFWに巻と大黒
入れられたのに。
 ま、FC東京の茂庭が出たので、個人的にはうれしかったですが。だって、ま
さか、ドイツで、茂庭を応援するときに頭の上で両手で輪を作って、「もーに
ーわ」とやる、あれが行なわれるとは思わなかったから。\(^O^)/

 つーことで、ブラジル戦なんですけど、おれ、3点差で勝たないといけない
かと思っていたら、2点差で勝てばいいんだってね。2-0か3-1でいいじゃん。3
点差は不可能と思ったけど、2点差なら楽勝よ!\(^O^)/
 まず、開始7分でブラジルのGKが一発レッドでブラジル10人!\(^O^)/
 前半23分にブラジルが先制するが、37分巻が倒されてPK。このときは2枚目
のイエローでレッドカードが出てブラジル9人!\(^O^)/ このPKを俊輔が決
めて同点で前半終了。
 後半、11分、日本のCKで、ブラジルにオウンゴールが出て、日本が逆転。\(^O^)/
 ブジラル、大混乱してあたふた。自分らが倒されたときファールにならなか
ったことで、審判に抗議し過ぎてイエローが出て、2枚目イエローでまたまた
退場。なんとブラジル8人!\(^O^)/
 フィールドプレーヤー7人対10人だと、さすがのブラジルも耐えられず、巻
が後半31分に執念のダイビングヘッドで3-1。
 さすが、ジーコの神通力。\(^O^)/

 で、その後は、後半ロスタイム、なんとか逃げ切ってくれと日本国民が必死
で応援した甲斐があって、ついに歓喜の逃げ切り。日本がなんとブラジル相手
に3-1で大逆転大勝利。奇跡の決勝トーナメント進出。\(^O^)/

 こうなるためには、やれることは全部やらないといけないわけで、日本対ブ
ラジル戦の放送は、NHK?
 だったら、フジテレビの日本代表不敗神話男、長坂アナをNHKに緊急派遣し
て、実況させろ!\(^O^)/
 フジテレビも右翼フジサンケイグループの中核企業なんだから、こういう国
難に際しては、男気をみせて、長坂アナ、緊急レンタル派遣しろ!
 でもって、2点差以上で日本が勝ったら、長坂アナに1億円のボーナス! 
その金はライブドアから引っ張ればいい。\(^O^)/
 いやいや、こういう国難のときこそ、国民の目が届かないのをいいことに何
億も飲み食いに使っている外務省の外交機密費から出せ!\(^O^)/
 国会対策に流用されていることを塩川元大臣がばらした官邸機密費も使え!
\(^O^)/
 外務省よ。外交機密費は、審判の買収に使え。\(^O^)/
 こんなときくらい、外務省が役に立つところをみせろよ。
 審判買収のやり方は、ちゃんとユベントスの幹部連中に教えてもらえ。\(^O^)/
 実際の裏工作の実行には、電通使え。\(^O^)/
 ほんと国難なんだから、このほうが、よっぽど有効な税金の使い方だぜ。\(^O^)/

 さっきkick/salonの過去ログ検索したら、長坂アナは8戦不敗(7勝1分)
だったけど、2002年の対ノルウェー戦で負けがついたんですね。
 いや、それでも、実況長坂アナ、解説清水さんのコンビは、不敗神話を作っ
たことがあるんだから、政府専用機でこの二人を緊急派遣しろ。実況予定だっ
たNHKの野地アナと解説の木村和司さんには悪いけど、おれの頼みだ。ここは
泣いてくれ。ほんと、頼む。お願い。お願い。

 まあ、でも、サッカー日本代表はまだいいでしょ。ラグビー日本代表は、イ
タリアやサモアにもボロ負けだもんね。
 そういえば、日本ラグビーが世界で一番輝いたときの監督、宿沢さんがなく
なりましたね。合掌。
 当時のラグビー界で、日本がスコットランドに勝つなんて、サッカーでいま
の日本がブラジルに勝つよりはるかに大変なことだったんです。あり得ないの
一言。でも、勝ったんです。
 宿沢さん。なんとか、念力を送って日本を2点差以上でブラジルに勝たせて
ください。お願いします。お願いします。
 ほらほら、そこの小泉純一郎。もうやめるからって、やる気すっかりなくし
てぶらぶらダレてんじゃねえぞ、お前は。宿沢さんの霊にお願いしなさい。あ
と、靖国でもどこでもいって、英霊に、日本が2点差以上で勝つようにお願い
しなさい。
 安倍ちゃんもほら。次の首相になりたいんだったら、ほれほれ、お願いして、
お願いして。地元下関の赤間神宮に行って、安徳天皇にも、耳なし芳一にもお
願いしてきなさい。しないと、うちの親戚、もう選挙、手伝わないよ。\(^O^)/

 で、まあ、結末としては、日本がブラジルを3-1で破って、奇跡の決勝トー
ナメント進出。日本中が有頂天になっていて、今日はもう学校も休み、会社も
休み、天皇陛下の鶴の一声で国民の休日とするなんて、大騒ぎしているときに、
あなた、北朝鮮からテポドン2号が降ってくるんだよね。\(^O^)/
 小松左京「日本沈没」、筒井康隆「日本以外全部沈没」は、結局、こういう
ことだったんですね。\(^O^)/

乳の詫び状(2006/06/17)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: NICT NTP クライアントコンテスト
---
 ぼくが代表をやらせてもらっているRing Server Projectにも協力してくだ
さっている情報通信研究機構(NICT)が、世界最高峰のNTPサーバを一般公開し
ました。
 詳しくは、
http://www2.nict.go.jp/pub/whatsnew/press/h18/060612-1/060612-1.html
世界最高性能のインターネット用時刻同期サーバによる 日本標準時配信の開
始
をどうぞ。
 情報通信研究機構(NICT)にピンと来ない人は、以前の名前が通信総合研究所
(CRL)といえば、わかるでしょうか。ここは、日本の時間を作り出していると
ころです。ここで、日本標準時の1秒を作っているんです。Ringのミーティン
グで行ったときに、見学させてもらいましたが、世界各国が作る1秒の中でも
良質の1秒を作っているんだなあと思いました。たとえば、中国が作る1秒よ
りすごくよくて、まだまだ日本の技術屋の底力は衰えてないし、むしろ世界を
リードしているなと思ったものでした。
 そういう研究所が、インターネットで時刻同期を行なうときには必須である
NTPの超高性能サーバを一般公開してくれたわけです。
 このサーバ、日本標準時に直結したサーバだそうですから、イメージとして
は、日本の時間が湧き出している深山幽谷の源泉から直接時間を汲み出してい
るわけで、すごいもんです。
 そこで、公開を記念して、このNTPサーバを利用するプログラミングコンテ
ストが開催されます。
 詳しくは、
http://www2.nict.go.jp/w/w114/stsi/PubNtp/contest.html
NICT NTP クライアントコンテスト
をどうぞ。
 ネットワーク社会になればなるほど、時間の重要性、時刻の正確さ、時刻同
期の重要性が要求されます。たとえば、電子証明書の署名時刻が不正確だった
ら、証明書にならないし、犯罪がらみだとアリバイにも使えませんよね。
 ということで、超高性能NTPサーバを使った、いろんなアイデアがこのコン
テストで集まってくればなと思います。みなさん、奮って参加してください。

 ちなみに、RingもNTPサーバのサービスをやっています。詳しくは、
http://ring.maffin.ad.jp/ring/ntp.html.ja
をどうぞ。
 これを始めた経緯は、福岡大学がNTPサーバの無料サービスをやっていたん
ですが、そのサーバのURIが、いろんなソフトにデフォルトNTPサーバとして組
み込まれたりして、サーバへのアクセスが集中しすぎて福岡大学の人たちが悲
鳴を上げていたんです。
 それをスラッシュドットジャパンで知ったので、これは、国際救助隊サンダ
ーバードの出動だと思って、Ringで提案したら、みなさん快く引き受けてくだ
さったのです。
 精度は超高精度とはいきませんが、高精度が要求されない場合は、気楽に使
っていただければと思います。

http://www.nict.go.jp/
情報通信研究機構(NICT)
http://www.ring.gr.jp/
Ring Server Project
http://ring.maffin.ad.jp/ring/ntp.html.ja
Ring Server Project、NTPサービス

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 理研、横浜研究所一般公開
---
 ぼくが代表をやらせてもらっているRing Server Projectにも協力してくだ
さっている理化学研究所の横浜研究所の一般公開が、6月24日10:00〜17:00
であります。詳しくは、
http://www.yokohama.riken.jp/open/20060624/index.html
をどうぞ。
 理研のことは、いまさら言わなくてもいいでしょうが、日本が世界に誇る科
学の殿堂の1つです。横浜研究所は、バイオ系をやってますが、世界最高峰の
NMR(核磁気共鳴)施設などもあり、ぼくらもRingのミーティングで使わせても
らったときに、見学させてもらいましたが、すごいですよ。
 なかなか一般の人が研究所に入るチャンスはないので、時間がある人は、ぜ
ひ、行ってみてください。

http://www.yokohama.riken.jp/
理化学研究所、横浜研究所
http://www.ring.gr.jp/
Ring Server Project

