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  1. 初めに
  2. MySQLのダウンロードとインストール
  3. MySQLユーザを作る
  4. MySQLを初期化し起動する
  5. MySQLの設定をする
  6. StartupItemをセットする
  7. JTerminalをインストールする
  8. MySQLに日本語のデータを入力する
  9. 日本語を含むコマンドを実行する
  10. PHPでMySQLを操作する。

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  1. 初めに。(2002/02/08, Last up date 2002/10/12)

     MySQLは、オープンソースのデータベースソフトで、商用の利用でなければ無料で使用する事が出来ます。

     このページは下記のサイトを参考にさせていただきました。

    • Marc Liyanage - Software - Mac OS X Packages
      (http://www.entropy.ch/software/macosx/)
      PHPやMySQLなどいくつかのUNIXのソフトウェアが、MacOS X向けにパッケージ化され、インストール方法などが紹介されています。(英文)

    • 日本MySQLユーザ会
      (http://www.mysql.gr.jp/)
      こちらにもMySQLに関した豊富な資料が揃っています。

    • SoftAgency
      (http://www.softagency.co.jp/)
      MySQLの国内の代理店です。商用利用の際のライセンスについても詳しく掲載されています。

    • TPJ
      (http://www.cosmos.ne.jp/~kaz6120/index.html)
      こちらでもMySQL等をMacOS X向けにパッケージ化し配布しています。また、BBSも充実していて大変参考になります。
      Mac Lib←直リンク
      (http://www.cosmos.ne.jp/~kaz6120/mclb/mclb_fr.html)
      (2002.09.10 追記)

    ※ ここに書かれている事は、MacOS X 10.1.xおよび10.2の各環境で確認しています。
      (2002/09/10 追記)

  2. MySQLのダウンロードとインストール。

    MySQLは、最初に紹介したMarc Liyanage - Software - Mac OS X Packages - MySQLからダウンロードする事が出来ます。このページを書いた2002年2月現在は、mysql-3.23.47.pkg.tar.gz(4MB)でした。そのため、以下の文章は、このバージョンで確認しました。また、ここでは、初めてMySQLをインストールする場合について書いています。古いバージョンからのUpdateの場合は、データを保存するなどの行程を行わなければならないので、上記のページを参照して下さい。

    ※ 2002年9月現在は、mysql-3.23.51.pkg.tar.gzとmysql-3.23.51-jaguar.pkg.tar.gzとなっており、MacOS X 10.2にインストールする場合は、mysql-3.23.51-jaguar.pkg.tar.gzをダウンロードして下さい。(2002/09.10 追記)

     また、システムの起動とともにMySQLサーバーを立ち上げるために、同ページからmysql-startupitem.pkg.tar.gz(4KB)も同時にダウンロードしておきます。

     mysql-3.23.47.pkg.tar.gzとmysql-startupitem.pkg.tar.gzのダウンロードが済んだら、StuffIt Expander等で伸張します。mysql-3.23.47.pkgとmysql-startupitem.pkgが出来ます。mysql-3.23.47.pkgをダブルクリックすると、見慣れた日本語表記のインストーラーのウインドウが開きます。

     通常のインストールと同様に「カギ」をクリックし、管理者のパスワードを入力し、インストールするディスクの選択などを経てインストールします。

    図 MySQLインストーラー
  3. MySQLユーザを作る。

    ※ MacOS X 10.2では、NetInfo Managerであらかじめ設定されるため、この操作は不要になりました。(2002/09/10 追記)

     MySQLは、mysqlと言うユーザが実行しているプロセスにするようなので、新規ユーザを作ります。

     システム環境設定を開き、ユーザをクリックします。ユーザウインドウが開いたら、新規ユーザをクリックします。「名前」=「MySQL」、「ユーザ名」=「mysql」と入力します。「名前」の方は適当で良いと思いますが、「ユーザ名」は「mysql」にした方が良いと思います。パスワードも適当な物を入力して下さい。

     この方法では、普段ログインしない「MySQL」ユーザのフォルダを作ってしまいますが、それがイヤな人なために、AppleのWebページに「NetInfo Manager」を使って「MySQL」ユーザを設定する方法がありましたので、関心のある方はご覧下さい。→ Mac OS X: Open Source Databases(英文)

  1. MySQLを初期化し起動する。

     Terminalから次のコマンドを入力し、「/usr/local/mysql」のディレクトリに移動します。

    cd /usr/local/mysql

     次のコマンドを入力します。

    sudo ./scripts/mysql_install_db

     "sudo"コマンドなのでパスワードを入力します。いくつかメッセージがあり、私の場合、下の図の様に2個程エラーが出ましたが、いまのところ問題なく動いています。

    ターミナル画面1

     次に所有者を変更します。

    sudo chown -R mysql /usr/local/mysql/*

     MySQLサーバーを起動します。

    sudo ./bin/safe_mysqld --user=mysql &

     下の図のように、"Starting mysqld daemon with databases from /usr/local/mysql/data"とメッセージが表示された後、カーソルが表示されず少々あせりましたが、リターンを入力したらカーソルが表示されました。続けて、次のコマンドを入力しmysqlの動作テストを行います。

    ./bin/mysql test

     "Welcome to the MySQL monitor."と表示されれば成功です。"mysql> "に続けて、MySQLコマンドを入力して実行させます。

     下の図では、ヘルプを表示させています。"exit"または"quit"で終了させる事が出来ます。なお逆スラッシュは、日本語表記のキーボードでは"\"に割り当てられています。

    ターミナル画面2
  2. MySQLの設定をする。

     MySQLのrootにパスワードを設定します。これはMacOS Xのrootとは無関係です。パスワードは""で挟んで入力します。

    ./bin/mysqladmin -u root password "root_password"

     次に、どのディレクトリからでもMySQLを立ち上げられるように、「/bin/」にmysqlのシンボリックリンクを設定します。

    cd /bin
    sudo ln -s /usr/local/mysql/bin/mysql

    ターミナル画面3

    ※ MySQLをインストールすると、「/usr/local/mysql/bin」のシンボリックリンクが、「/usr/local/bin」として作られるようで、MacOS Xでサーバーごっこ 1-3で作った「/usr/bin/」のシンボリックリンクが無効になり、perlのCGIが一部動かなくなってしまいます。現在、私は、MySQLをインストールした後に出来る「/usr/local/bin」を「/usr/local/mysqlbin」に名前を替え、「/usr/bin/」のシンボリックリンクを「/usr/local/bin/」として再度作り直して動作させていますが、私の動かしている範囲では問題なく動いてます。(2002/09/10 追記)

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