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この数は、
1 永遠に回り続ける数で紹介された 81 と関係があります。
具体的には、分数 1/81 を計算すると、
1/81=0.0123456790123456789...
のように循環小数となり、その循環節の中に、12345679 という数字が出現します。
循環節が9桁(8が抜けているが、循環節は0から始まっているので、桁数は9桁)なので、
これを分数に直す時は、99...99(9を9個並べる)を分母とし、循環節の 012345679 を分子とし、
約分して既約分数に直します。結果は当然、
12345679/999999999=1/81
となるはずです。この式の両辺の分母を払うと、
12345679×81=999999999
左辺の 81 は9で割り切れ、また、右辺も明らかに9で割り切れるので、両辺を9で割ると、
12345679×9=111111111
となり、2番目の性質の理由が判明しました。
しかし、1番目の理由は、「計算したらそうなった」としか言いようがありません。
111111111−12345679=98765432
というのは計算すればわかりますが、循環小数のような、明確な理由はありません。
これは本当によく見つけたと思います。
さて、
12345679×9=111111111
の式において、右辺は、1が9個、つまり、111が3個づつ並んでいるので、
#2 3ケタのゾロ目を斬るシャープな数の時に紹介したように、
右辺は 111 で割り切れます。更に、この 111 は 37 で割り切れます。
右辺が 37 で割り切れる、ということは、左辺も 37 で割り切れるはずです(∵ 両辺が等しいので)。
9は 37 では割り切れないので、12345679が37で割り切れるはずです。実際に割ってみると、
12345679/37=333667
となり、確かに割り切れます。この 333667 は素数なので、12345679 の素因数分解は、
12345679=37×333667
となります。
ちなみに似たような数、123456789(8も入っている)の素因数分解は、
123456789=3×3×3607×3803
となります。
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