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: いま読むべきGoogle(グーグル)本
---
 世間には、Google(グーグル)の使い方やSEO(サーチエンジン最適化)本があ
ふれているが、グーグルそのものについては、現在、次の2冊がいい。
 ちなみに、SEOに大金払っている連中は、どうかしてるだろう。トータルで
みれば、大した効果もなく、いたちごっこでずっと金をむしられるだけじゃな
いか。

デビッド・ヴァイス、マーク・マルシード著、田村理香訳「Google誕生」
佐々木俊尚著「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」

 これらに比べると、「国家の品格」とともにベストセラーになった「ウェブ
進化論」は、所詮、グーグル万歳、シリコンバレー万歳であって、内容も薄っ
ぺらで底が浅い。
 「Google誕生」と「グーグル」が作家・ジャーナリストの作品だとすれば、
「ウェブ進化論」は、マーケ屋・コンサル屋のプレゼン資料にすぎない(マー
ケ屋はマーケティング屋、コンサル屋はコンサルタント屋のこと)。
 情報発電所などキャッチーな言葉はあっても、調子のいいことが書いてある
だけで、プレゼンルームを出たらゴミ箱直行的内容。
 「国家の品格」と「ウェブ進化論」がベストセラーになったのをみると、
「ちゃちな二元論はウケる」
という持論が補強されたという思いを抱く。
 著者の梅田望夫は、文中「これがXXの本質だ」というフレーズをよく使う
が、「よく、恥ずかしげもなく、こんな底の浅いことを本質なんて偉そうに書
くなあ」と思う。経営コンサルタントとしてはいざ知らず、技術コンサルタン
トとしては評価できない。「はてな」の社外取締役らしいが、「はてな」、大
丈夫か。\(^O^)/

 説教になっちゃうけど、技術屋、特に若い技術屋に言っておきたいのは、こ
んなのを技術屋が真に受けるようだと、日本の技術に未来はないということ。
技術屋なら、もっと批判的に、そしてその先が読めないとね。梅田望夫が騙る
ようなことは、あ、いい誤変換(笑)、まあスタートライン手前の話。科学的、
技術的な勝負はその先ですでに起きているわけ(スタートラインがどこにある
かも知らない、わからないなら、読めばいい。知らない、わからないというこ
とは、それは全然恥ずかしいことじゃないから)。
 そういう一端は、「Google誕生」を読むとはっきりわかる。グーグルは世間
一般のイメージと違って、ソフトの会社ではなく、まず、ハードウェアの会社、
そしてハードとソフトの一体開発をやっている会社。
 そのハードとソフトが競争力をもっていることについても、梅田望夫がいう
ような、無料のオープンソースのOSであるLinuxが使えるから、ムーアの法則
でハードがどんどん安くなったからなどという単純な話で、競争力をつけてい
るわけじゃない。梅田望夫は、本質なことはわからないんだろう。サイエンス
がわかってないから。グーグルがどこで競争力を確保しているか、そのために
どれほどの人員とコストをかけているか、「Google誕生」を読めば一端を伺う
ことができる。
 「ウェブ進化論」は、10分立ち読みして、わざわざ読む価値なしと思ったが、
この本や梅田望夫に対しては、今後も批判的なことを書くだろうから、一応、
詫び料(安すぎるけどね)として、後日、買ってきたが、やっぱ、読む時間が惜
しい。

 週刊ダイヤモンドなどの経済雑誌も、インテルとマイクロソフトといったパ
ソコン業界の水平分業の強さを盛んを喧伝したことがあったが、歴史は螺旋状
に上昇しながら繰り返すわけで、かつてのコンピュータメーカーが一体開発を
やっていたように、グーグルは一体開発をやってブラックボックス化している
のが強みなんだよ。一体開発を、まだ熱心にやってるのは、IBMとアップルだ
けでいずれもアメリカの会社。そこが日本より懐が深いところで、日本のコン
ピュータメーカーは、パソコンを手早く売りたくて水平分業モデルに乗っかっ
たがために、利益なき繁忙に追い込まれたんだもんね。プロセッサやコンパイ
ラなど基礎的技術、あるいは次世代につながる技術開発を行なう基礎体力が奪
われたんじゃないかという危惧はある。もっとも、一昨日か、大学の同級生連
中と飲んだ感じでは、そこまで悲観的になる必要はないかもとも思ったけれど
ね。
 シリコンバレーに行くのもけっこうだけど、流行に飛びつくだけじゃ、歴史
が繰り返したとき、周回遅れになっていて、周回遅れだと思っていたことが最
先端になることがある。これは覚えておいて損はないと思うよ。
 おれ、かつての人工知能(AI)の技術やらを勉強し直していると何度か書いた
が、これも25年経って歴史が繰り返しているからなんだよね。そうそう
「Google誕生」には、Lisp屋のピーター・ノーヴィック(Peter Norvig)さんの
名前も出てくるよ。
 本書は、グーグルの不正クリック・クリック詐欺問題もちゃんと扱っている
し、おいたち、なりたち、公開までの経緯、グーグル的な考え方(基本的には
サイエンス、科学精神)、そしてその科学精神が引き起こす科学を知らない世
間との軋轢など、功罪をよくとらえている。

 佐々木俊尚「グーグル」は、本屋で「ウェブ進化論」の横にあって、最初
「なんだ、便乗本か」と思って、ぺらぺらめくったら、後ろのほうに、たまた
ま「ユービック」の文字が躍っているのを見つけ、興奮した。
 Goole = ユービック論!!!
 それで、ソッコー、買い。\(^O^)/
 ユービックは、SFの鬼才ディックの長編。20年くらい前に読んで非常に興奮
した。内容忘れたが(笑)、それまで読んだタイム・トラベルものとは違って、
敵の超能力者によって味方全員、別の時間に放り込まれたり、ディックお得意
の現実崩壊を堪能できた記憶がある。おれ、ディックの最高傑作は「高い城の
男」より、この「ユービック」だと思ったもん。
 この本については、個人的にうれしいことが、ユービック以外にもあれこれ
あって、お薦めします。サーバの台数の桁が間違っているのは、ご愛嬌かな。
50万台くらいのサーバが、グーグルプレックスにはあるはずなんですけどね。
 ほかの部分も、けっこう面白くて、おれは「ウェブ進化論」より桁違いに読
む価値を感じたよ。特に、新聞、テレビ、出版などメディア関係者は震撼する
でしょうね。

 いま、1冊だけグーグル本を買うなら、「Google誕生」。
 もう1冊買うつもりがある、あるいは文化的、社会的な視点からの分析が読
みたければ、佐々木俊尚「グーグル」を薦める。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872576446/showshotcorne-22/ref=nosim
デビッド・ヴァイス、マーク・マルシード著、田村理香訳「Google誕生・ガレ
ージで生まれたサーチ・モンスター」(イースト・プレス)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4166605011/showshotcorne-22/ref=nosim
佐々木俊尚著「グーグル―Google 既存のビジネスを破壊する」(文春新書)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150103143/showshotcorne-22/ref=nosim
フィリップ・K・ディック著、浅倉久志訳「ユービック」(ハヤカワ文庫)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106101416/showshotcorne-22/ref=nosim
藤原正彦著「国家の品格」(新潮新書)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480062858/showshotcorne-22/ref=nosim
梅田望夫著「ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる」(ちくま新書)

あとがき :-)
 時間があれば、「国家の品格」た「ウェブ進化論」をネタにするかもしれな
いが、いまはともかく、サッカー日本代表、決勝トーナメント進出に全力投球。
\(^O^)/
 その後は、九大の情報工学科で授業なので、その準備。授業のおまけで、時
事ネタを毎回やるんだが、今回は、グーグルネタとプログラミング言語ネタに
しようかなと思っている。それで上記の本を読んでみたんだけどね。
 佐々木さんの
 Goole = ユービック論
に対抗して、
 e ^ (i * (コネクショニズム + フラワームーブメント)) = Google
とかね。\(^O^)/

 それにつけても、ほんと、最近、おれの周りは、あらゆることが1周回って
歴史が繰り返していると思うことが多い。
 超能力者にやられてるのか、おれ。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 私がGoogle Adwordsをやめたわけ
---
 去年の暮れ、ぼくが勤めるアンテナハウスで問題になったことがあって、そ
れは、Googleの不正クリック/クリック詐欺の問題です。これに対するGoogle
の木で鼻をくくったような応対に小林社長は激怒していて、それを、自らPDF
のことを毎日欠かさず千日書き続ける千日行のようなものすごいことをやって
いる「PDF千夜一夜」に書くといって、実際に書きました。
 紹介しようと思いながら、あっという間に半年経ってます。\(^O^)/
 文章上は、抑えてありますが、実際小林さんの怒りは大変なものでしたね。
この辺、文章では過激だけど、普段は大体において穏やかなぼくとは違います
ね。\(^O^)/
 お前、自分のこと、よく見せてないか。
 す、すみません。

