あおり文句倶楽部

アルバムの帯に書いてある宣伝文、僕は「あおり文句」と呼んでいますが、あれを見て買う人ってどのくらいいるのでしょう?
ためになる(?)情報文が書いてあるのもありますが、中には「なんじゃこりゃ?」的コピーとか、妙にこそばゆい文章が書いてあるものもございまして、これも「邦題倶楽部」と同じように僕の好きな物を集めてみました。

まずは例題として普通は
「こんな感じ」だよというもので、
一例ををあげますと・・・。

ヒット曲満載!全編にポップセンスが輝く、ELOの最高傑作。4曲の全米TOP40・シングルを収録した79年のアルバム。
(ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA / DISCOVERYより)

とまぁ、普通は情報と、これを読んだ人が
イメージを描きやすい文章が書いてあります。
で、この基本形に「あおり文句」を書いた人の
気持ちがこもってたりすると・・・。
75年発表。レインボ−記念すべきファースト・アルバム。
ディープパープルを離れ、自らのロックを求めるリッチーの姿がここにある。
(RITCHE BLACKMORE'S RAINBOW /
  BLACKMORE'S RAINBOW(邦題:銀嶺の覇者)より)

アーティストの姿勢まで、あおり文句ライターが
ここで示してしまってます。
もっといっちゃってるのはこれ
あらゆる音楽を飲み込んでしまったアル・クーパー・ミュージックはロックの概念を変えた。美しくも妖しいアルの”心”の描写。
(AL COOPER /
YOU NEVER KNOW WHO YOUR FRIENDS ARE(邦題:孤独な世界)より)

ここまでいくと完全に「主観」。

と、こんな感じがだいたいの基本形です。
それでは、これを参考にして
進めて行きたいと思います。

ディスクレビュウの本流からは
ちょみっとばかり外れていますが
まあ、お許し下さい。
それでは、どうぞお楽しみ下さい。

INDEX

PART 1
2002/5/1

PART 2
2002/10/24

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2004/1/22