ナイル川クルーズ
  4日目アスワンフィラエ島をあとにファル-
カ(帆掛け船)でナイル河をセーリング、静かな風に船体を任せて流れるように水面を走る。まるで大きな白鳥のようなファルーカ、船上では船頭さんが民謡らしき歌を太鼓を叩きながら歌い始めた、サービス精神が旺盛、「岩手県の猊鼻渓で乗った屋形船の船頭さんが民謡を歌ってくれた」を思い出しながゆったりとセーリング。
船頭さんの太鼓のリズムは南国情緒あふれる調子、お客さんの中にはリズムにのって踊り出す人もいた。サービスの歌が終わる頃には、船内に地場産の手工芸品(ラクダの骨で造ったネックレス、ペーパーナイフ、ブレスレット等が並び、販売が始まる、おみやげにいかが?と片言の日本語で薦める。皆珍品ばかり。歌のサービスが良かったのか販売効果は抜群。
そして、次は豪華客船(写真左の船セラミスU世号)に乗り換えてナイル河をクルージング、船は水上3階で船底2階甲板にはプールや運動場もあり、夜には船内でパーテやショウなども開かれる。客室は五つ星並でシャワートイレ付き、竹芝桟橋から出る三宅行き・大島行きなどの定期客船とは雲泥の差だ。船はコムオンボへ向けて出航、途中スパイスマーッケットへ立ち寄る(下写真)ラマダン中でしたが街全体がバザール、というような雰囲気で活気があふれている。お目当てのスパイスを購入。
マーッケトを後に再びセラミスU世号へ、ナイル河に夕日が沈むのが印象てきでした。(下写真)夕食は船内食堂でエジプト料理、バイキング方式で好きなものを好きなだけ食べられる。昨日まではハードなスケジュールをこなしてきたので皆ばて気味、食事も慣れないものが多いのでしたが、お米のお粥が出たのでほっと一息。持参した梅干しにオカカを添えて慣れた日本食を想う。
食事中に船内の照明が突然暗くなり、何事かと思ったら厨房の方から楽隊が演奏しながら食堂に入ってきた。船内レストランでは乗船客に誕生日の人のがいると、その人の為に誕生祝いをサービスプレゼントとして祝ってくれるのだそうだ。船長の花束贈呈、バンドのメンバーは皆厨房の人達、乗船名簿を見て誕生日の人がいると本人には内緒で添乗員さんだけには知らせ、突然の誕生祝いで本人もびっくり、という演出、しゃれたサービスに皆拍手喝采、アルコールも入りほろ酔い機嫌で次はパーテイ広場へ。
パーテイ広場ではショーガはじまっていた。マジックやベリーダンス、くるくる回転するエジプトダンス見ている方が目が回る。そして、今度は参加者皆で自由に仮装ダンスパーテイ、(衣装は船内に貸衣装屋さんがあり、有料で貸してくれる)思い思いの衣装を付けて色々な国の人達が皆踊る、夢の国のパーテイ、ゆったりとした客席でワインなどを飲みながらショーなどを楽しんでいるうちに船はルクソールに。
下の写真は仮装ダンスパーテイ。日本人は尻込みをしているのか見あたらない。私たちのグループでも参加している人を見かけない。私は年甲斐もなく大勢に混じって踊りまくった。それを見て何人かの日本人も参加してきた。