 今回、Googleが集団訴訟を起こされて、小林社長も話題にしているので、一
緒に紹介します。
http://blog.antenna.co.jp/PDFTool/archives/2005/12/28/
私がGoogle Adwordsをやめたわけ
http://blog.antenna.co.jp/PDFTool/archives/2006/05/23/
グーグル・アドワーズ広告集団訴訟和解案についての通告について
http://blog.antenna.co.jp/PDFTool/archives/2006/05/25/
グーグル・クリック詐欺集団訴訟の和解案についての検討
http://blog.antenna.co.jp/PDFTool/archives/2006/05/31/
グーグル・クリック詐欺集団訴訟和解案は、モラルを喪失した米国経済界の象
徴
http://blog.antenna.co.jp/PDFTool/archives/2006/06/03/index.html
企業の経営で一番大事なものはなにか?
http://blog.antenna.co.jp/PDFTool/archives/2006/06/11/index.html
グーグル・クリック詐欺集団訴訟について その4

 なお、スラッシュドットジャパンにある記事と投稿
http://slashdot.jp/articles/06/05/24/0350259.shtml
については、小林さん、デタラメばかりと一刀両断でした。まあ、当事者と部
外者は得られる情報もバイアスも相当に違うということでしょうか。

 そういうおれは、
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/
ホットコーナー
にAdSense入れてみました。\(^O^)/
 試しに、この検索ボックスで検索してみてください。

乳の詫び状(2006/06/13)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのkick/salonから。

標題: 何の問題もない\(^O^)/
---
 オーストラリアに3-1で負けても何の問題もありません。\(^O^)/
 ブラジルがジーコのために、クロアチアとオーストラリアを5-0で叩き潰し
て、日本に1-0で負けます。\(^O^)/
 日本はクロアチアに勝てば、OK。負けても、クロアチアがオーストラリアに
勝てば、得失点差でOKです。\(^O^)/
 ということで、明日朝の、ブラジル対クロアチア戦、ブラジルを応援しまし
ょう。

 ほんまかいな。

 もう寝ます。明日朝4時起きだ。ブラジルを応援するぞ。
 あ、韓国はトーゴに先制されましたね。韓国もがんばれ。

乳の詫び状(2006/06/12)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ガウディ本(CTMCP)の紹介と懐かしい話など
---
 魔術師本(SICP)、ガウディ本(CTMCP)。どっちを先に読むべきかを書いたの
で、勢いで、以前、紹介した、いい教科書といわれている
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0262220695/showshotcorne-22/ref=nosim
Seif Haridi, Peter Van-Roy著「Concepts, Techniques, and Models of 
Computer Programming」(MIT Press)
(以下、ガウディ本(CTMCP))を、もう少し詳しく紹介しておきます。
 これは、ゴールデンウィーク前に届いたんですけど、夜、寝る前に寝酒代わ
りに少しずつ読んでいます。順には読んでなくて、あっちこっち適当に飛びな
がら読むスタイル。
 Oz言語とMozartシステムをベースにプログラミングのいろんなコンセプトや
モデルを解説してあります。
 Oz言語の最小セットを使った核言語で一番簡単な計算モデルやコンセプトを
記述して、だんだん、必要最小限の基本操作を追加して(たとえば、並行プロ
グラミングにはスレッドを追加など)、命令的/手続き的/オブジェクト指向プ
ログラミングも、宣言的な(関数型、論理型)プログラミングも、全部扱います
し、並列・並行なモデルも、分散モデルも扱います。そして、これらのプログ
ラミングの概念やモデルの長所、短所をまとめてあるし、どういう場面でどう
使えばいいかも解説してあります。
 そういう風に解説しつつ、Ozの核言語でプログラム例を示してあるし、Oz/
Mozart(Ozのプログラミングシステム)で実行できるので理解しやすいでしょう。
いい教科書といわれるはずです。
 全体的には、C/C++/Javaみたいな命令的、手続き的プログラミングより、宣
言的な(関数型、論理型)プログラミングの話がメインだし、全体の通奏低音に
なっています。
 手続き的な言語より、宣言的な言語のほうが、より高水準な言語ですし、ハ
ードとソフトの発達で、高水準な言語でも十分実用的になってきてますから、
プログラミングの教科書、それも概念やモデルをしっかり教える教科書として
は、当然でしょう。
 以上からわかるように、Ozは、並列分散マルチパラダイム言語です。だって、
そうじゃないと、これだけの概念やモデルをOzで記述できませんからね。
 届いて最初、ぱらぱらめくっていたら、GUIの画面があったので、Mozartは、
マルチプラットフォームのGUIのIDEかと期待したんですが、実際にダウンロー
ドして動かしたら、Emacsを使ったものでした。ちょっとがっかり。
 いまどきなら、Eclipseのプラグイン書くか、自分でマルチプラットフォー
ムなGUIを使ったIDEを書いてほしかったですね。そこまで期待しちゃいけない
んだろうけど。
 なんでがっかりしたかというと、EmacsをIDEとして使うものは、まだまだ多
くて、Emacsはその言語と一緒にパッケージングされているんです。だもんで、
いろんな言語を試しているぼくのパソコンには、いくつもEmacsが入ってます。
\(^O^)/
 20年前、Emacsをパソコンで動かすのは大変だったけど、いま、10個くらい
Emacsが入っているから、おれも偉くなって金持ちになったなあと感慨深いで
す。\(^O^)/
 しかも、おれはEmacsはあんまり使えないというね。\(^O^)/ だから、新
しい言語を試すときには、キーバインドもそれぞれの言語用で違うし、毎回、
Emacsの初歩からやり直し。\(^O^)/

 ここで、目次をざっと紹介しておきます。
 amazon.co.jpでは無理でも、amazon.comなら目次が出ているかと思ったら、
中身は目次すら見えませんね。ちゃんと見せてくれる本もあるんだけど。
 900ページもある本なので、一部だけです。
 まず、Short Contentsのページ。全角の(1)や(2)は、本来、ローマ数
字なんですけど、文字化けするといけないので、全角数字の(1)や(2)に
しています。

Preface
Running the Example Programming

1 Introduction to Programming Concepts

(1) GENERAL COMPUTATION MODELS
2 Declarative Computation Model
3 Declarative Programming Techniques
4 Declarative Concurrency
5 Message-Passing Concurrency
6 Explicit State
7 Object-Oriented Programming
8 Shared-Stated Concurrency
9 Relational Programming

(2) SPECIALIZED COMPUTATION MODELS
10 Graphical User Interface Programming
11 Distributed Programming
12 Constraint Programming

(3)SEMANTICS
13 Language Semantics

(4)APPENDIXES
A Mozart System Development Environment
B Basic Data Types
C Language Syntax
D General Computation Model

References
Index

 Haskellは、4 Declarative Concurrencyで、Erlangは、5 Message-Passing 
Concurrencyで、Prologは、9 Relational Programmingで、Javaのsequential 
partは、7 Object-Oriented Programmingで、Javaのconcurrent partは、8 
Shared-Stated Concurrencyで、1つの節を割り当てて言及されています。
 このように節になってなくても、その他、Common Lisp, Scheme, ML, 
Eiffel, Cleanなどいろんな言語に対して、適宜言及しています。索引で、
languageの下にある項目の数を数えたら、50個くらいのプログラミング言語に
言及してますね。Obliqなど、名前すら知らなかった言語もあります。

 1 Introduction to Programming Conceptsだけは、詳しい目次も載せておき
ます。20数ページを割いていますが、その中でこれだけのことをざっと紹介し
て、後の章で詳しく分析・解説してあります。

1 Introduction to Programming Concepts
1.1 A calculator
1.2 Variables
1.3 Functions
1.4 Lists
1.5 Functions over lists
1.6 Correctness
1.7 Complexity
1.8 Lazy evaluation
1.9 Higher-order programming
1.10 Concurrency
1.11 Dataflow
1.12 Explicit State
1.13 Objects
1.14 Classes
1.15 Nondeterminism and time
1.16 Atomicity
1.17 Where do we go from here?
1.18 Excerises

