あおり文句倶楽部 PART 1


良いバンドはBで始まる。スウェーデン産、超良質ポップ・グループ、ビーグル登場
(BEAGLE/ BEAGLE) 1994
本当に良いバンドは「B」から始まるのか?
グループの音楽的な物からすると、対象とされているのは「BEATLES」「BEACH BOYS」辺りでしょう。
この当時の北欧ポップはその近辺から感じられる音造りが本当に多かったです。玉石混交でしたが。



鮮烈デビューアルバム「K」から2年。
全編に漲る108つの煩悩を灼熱のグルーヴによって解き放ちながら新たなる境地へと向かう4人の騎士たち。
シークレット・トラックを含む全13曲の宇宙。
(KURA SHAKER / PEASANTS, PIGS & ASTRONAUTSより) 1999

このあおり文句を見て音が解る人は素晴らしいと思います。確かに物凄い音だと言う意気込み(句読点が存在しないのも意気込みの表れか?)は伝わってきますが。
後、シークレット・トラックって書いちゃ、なんにもならないじゃないかと個人的には思うのですがね。

デビュー・アルバム程の衝撃は少なかったものの、僕はこのアルバム好きでした。でも、そんなに売れなかったんじゃないかな?この後バンドは解散。




さらにポップに、一皮むけたザット・ドッグを御堪能あれ。
Beck、ウィーザーetc.その筋の方々とも大の仲良し、
ザット・ドッグ会心のサード・アルバム登場。
(THAT DOG / RETREAT FROM THE SUNより) 1997
一見すると普通のあおり文句なのですが、問題は2行目。さらりと、もっと売れているビッグネームのお友達だと言っているのがとってもいやらしい。
その手のファンも取り込もうとしている意図が見えます。その意図が成功しているのかはともかくとして、なんか笑っちゃいます。



T.REX 復活ともいえる傑作アルバム!!
マーク・ボランはこのアルバムをリリース後交通事故で死亡!!
(T.REX / DANDY IN THE UNDERWORLD
       (邦題:地下世界のダンディ)より) 1977
アルバムの内容より、死亡記事の方に目が行っちゃいます。復刻版だからこそ為せる技です。
ちなみにこれはアナログの帯からです。CDの帯よりも大きいはずなのに、書いてあるあおり文句は概してアナログの帯の方が文章少ないです。



未来派アーバン・ポップ入院手続盤!!
-ホスピタルは音の総合病院です-
(HOSPITAL / ULTRASOUNDより) 1998
バンド名とあおり文句を掛けるパターンもよくあります。この手の典型的な例。
そして、これのリミックス盤というのがありまして、こんな感じになっています。
音の総合病院<ホスピタル>が贈るドラムンベース渋谷整形手術盤!!
(HOSPITAL / PLASTIC SURGERYより) 1998
「渋谷」の言葉で解る通り、渋谷系アーティストによるリミックス盤です。参加アーティストが「参加外科医」になってる所がミソ。



若きハード・ロックの戦士達よ。熱狂せよ!呼応せよ!血も凍らせる戦慄のもとに集結せよ!
時まさにGirl元年。
超ド級へヴィ・メタルの新星Girlの記念すべき日本上陸第一歩。
(GIRL / HOLLYWOOD TEASEより) 1980
当時はハード・ロックとへヴィ・メタルの垣根ってあまり無かった事が解ります。
しかしイイですね、このあおり文句。「熱狂せよ!呼応せよ!〜」の文章たまりませんね、ほんとにあおってます。理屈抜きでこういうの大好きです。
曲はメロディアスなハード・ロックで結構良い曲でした。



PART1はこんなとこです。
不定期更新ですが
よろしくお願いします。