 余談ですが、1.17の「Where do we go from here?」は、Chicagoのデビュー
当時のアルバムに入っている曲と同じ名前ですね。ピーターセテラのボーカル
で、アコースティックギターがメインのシンプルな曲。
 懐かしくなって、いま、LPレコードを探しまくりました。\(^O^)/
 もう、レコードプレーヤーもばらしているし、レコード針もないから聴けな
いけど、まだ取ってあるんです。
 見た途端に曲と、中学から高校生のころが蘇ってきます。\(^O^)/
 昔のLPはいいね。ジャケットがでかいから、ジャケット写真や中のデザイン
も迫力があるし、ライナーノーツも面積がでかいからいっぱい書いてあるし。
 Where do we go from hereが収録されているのは、Chicagoの2枚目のアル
バム。日本語タイトルは、「シカゴと23の誓い」。これもデビューアルバム
と同様2枚組。その最後の最後の曲です。
23 約束の地へ WHERE DO WE GO FROM HERE (P. Cetera)(2:33)
と書いてある。ボーカルだけじゃなくて、作曲もピーターセテラなんだ。ひょ
っとしてピーターセテラ、この曲が公式には初の作曲じゃないのかな。
 あ、長い夜があった。
14 長い夜 24 OR 6 TO 4 (R. Lamm)(4:55)
 これが、シングルカットされて大ヒットして、Chicagoは地位を築くんです
よ。このアルバム、Chicagoの音楽性の高さとバリエーションの広さが非常に
よく出ていて傑作です。
 「ぼくらに微笑を(Make me smile)」から始まる組曲もまたいいんですよ。
「ぼくらの世界をばら色に(COLOR MY WORLD)」は、何度もピアノで弾いて歌っ
たなあ。簡単なアルペジオだけれど、コード進行がきれいなんですよね。
 アマゾンで調べると、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000A124H/showshotcorne-22/ref=nosim
II(シカゴと23の誓い)
のほかに、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00006JLK1/showshotcorne-22/ref=nosim
シカゴII シカゴと23の誓い デラックス・エディション
というのがある。しかも、こっちは品切れだ。くそー、知ってれば買ってたの
に。うーん。
 でも、この辺、CDを集めようかな。とはいえ、やっぱ、モノがほしいんです
よね。ジャケットとか当時のライナーノートとか。あ、LP持ってるんだから、
当時のジャケットもライナーノーツも、おれ、持ってるんだった。じゃ、CDで
もいいか。\(^O^)/

 す、すみません。寄り道しすぎました。
 本書を、やはり、ヨーロッパ的な教科書、あるいはいまどきの教科書だなと
思うのは、プログラムの理論、意味論の話をちゃんとやっていることです。
 ヨーロッパ的というのは、ぼくの中では、アメリカはアメリカンプラグマテ
ィズムで理論より実践、ヨーロッパは実践より理論で土台を固めるというイメ
ージが、コンピュータサイエンスに限らず、文化や文明全般に対してあるから
です。
 いまどきというのは、昔なら意味論や仕様記述に近い高水準な言語は、一般
レベルのマシンではまともに動かなかったけれど、いまのパソコンなら十分動
くから、意味論や仕様記述に近い高水準な言語を教科書に使えて、学生に動く
プログラムで教えられるという意味です。その意味では、SICPとSchemeの組み
合わせは、昔といまどきの中間の世界です。

 プログラムの意味論は、数学の世界で、操作的意味論、ホーア先生の公理的
意味論、スコット先生の表示的意味論などありますが、この本では、操作的意
味論でやっています。
 25年ほど前、ぼくらが学生のときは、プログラミングの教科書の中で意味論
をしつこくいうのはあまりなかったと思うし、授業でも意味論はさほどやって
ませんでした。研究では、荒木先生は当然やってらっしゃいましたが。
 覚えているのは、荒木先生の招きで、京大の中島礼二先生が九大に特別講義
でいらして、当時、ブームだった?スコットの表示的意味論の講義をしてくだ
さったことです。中島先生の本を買って読んだけど、書名、なんだっけなと思
って、ぐぐったら、あなた。ちゃんと言及している奴がいる。やっぱ、ネット、
すごいなと思ったら、あなた。それは、
http://www.asahi-net.or.jp/~ki4s-nkmr/wabijo64.html
乳の詫び状(2003/02/27)
じゃんよ。おれじゃん。おれ、こんなこと書いてたんだ。もう、なんも覚えて
ない。いいなあ、どんどん、忘れて自分で知を再発見。\(^O^)/
 で、その教科書は、
中島玲二「数理情報学入門 スコット・プログラム理論」朝倉書店
ですね。
 あと、ぼくが昔読んでよかったのは、岩波の算法表現論です。これ、電脳騒
乱節で書いたと思う。調べたらあったあった。2回、言及しています。長くな
るけど、ちょっと引用しましょう。どちらも初出は1990年です。
 雑誌「The BASIC」1990年4月号に掲載された、
電脳騒乱節
工学部卒唯野狂獣
presented by
歌舞伎界の至宝
嘘八百代目 中村勘三郎
の回から。
--- ここから ---
 プログラムの形式的意味論は一時盛んに研究され,でも現場への移転がそう
易々とできる世界じゃないから実用化はされてないけれど,プログラムの意味
をラムダ・カリキュラスなんかで形式的に記述しちゃうんです.有名なのが,
ホーアの公理的意味論とスコットの表示的意味論.スコット理論とも呼ばれま
す.参考書としては,毎度おなじみ,木村泉,米澤明憲「岩波講座 情報科学
12 算法表現論」(岩波書店).プログラムの理論の教科書として昔からよく登
場するのが,Manna 著,五十嵐滋 訳「プログラムの理論」(日本コンピュータ
協会).嫌いな出版社だけど,昔押さえたものは,いい本が多い.スコット理
論は,中島玲二「数理情報学入門 スコット・プログラム理論」(朝倉書店)が
定番です.洋書もありますが,英語力はもとより数学力も要求される分野です
から,下手すると2重苦を味わう恐れがあります.ご自分でよく考えて手を出
してください.
 でさ,くやしいのな.おれみたい数学できないと.数学の奴ってさ,みんな,
「ああ,スコットのあの論文.実によかった.刺激的だったですよ」とか言う
の.くそーと思うよね.でもさ,表示的意味論とかスコット理論って「なんだ
か知らないけど難しそう」,「わけわかんねえ」って意味にも,よく使われる
言葉なの.わけわかんねえことくっちゃべってると「スコット理論か,お前は」
と言われちゃうわけ.
--- ここまで ---

 次は、雑誌「The BASIC」1990年9月号に掲載された、
電脳騒乱節
やつ当たりばっかり
涜書日記(ショの3)
presented by
ピーヒャラ ピーヒャラ
おどるポンポコリン
の回から。
 文中のY氏というのは、当時、一緒に連載していた吉田弘一郎(これはペン
ネームで本名は別)だね。
 そういえば、この前、読んだブログについたコメントで、最近、マイクロソ
フトのこと書いてないからつまんないみたいな感想があって、吉田さん、がん
ばってくださいなんて書いてあったと思うけど、おれ、名前は、吉田じゃなく
て中村なんですけど。^^; 吉田弘一郎とおれを混同してるのかな。よーわか
らん。
--- ここから ---
x月x日
 OOP と言えば Smalltalk であった時代が続いたためか,より根源的で魅力
的なモデルでありながら,あまり知られていないものに Actor がある.
Windows 用の開発ツールの Actor ではなく,MIT で '70年代に考えられた計
算モデルである.
 Actor では計算を,舞台上で俳優(Actor)が台詞(message)をキャッチボール
し,その台詞に対応する台本(script)に書かれた動きをすることにより進んで
いくものとみなす.
 文芸プログラミングの一種で戯曲プログラミングと呼ばれる所以である.こ
のモデルでシェイクスピアもプログラムしたという.真っ赤な嘘.
 Actor は示唆に富んでいる.かじると視野が広がる.
 自律的な実体としての Actor,メッセージ伝送と継続(continuation) によ
って,手続きとデータの統一,制御フローとデータフローの統一がなされる.
私はSmalltalk のモデルより根源的に美しく強いと思う.
 Actor のメッセージ伝送を見ると Smalltalk のそれは従来の手続き呼び出
しと変わらないことが分かる.行って帰って来いのブーメラン呼び出しで,結
果が戻るまで待っているんだから.
 Actor では行ってこいの単方向で鉄砲玉だ.通常の言語の枠内で考えれば,
これは手続き呼び出しの次に制御が戻ってくる保証がないことを意味する.し
かも複数の Actor が並列に自分勝手に動く.ちょっと頭がウニ化しそうでし
ょう.でも並列分散処理って本質的にはこういう頭が割れそうな世界なのだ.
 Y氏が継承を親バカ子バカと解説したのが,なぜ本質ではないかが分かる.
本質的には,彼が想像したような遺伝的,固定的な上下関係ではない.本来み
な対等で上下はなく,全てはダイナミック.つまり Smalltalk や C++ のよう
な継承は,その特殊形,ひとつの実現形態にすぎなくなる.
 継承は遺伝のイメージより,苦しいときの神頼みの相手を見つけるイメージ
の方が豊かだと思うけれどなあ.つまり,送られてきたメッセージが自分で処
理できないとき,誰にすがって生きればいいかを決めることだと思うの.遺伝
的なイメージだと,どうしても生みの親にしか頼れない感じでしょ.ところが
そんな固定的上下関係から離れて考えてみれば,隣人,友人,親,兄弟,神様
仏様稲尾様,頼れる人がいっぱいいることに気づく.逆に自分は多くの人に支
えられて生きていることにも気づく.これといい,全てはダイナミックといい,
仏教の宇宙観だね(笑).
 真面目な話,個人的には Actor と密教はすごく相性がいいと思っている.
Actor も仏教のひとつの特殊形態ではないかとは言いすぎか.

x月x日
 以上の話に興味がある方は,木村泉,米澤明憲著「岩波講座情報科学12 
算法表現論」をお読みください.OOP や Actor に関係あるのは6章や8章で
す.
 この本,このシリーズで唯一自分で購入した本なの.木村先生の文章が読み
たくて買ったの.米澤先生担当分はほとんど目を通さず,λ算法の話か程度が
当時の認識だった.今,取り出してつらつら眺めてみると,木村先生の部分は
古くなっている.それは覚悟の上と断わりがあるけれどね.
 逆に米澤先生の部分.ねそべって読んでいたが,ガバと起き上がり正座した.
これは大変な労作だと今ごろになって気づいた.よくまとまっていて,学校を
出て10年経つさびついた脳みそには,あれこれ考えたり思い出したりする手
がかりが豊富なのである.
 Actor をもっと知りたい場合,わざわざ俳優養成所に通う必要はない.大き
な鍋とたっぷりのお湯に塩を一振り,さっとゆでればよい.この熱々の Actor
 にチリソースをかけて食べると格別にうまい.是非ご賞味あれ.このパラグ
ラフを塵芥(ちりあくた)という.
--- ここまで ---

 どちらも絶版(出版界では、版元品切れといい、版はあるけど在庫はないし、
もう印刷する気もないという意味。版が廃棄してない以上、絶版とはいわない
のが出版会のしきたりだけど、読者にとっちゃ、絶版と同じ)で、amazon.co.
jpにはないですね。
 岩波書店に行っても、
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/01/5/0101620.html
にページはあるけれど、
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/01/X/010151+.html#SERIES
を見ても、品切重版未定ばかり。
 ま、意味論を勉強したい人は、図書館で探すか、いまはほかにもいい教科書
があるはずなので、自分で漁ってみてください。

 さて、あまりに長い寄り道ですみません。ガウディ本(CTMCP)に戻ります。
 意味論をしつこく書いてあるといっても、数学的にややこしい話じゃなくて、
核言語を使った操作的意味論だから、意味論としてはわかりやすいです。
 そして、意味論をやっているからといって、本書全体は実践的な面をおろそ
かにしてないので、内容は数学がちがちの堅苦しいものではなく、ほとんどは
概念やモデルの丁寧な解説であって、核言語でプログラムを見せているので、
わかりやすし、解説の最後に意味論でまとめる感じです。

 最後に、日本の読者には悲しいというか寂しいお知らせ。
 日本語訳は当分出ないと思います。この前、出版社の人たちと会ったんです
が、この本のことを話したら、教科書かつ900ページもあるとなると、まず出
す気になる出版社がどれくらいあるか、そして翻訳から出版まで1年じゃ、ま
ず出ない。出るとしても2、3年かかるでしょうねといわれました。
 英語で読むのが話が早いです。

 あ、メキシコが先制。イラン、いい勝負してたのに。もう寝ないと、明日は、
あ、もう今日か。早めに仕事を切り上げて日本対オーストラリアだ。

中村(show)

乳の詫び状(2006/06/11)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 魔術師本(SICP)、ガウディ本(CTMCP)。どっちを先に読むべきか
---
 ブログに、40の手習いさんから、質問がありました。
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/06/01/389616#c394788
をみてください。

「今SICPを40歳を目前にして読み始めてますが(本当に読み始めたところです)
、お勧めのCTMCPとどちらを先に読むのが良いのでしょうか。SICPの内容を理
解しながら進むのが脳体力的に厳しく、でも感心や驚きを感じられるのでこの
まま進みたいとも思い悩んでおります。CTMCPを先にしたほうがSICPを読むの
が楽とかまた、その逆とかがあるのでしょうか」

というもの。
 まず、略号の説明。
 SICPは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0262510871/showshotcorne-22/ref=nosim
Harold Abelson, Gerald Jay Sussman, Julie Sussman著「Structure and 
Interpretation of Computer Programs」
のこと。
 SICPの翻訳は、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489471163X/showshotcorne-22/ref=nosim
Harold Abelson, Gerald Jay Sussman, Julie Sussman著、和田英一訳「計算
機プログラムの構造と解釈」
 CTMCPは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0262220695/showshotcorne-22/ref=nosim
Seif Haridi, Peter Van-Roy著「Concepts, Techniques, and Models of 
Computer Programming」(MIT Press)
です。

 ぼくは、SICPは言いやすいけどCTMCPは言いにくいので、CTMCPをその表紙か
らガウディ本と呼ぶことにします。ガウディで有名なサグラダ・ファミリア聖
堂が表紙だからです。
 逆に、SICPはその表紙から魔術資本、お、面白い誤変換。魔術資本。いいな
あこれ。魔術的金融工学で資本を生み出すんでしょうか。ハリー・ポッターも
びっくり。\(^O^)/
 もとい、魔術師本と呼ばれていますが、これ、ぼくには発音しにくいんです
よね。滑舌悪いから。
 あ、ググッたら、YouTubeに「滑舌の悪いニュースキャスター」と題して、
自分の練習?をアップロードしている人がいる。しかもNewYork Timesを読み
上げて、英語版まで作ってる。日本語の紹介では、自分は本物のニュースキャ
スターにはなれないなんて書いてあるのに、英語の紹介では、「I'm famous 
newscaster in Japan. My dream is to become a newscaster in the United 
States.」なんて書いている。経歴詐称?^^;
 詳しくは、
http://youtube.com/watch?v=9i6CocTiDKM
をどうぞ。
 SICPは、書くときは指がどうしてもSCIPとなっちゃいます。この前も指摘さ
れて全部直しました。だもんで、書くときは魔術師本、話すときはSICPにした
ほうがいいかも。
 今回は、魔術師本(SICP)、ガウディ本(CTMCP)と書きましょう。かえって、
面倒くさくなったけど。

 さてやっと本題。
 魔術師本(SICP)とガウディ本(CTMCP)のどっちが先がいいかといえば、スタ
イルも扱うジャンルもアプローチも違うし、補完関係があるので、どっちも読
んだほうがいいし、どっちが先ともいえません。
 それに両方とも分厚いし、計算の本質とは何かというけっこう難しい概念を
扱っているので、独学だと最後まで読み通すのに時間がかかると思います。だ
から、適当なところで、もう一方の本を読むのもいいのではないでしょうか。
 両方の違いを簡単にまとめると、

・魔術師本(SICP)
 利用する言語は、Scheme。
 プログラミングの対象は、数学や工学から多くの例をとっている。説明は細
かい記述が多い。扱うのは、逐次的(シーケンシャル)な世界。

・ガウディ本(CTMCP)
 利用する言語は、Oz。
 計算の概念やモデルをきれいに腑分けしてある。ある概念やモデルを象徴す
るような特徴的な言語として、Java, Prolog, Erlang, Haskellなどの言語も
扱う。
 シーケンシャルな世界のみならず、並列(パラレル)/並行(コンカレント)な
世界、分散(ディストリビューテッド)な世界も扱う。
 つまり、Ozは並列分散マルチパラダイム言語。

 印象でいうと、魔術師本(SICP)は、深くそこそこ広く、ガウディ本(CTMCP)
は広くそこそこ深くという感じ。
 したがって、魔術師本(SICP)は、数学的な話も苦にならず、細かい話もいと
わない人なら、先に読んでいいし、ある程度読んで計算の本質的な話やプログ
ラミングのアイデアがわかってくると、ガウディ本(CTMCP)はかなりすらすら
読めるし、概念の整理になるはず。そして、並列分散のモデルも身につく。
 逆に、ガウディ本(CTMCP)を先に読むと、広い視野が身につくので、魔術師
本(SICP)で深く探るという感じでしょうか。
 分量と内容からすると、ガウディ本(CTMCP)のほうが読み終えるのは早いか
もしれません。でも、先に書いたように両方いい教科書なので、あっち行った
り、こっち行ったりで勉強してもいいんじゃないでしょうか。
 どっちかというと、ガウディ本(CTMCP)が先のほうがとっつきやすいかも。
ただ、魔術師本(SICP)は日本語がありますが、ガウディ本(CTMCP)はありませ
ん。その辺、英語が苦手だと、日本語訳がある魔術師本(SICP)がとっつきやす
いかも。

 あと、SICPを勉強し始めた人のコメントがもう1つありましたよね。あれも
コメントしてあげたいことがあったんですが、ちょっと、今日はもうすみませ
ん。

 あ、オランダが先制。
 明日はいよいよ日本対オーストラリアですね。今日、スーパーでオージービ
ーフが安売りしていました。これは、オージービーフを食って日本代表を応援
せよという配慮だろうと勝手に解釈して、オージービーフ買って来ました。
 明日の夕食は、オージービーフです。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: かにゴールキーパー
---
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/06/09/398121#c398140
とんこうさんへ
 「蟹甲癬」。懐かしい。宇宙衛生博覧会ですね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101171157/showshotcorne-22/ref=nosim
 この作品集は強烈な作品ばかりですよね。
 昔、jouwa/salonで書いた記憶はあるんだけど、かつて女性に筒井康隆は何
を読めばいい?と訊かれて、たまたまそのとき持ってた「宇宙衛生博覧会」を
渡したら、読み終わった彼女が、「気持ち悪いから、ちょっと、私は」などと
いわれました。
 しかし、作品はハイクォリティの粒揃い。平岡正明さん絶賛の「問題外科」
も入っているし、まだプラモを組み立ててないけど「ポルノ惑星のサルモネラ
人間」もあるし、ぼくが好きな「関節話法」「最悪の接触(ワースト・コンタク
ト)」もあるし、「急流」「顔面崩壊」もあるし、BIG FACEの伊沢さんたちが芝
居として上演した「こぶ天才」もあるし。
 あれ? 筒井ワールドで、「こぶ天才」、やったよね? ちがった?
 ともかく、筒井文学の1つの頂点を示す作品集ですね。

no-nameさんへ
 えっ、かに味噌って、内臓なんですか。脳とは思ってなかったけど、分泌物
がかたまったようなものかと思ってました。

 アルゼンチン、コートジボワールにあわやという感じだったけど、勝ちまし
たね。
 さあ、仕事に行こう(泣)。
 帰ってきたら、約束だから、
http://iiyu.asablo.jp/blog/2006/06/01/389616#c394788
の40の手習いさんの分に返事します。

乳の詫び状(2006/06/10)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: アンテナハウス、携帯電話向け変換デモサイト
---
 ぼくが勤めるアンテナハウスでは、携帯電話向け変換デモサイトを開設しま
した。
 SBC(Server Based Converter)を使って、PDF/Word/Excel/PowerPointを画像
に変換して携帯電話(現状、ドコモのFOMA限定のようです)に送れるデモです。
 サイナー社のiモードアプリのダウンロードが必要と書いてあるけど、変換
結果のメールに書いてあったかな。ぼく自身は、初めて携帯電話をもったとき
から、ずっとPHSなので、会社にあるFOMAでちょっとやってみただけで、もう、
覚えてない。^^;
 その辺のことやFOMAの機種のこと、サイトに何も書いてないので、直すよう
に言っておきます。
 デモサイトですから制限はありますが、変換自体は無料で使えます(ただし、
パケット代など、アンテナハウスが預かりしらぬものは別)。
 PC向けはもっといろんな変換ができます。
 いろいろ、送って、試してみてください。

http://conv.antenna.co.jp/
携帯電話向け変換デモサイト

 これを実現しているコア技術であるSBCについては、
http://www.antenna.co.jp/sbc/
SBC(Server Based Converter)
をどうぞ。これがあると、このデモサイトのようなものが作れます。

http://www.antenna.co.jp/
アンテナハウスサイト

 よろしくお願いします。

 一眠りして起きて、ワールドカップ開幕戦観てましたが、ドイツが勝ちそう
だから、さっさと寝て、今日も明日も休日なしで、仕事だね。なんで、こんな
に忙しくなったかなあ。
 頼むから、ちゃんと動くライブラリをくれ。\(^O^)/
 しかし、JNI(Java Native Interface)は面白い。昔やったときは、JVMもC++
からキックするだけの使い方だったが、あれこれやってみると、何でもできる
ね。
 あっ、コスタリカが2点目!
 3-2でまたわからなくなった。寝られないじゃんよー。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: かにゴールキーパー
---
俺以外にこんなもんに興味を持つ人間が居たってのは驚です。すみません→作っ
た人、見た人。
以前、エビボクサーってありましたよね。動物愛護団体の反対を受けて、んなん
と日本でしか放映されてないという伝説のイギリス映画(笑)
エビボクサー 、 イカレスラーときて、遂にはカニゴールキーパー。
流石日本! 海鮮の国(笑)。


次はタコのピッチャーかな?

Silver_PON

乳の詫び状(2006/06/09)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: かにゴールキーパー
---
 以前から気になっていたが、忙しさで、つい、ほったらかし。しかーし、サ
ッカーワールドカップ開催前に紹介してないと、日本代表が負けそうなので、
緊急告知(嗤)。

 それは、映画「かにゴールキーパー」\(^O^)/

 緊急告知といいながら、先月紹介しなかったから、もう、池袋や大阪では上
演終了みたい。^^;
 ぼくも、まだ、観てないんです。行ってから感想書こうと思ったら、行く暇
ないんだもんね(泣)。しかし、久々にいい、スカタン映画かなと。
 これ以前に観たスカタン映画は、「クロマティ高校」。そういえば、少年マ
ガジンの連載もしれ〜っと終わりましたね。

 「かにゴールキーパー」のあらすじ読んだだけで泣けて笑えるね。\(^O^)/
 惚れた女を立ち直らせるために、かにみそを売って金を作る! だが、女は
そんな金をぱっぱと使って立ち直る気配なし! いいなあ、人生の不条理!
 そして、ここが一番重要なことだから、よく聞け。
 いまどき、脳年齢、脳トレーニングなんぞにうつつを抜かしている太平楽の
日本人よ。お前ら、愛する者のために自分の脳みそ売って金を作ることができ
るか!
 ま、できなくても、全然OK!\(^O^)/
 つーことで、おれ的には、「かにのヒューマニティは、かにみそ!」。

http://www.kani-gk.com/
かにゴールキーパー

 劇場情報をみると、渋谷ではいまやってるのか。DVDももう出てるのね。笹
塚にあるかな。
 ああ、そういえば、映画版トリック2も上映始まる。そのあと、MI3だもん
ね。いまだ、ダ・ヴィンチ・コード観に行かず。

乳の詫び状(2006/06/08)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: Re: 京王線で人身事故
---
 昨日電車が止まったというのは布田だったのか。出かけようと外へ出て
少し歩いたら、近所のおっさんが電話で大声出して京王が止まっていると
いうので、また人身かと思っていたところ。
 4月あたりだったか、朝まで動かなかった時は小田急と南武線の振替輸送
で帰宅したけど、その前に引っかかったのは電車に1時間閉じ込められたま
まで動かず悲惨だった。この前の朝の府中駅での人身事故はまだ通勤時間
帯で、その瞬間悲鳴と共に皆顔を背けたという。警察では自殺としたよう
だけど、ホームにいたおぢさんとぶつかって線路に転落して立ち上がるこ
とができず、そのままという説もあるだよ。人身事故が増えたせいか先日
から各駅のホーム整理員を一斉に募集し始めてる。でも、人身事故という
と三鷹がやたら多かったというイメージがあるんだけど。
 それにしても、電車が止まってしまった際にトイレ行きたくなったらえ
らいこっちゃ。よく乗車する時に我慢したまま飛び乗っていたけど、最近
では絶対に我慢することなく済ませてから乗るようにしている。

                               穂高

===
標題: Re: 京王線で人身事故&閉じ込められたときのウンコとシッコ
---
 この前の府中で亡くなった人は、たしか若い女性?でしたよね。
 おっさんとぶつかって弾き飛ばされたみたいになったんだろうか。線路から
ホームってけっこう高いらしいから、すぐ上がれなかったんでしょうかね。で
も、非常ボタンを誰も押せなかったの?

 そうそう。トイレ、トイレ。
 おれ、いっつも閉じ込められたときに、みんな、ウンコやシッコはどうして
るんだろうと思うのね。
 おれなんか、おしっこ近いから、気が気じゃないよ。\(^O^)/

 この数日、エレベータ事故が話題ですよね。死亡事故も起きたり、閉じ込め
られたり。
 もう、エレベータも怖くて乗れないかも。\(^O^)/

 で、思い出したのが、ヤノピさんこと、山下洋輔さんの昔のエッセイに出て
きた話。
 洋輔さんが、子供のころ、北九州市に住んでいて(でも、洋輔さんが子供の
ころだから、まだ5市合併による北九州市誕生前かも)、友達に、突発性外出
性排便脅迫症とかなんとかいう名前の病気の奴がいたというのがあった。病名
は洋輔さんが面白がってつけたんだと思うけど。
 洋輔さんのエッセイによると、北九州じゃ、ウンコを漏らしちゃうのを「ば
りかぶる」、シッコを漏らしちゃうのを「しかぶる」と使い分けてるように書
いてあったと記憶があるが、おれのいた門司じゃ、どっちも「しかぶる」だっ
て。
 ま、ミソもクソも一緒ということで。\(^O^)/

 さて、突発性外出性排便脅迫症。これ、すごいんですよね。
 この友人、家を出て、駅に向かって歩いていると、突然、「あーーーーーー
ー、駅と家とどっちが近い? どっちが近い?」などとわめき出す。もう、ウ
ンコがしたくなってて、駅のトイレと家のトイレ、どっちが近いか気が気じゃ
ないわけです。
 で、「家!」となれば、家に帰ってしまう。\(^O^)/
 この症状が、たまたま、友達の家に泊まりに行って帰ろうとしたときに出て
しまえば、「あーーーーーーー、駅と家とどっちが近い? どっちが近い?」
となって、何日も友達の家に泊まってしまうんです。\(^O^)/
 読んだときは、げらげら笑った。
 載っていたのは、ほんとに初期のエッセイだと思うから、「ピアニストを笑
え」近辺じゃないかな。違ってたら、すみません。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101233012/showshotcorne-22/ref=nosim
山下洋輔著「ピアニストを笑え」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101233020/showshotcorne-22/ref=nosim
山下洋輔著「ピアニストにご用心!」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4103437022/showshotcorne-22/ref=nosim
山下洋輔著「ピアニストに手を出すな!」

 18歳か19歳くらいで、おれ、洋輔さんの文章はすごく勉強になったんで
すよね。筒井さんの文体とは、また違う世界で、このお二人と、平岡正明さん、
あとは井上ひさしさんかな。文章とは何かを考えさせられたのは。ま、そんな
こと言い出すと、大江さんとかマルケスとかボルヘスとかいろいろあるけど。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ゲイリー・バートン
---
ゲイリーとのデュオのやつもバラ売り、出てますよ。渋谷のHMVやタワーで
普通に並んでます。
バークリーについては、実は楽器(学科)によってもけっこう違うし、同じ
学科でも主任教授が替わるとメソッドががらっと変わったりもします。
いずれにせよ、あれはミュージシャンのレベルの底上げには役立ちましたが、
突き抜ける奴というのはそういうのはあんまり関係なくて、やっぱりそうそ
う出てきません。結局、底上げされた結果、そこそこできる人は激増し、で
も凄い人の数は変わらず、相対的に目立たなくなっただけではないかと。
ちなみに山下邦彦氏、いちどお会いしましたけど、かなり強烈なキャラでし
た。でも音楽理論にはおそろしく通じていて、日本で唯一キース・ジャレッ
トと対等に音楽の話ができる評論家です。

ぶる
*****************************************************
 My Website: http://www.asahi-net.or.jp/~ib9s-ysi/
 My blog:http://blog.livedoor.jp/syoshii/
 コラム連載中:http://www.nkym.net/

===
標題: Re: ゲイリー・バートン
---
 ぶるさん、Thanks. 今度、渋谷行ったとき、探してみます。

中村(show)

乳の詫び状(2006/06/05)

 アサブロのぼくのブログ「いい湯」(http://iiyu.asablo.jp/blog)にも転載しました。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 古典的バイナリサーチアルゴリズムにバグ
---
 bajaさんから。
--- ここから ---
こんにちは、bajaといいます。
ちょっと面白い記事を見かけましたのでお知らせします。
古典的Binary Searchのアルゴリズムにバグがあったという話がGoogleReserch
の記事に載っていました。
実際SunのJDKのインプリも間違っていて修正されているようです。
今はプログラムの仕事はしていないので勘違いがあるかもしれませんが、サー
チをする対象の配列の数が2の30乗(10億)を超えてしまうとうまく動かない、
ということでしょうか?
それにしてもずいぶん長い間見つからなかったものですね。
--- ここまで ---

 その記事は、
http://googleresearch.blogspot.com/
GoogleResearchのブログ
にある、
Extra, Extra - Read All About It: Nearly All Binary Searches and 
Mergesorts are Broken
です。
 バグは、バイナリサーチの分割点のピボットを計算するところ
int mid =(low + high) / 2;
で、low + highがオーバーフローするってことです。
 普通これは問題にならないんです。いまのほとんどのマシンは、intが32bit
だから、このアルゴリズムで、2 ^ 31 - 1というintの最大値を超えるような
ことはないから。
 でも、著者Joshua Blochが遭遇したのは、最大値を超えた現象だったんです
ね。
 Joshua Blochさんって聞いたことあるなあと思ったら、Effective Javaの著
者ですね。Sunにいたはずなのに、Googleに移ってたんですね。調べたら、
2004年ですね。
http://www.theserverside.com/news/thread.tss?thread_id=27163
Joshua Bloch leaves Sun and joins Google

 なお、「Effective Java」は、Javaプログラマ必読です。参考になることは
多かったです。Effectiveシリーズはほかもなかなかよくて、ぼくは、
「Effective C++」「More Effective C++」も勉強になりました。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894714361/showshotcorne-22/ref=nosim
ジョシュア・ブロック著、 柴田芳樹訳「Effective Java プログラミング言語
ガイド」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756118089/showshotcorne-22/ref=nosim
Scott Meyers著、吉川邦夫訳「Effective C++ 【改訂第2版】」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4756118534/showshotcorne-22/ref=nosim
Scott Meyers著、安村通晃、飯田朱美、伊賀聡一郎訳「More Effective C++―
最新35のプログラミング技法」

 Googleは面白いこと、サイエンスをやってるから、いい人材がどんどん集ま
ってますね。ぼくが知ってるだけでも、Unix屋のRob Pike、Lisp屋のPeter 
Norvigとかね。
 Microsoftは元々研究やサイエンスはやってなくて、その後Microsoft 
Researchを作ったけど、やっぱ、Microsoftにお世話になりたくない人は、
Googleなんでしょう。
 Microsoftはどうしても商売ばっかり、それも独禁法違反のヤクザ会社のイ
メージがあるし(いま必死でテレビCMを流していいイメージを作ろうとしてい
ます)。Googleは大学の研究室の延長みたいな感じがしますからね。
 そんなGoogleのやり方を、単にベスト&ブライテスト戦略だといってしまう
と底が浅いかなと。「Web進化論」はそんな臭いがぷんぷんします。^-^;

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480062858/showshotcorne-22/ref=nosim
梅田望夫著「ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる」

 Peter NorvigのAIプログラミングの本には、SICPなどにあるバグの話が出て
ます。これも今回のと似た話で、みんな長い間そのまま使ってきたアルゴリズ
ムで、Norvigさんが指摘したそうです。また時間ができたら、書きますね。

 この記事に出ている「Programming Pearls」の初版は、以前、「プログラム
設計の着想」として翻訳が出ていました。いまは、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894712369/showshotcorne-22/ref=nosim
ジョンベントリー著、小林健一郎訳「珠玉のプログラミング―本質を見抜いた
アルゴリズムとデータ構造」
です。
 この本は、ソフトウェアをやる以上、必読書です。問題の捉え方、発想がい
かに大事か痛感させられます。幾何学で補助線一本うまく引くだけで問題が簡
単になるように、問題をどう捉えるか、その発想ひとつで、アホみたいに簡単
に解けることがあることを気づかせてくれます。

 この記事にあるように、merge sortもだめだろうというんだから、ピボット
を同じ手法で選んでいるquick sortなど、分割統治型のものは、たぶん、全部、
だめね(もちろんピボットの選び方はいろいろあるから、影響ないものもある
だろう)。
 それにしてもGoogle的世界では、2^30 の要素数が当たり前になってきてる
のね。すると、こういう何十年も見つからないバグが出ちゃうんですね。
 バイオインフォマティクスも超大量のデータを扱うので、気をつけよう。

 ついでといってはなんですが、先の記事の下にある
Statistical machine translation live
も面白い話で、この統計的機械翻訳という手法は、いままでの翻訳アルゴリズ
ムよりかなりいい訳が出るというので注目されています。
 いま出ている日経サイエンス2006年7月号には、「ここまできた機械翻訳」
という記事があり、この手法の解説が載ってます。もちろん、「Statistical 
machine translation live」を書いたFranz Ochの名前も出てます。というか、
彼がこの手法の開拓者です。
 この前、コンピュータ将棋でBonanzaというメモリとプロセッサパワーさえあ
れば、比較的単純な手法でやるプログラムが優勝しましたが、統計的機械翻訳
の手法も似てます。
 例が多ければだんだんよくなるという、大数の法則というか、中心極限定理
というか。\(^O^)/
 だんだん、人間がやることなくなってくるよなあ。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/415011501X/showshotcorne-22/ref=nosim
カート・ヴォネガット・ジュニア著、浅倉久志訳「プレイヤー・ピアノ」(ハ
ヤカワ文庫SF)
をまた買ってきて読んでみようかな。

 ほかに、この号には、「トポロジカル量子コンピューター」の記事もあって、
これはまた奇想天外な面白い話。意外なことに?、Microsoftがこの研究に力
を入れています。

乳の詫び状(2006/06/04)

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標題: ジャパン、大大大大大惨敗
---
 パシフィック・ファイブ・ネーションズ、ラグビー日本代表対トンガ代表。
 16−57の大惨敗。トンガは今回の相手の中じゃ強くないほうなのに、ホ
ームでこれじゃ話にならん(怒)。
 前半はなんとかよかった。でも、後半はケチョンケチョンバッコンバッコン
にやられ放題。いいとこ、何にもなし。
 日本代表のエリサルド監督(ヘッドコーチ)のチーム作り、失敗してるんじゃ
ないか。このまま任せて大丈夫なのか。監督交代はないのか。こんな出来だっ
たら、ワールドカップなんか、間に合わないぜ。

 チームとして、ファイトする気持ちが感じられない。それが何より悔しく、
また腹が立つ。体格差はしょうがない。でも、やられてもやられても、すぐ立
ち上がってひたむきに相手に襲いかかる怖さ。それがないとジャパンの体格じ
ゃ、世界と戦えないんが、動きが遅く淡白な守備。攻撃でもブレイクダウンし
た接点に集まるのも遅い。結果、ボールは出ない、ターンオーバーされてばか
り。

 北九州でジャパンの試合があったのは、22年ぶり(ああ、また20数年という
おれにとってのキーワードが)。ファンの期待も高く、前売りだけでチケット
6000枚売れて、有料入場者は8000人以上だったのにあまりにひどい内容。あき
れたお客さんは途中で帰り始めた。日本代表の試合でホームで22年ぶりの試合
なのに、お客さんにもう見たくないと思わせ、帰らせてしまう試合ぶり。
 国際映像で世界に配信されたのに、あまりに惨めな姿。

 ジャパンには相手国のトンガ出身のオト選手がいたが、くやしかっただろう。
 オト選手はラグビー日本一の東芝府中にいる。日本に帰化までして日本ラグ
ビーに貢献してくれてる選手。ジャパンの成長をトンガに見せたかっただろう
に、あまりにひどい内容の試合。オト選手個人は、最後までファイトしていた
けれど。
 ジャパン、お前ら、ちょっと気合入れなおせ。がんばれ、ジャパン。

乳の詫び状(2006/06/03)

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標題: Re: 10000人のキャンドルナイト〜都筑ヨコハマ
---
 田村ちゃんから、「10000人のキャンドルナイト〜都筑ヨコハマ」は全
国でやるイベントだというメール。ありがとうございました。
 キャンドルナイトのサイトは
http://www.candle-night.org/
には、グーグルマップのAPIを使ったマップがあるんですが、
http://event.candle-night.org/
のほうで選ぶほうが、簡単に近辺のイベントがわかります。
 なんと、府中でもやるんですね。行ってどれどれ、ドレミソか。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 京王線で人身事故
---
 今日、京王線で家に帰ろうとしたら、午後3時半ごろ、布田で人身事故とい
うので、国領の手前で止まった。1時間半も電車内。

 もう、ほんとに。今日も休日出勤かつ朝8時に会社に行って仕事して早く帰
ったつもりが、これだもんね。
 先週、今週、すごいんだもん。おれが朝7時過ぎとか、すごいときは朝6時
半から会社で仕事しているんだもんね。
 一体、彼に何があったのか。
 ワールドカップのために仕事をやりだめしているんです。\(^O^)/

 以前、人身事故のときに電車に乗っていたときは、明大前の手前だったけど、
明大前までのろのろで動いてドアが開いたのですぐ降りて、駅を出て喫茶店で
コーヒー飲んで本読んでそこらのお姉ちゃん10人捕まえてセックスして戻っ
てきたら1時間以上経っていたので電車が動き出していて、乗ったらしばらく
してまた止まったり、のろのろだったりで、でも、なんとか府中まで着いた。
 結局1時間半以上、帰るの遅れたね。
 おれ的経験則は、京王線で人身事故に遭ったら1時間半遅れ。

 最近、京王線も人身事故、多いね。
 つい、この前も、朝かな、府中駅でもあったでしょ。
 なんで増えたの?
 BSE問題で牛肉輸入できないからか。\(^O^)/
 最近の食品添加物やらを駆使したテクニックを使えば、人肉でも牛肉として
出せるんじゃないか。\(^O^)/
 それにしても、自殺するなら(ま、これが飛び込み自殺だとして)、勝手に一
人で死ねよ。
 おかげで今日はフラッグスに食パン買いに行くのが遅れて、食パン、もう売
り切れだったぞ。ぷんぷん。

 おい、兄さん。そうやって、あんまり、念を出さないほうがいいぞ。
 それは怨念になる。この現象を関西弁でいうと、

「怨念がおんねん」\(^O^)/

 それはともかく、この件であれこれ思いをぶちまけると、死んだ奴の霊がか
らんでくる。縁はちょっとしたことでできるからな。
 たとえば、今夜あたり、これを読んだ人たちのところにも。。。

 コンコン。

 わああああああああああああああああああああああああああああああ。

乳の詫び状(2006/06/01)

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ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 10000人のキャンドルナイト〜都筑ヨコハマ
---
 知り合いが、「10000人のキャンドルナイト〜都筑ヨコハマ」というイ
ベントに関わっているので、お知らせします。
 2006/06/17の20:00から灯りを消しましょうというイベントのようです。
 詳しくは、
http://yokohama-tsuzuki.sakura.ne.jp/candle-night/
をどうぞ。

 私は、ブラジル戦に備えて、今日も早く寝て、朝、早く起きる練習だ。\(^O^)/
 しかし、オーストラリア戦やクロアチア戦は、22:00くらいだよ。
 えっ、じゃ、早寝の練習したらまずいじゃん。
 そうだよ。夜更かしの練習しないと。
 えっ、明日、朝からミーティングなんですけど。^^;
 とりあえず、ライトを消して、キャンドルで夜更かしの練習。
 絶対、寝ちゃう。\(^O^)/

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: ふつうのHaskellプログラミング ふつうのプログラマのための関数型言語入門
---
 仕事忙しいし、もうサッカーワールドカップ始まるし、ラグビーも代表の試
合があるし、なかなか書けずすみません。
 本屋に行ったら、またHaskell本が出ていた。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797336021/showshotcorne-22/ref=nosim
青木峰郎著, 山下伸夫監修「ふつうのHaskellプログラミング ふつうのプログ
ラマのための関数型言語入門」
をどうぞ。
 会社帰りの電車の中で、160ページくらいまで読みましたけど、わかりやす
く、読みやすい。
 監修が山下伸夫さん。知ってる人は知ってる人で(当たり前か)、仲間たちと、
Scheme、SICPや圏論の勉強会やったり、いろいろと活動なさってる。
 もう、一昨年かな、スクリプト言語の集まりで、Haskellで書くと、どんど
んバカになるので、とってもいいですなんていって、ウケていた。\(^O^)/
 活動状況は、
http://www.sampou.org/
をどうぞ。

ASAHIネットのjouwa/salonから。

標題: 私の最近のお勉強プログラミング
---
 ぼくが昨年暮れくらいかな、お勉強してた&しているのは、Common Lisp, 
Prolog, Haskell, Erlang, oz。
 Common LispやPrologはAI(人工知能)的手法の温故知新。
 最近は、oz。なぜかといえば、改めてお勧めする、
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0262220695/showshotcorne-22/ref=nosim
Seif Haridi, Peter Van-Roy著「Concepts, Techniques, and Models of 
Computer Programming」(MIT Press)
が、ozを使っているから。
 この本(以下CTMCP)は、ほんといい教科書。詳しく書きたいが、時間なし。
だが、これだけはいえる。買って損なし、学んで損なし。

 以前、Perl, Python, Rubyといったスクリプト言語で、プログラミング言語
を設計・実装する世界がアマチャアにも広がったと書いたが、これらが扱うの
は、スタンドアローンの世界。その先にあるのが、並行/並列、分散をいかに
簡単に扱うかの世界。これらの言語にもスレッドやネットの機能はあるが言語
機能としては低水準であって、ライブラリレベルのサポート。言語レベルでの
サポートではない。

 プロの研究者の世界では、プログラミング言語のアイデアや実装は、大体
1980年代末までで出尽くしたといえるだろう。だが、並行・並列、分散の言語
のジャンルで、アマチュアが作ったPerl, Python, Rubyのような言語が出てく
るのか、出てくるとしたらどんな言語になるのかなとひそかな期待はあった。
 しかし、インターネットのおかげで、Erlangやozのような言語がオープンソ
ースで簡単に手に入る以上、もう作る話じゃないのかも。
 CTMCPを読むと、いろんな概念や計算モデルの本質的な部分は何かがよくわ
かるが、単に、Erlang, ozとMozartプログラミングシステムのことを知りた
いなら、
http://www.erlang.org/
Erlang
http://www.mozart-oz.org/
The Mozart Programming System
をどうぞ。

 なぜ、並列・並行や分散が簡単に扱える言語のことを思っていたかといえば、
今後5年もすれば、一人で10個のプロセッサを使うのが当たり前になる。マ
ルチコアだったり、SMPだったり、ネットワークに分散したりプロセッサだっ
たりさまざまだろうが、プロセッサは身の回りにごろごろするようになる。
 そこで動かすソフトをC, Java, Perl, Rubyなどのシーケンシャルな言語で
書く気にはならない。
 大体、「ウェブ進化論」を読んで、Web2.0, シリコンバレー万歳、Google万
歳などと言っている奴に限って、何にもわかってない。
 常識で考えて、Googleが数十万個のプロセッサや超大容量のストレージを扱
うのに、いまだにCで書いたり、ナイーブなLinuxを使っているということがあ
り得るだろうか。おれの感覚ではあり得ない。おれの定義によれば、Googleは
広告スポンサーというパトロンから金をもらってサイエンスをやっている会社
だから。早い話が株式公開して民営化された大学の研究室。
 となると、つまりは、おぬしが言いたいのは、これじゃろ。
 そうそう。せーの。
 コネクショニズムの再来じゃ。\(^O^)/
 コンカレント・パラレル・ディストリビューテッド・ファンクショナル・ロ
ジック・オブジェクトオリエンテッド・マルチパラダイムLispじゃ。\(^O^)/

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