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  1. 初めに
  2. MySQLのダウンロードとインストール
  3. MySQLユーザを作る
  4. MySQLを初期化し起動する
  5. MySQLの設定をする
  6. StartupItemをセットする
  7. JTerminalをインストールする
  8. MySQLに日本語のデータを入力する
  9. 日本語を含むコマンドを実行する
  10. PHPでMySQLを操作する。

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  1. StartupItemをセットする。

     MySQLは、mysqldとmysqlの2つのプロセスを立ち上げて使用するのですが、mysqldを立ち上げるために、普通に"sudo /usr/local/mysql/bin/safe_mysqld --user=mysql &"としてパスワードを入力しても、なぜかうまく行きませんでした。

     これを回避するには、このコマンドを打つ前に別の"sudo"を伴うコマンドを打ちます。"sudo"コマンドで一度パスワードを入力すると数分間は、パスワードの入力を求められない事を利用するわけです。しかし、毎回だと手間ですのでシステムの起動とともにmysqldを立ち上げるために、mysql-startupitemをインストールします。

     MySQLのダウンロードとインストールで伸張したmysql-startupitem.pkgをダブルクリックすると、これも見慣れた日本語表記のインストーラーのウインドウが開きます。

     通常のインストールと同様に「カギ」をクリックし、管理者のパスワードを入力し、インストールするディスクの選択などを経てインストールします。

     これで、システムを再起動すれば、mysqldが立ち上がっています。"/Applications/Utilities/"にある「ProcessViewer」を使えば確認出来ます。

    図 ProcessViewer

     mysql-startupitem.pkgは、"/Library/StartupItems"に"MySQL"フォルダを作りますので、自動的に立ち上がる事を止めるには、この"MySQL"フォルダを"/Library/StartupItems"の外に出します。この操作には、管理者権限が必要なので、次のようなコマンドになります。(usernameは、自分のユーザー名が入ります)

    sudo mv /Library/StartupItems/mysql /Users/username/Desktop

     これで、自分のデスクトップに"MySQL"フォルダが移動して来ます。また、自動的に立ち上がるようにするには、この"MySQL"フォルダを自分のデスクトップに置いて、次のコマンドを入力します。

    sudo mv /Users/username/Desktop/mysql /Library/StartupItems
  1. JTerminalをインストールする。

    ※ MacOS X 10.2からTarminalで日本語を読めるようになりましたので、JTerminalをインストールする必要はなくなりました。

     ただ、若干、設定が必要なようです。「ターミナル」(メニューには、こう表示されますので、以下、ターミナルと書きます)の「ターミナル」メニューより「ウインドウの設定」を選択します。

     これで、ターミナルインスペクタが表示されますので、上部のプルダウンメニューから「ディスプレイ」を選択します。

     「フォント設定」を「Osaka レギュラー-等幅 12p」、「文字セットエンコーディング」を「日本語(EDU)」にします。

     以上の設定で、これ以降「JTerminal」を「ターミナル」に読み替え作業を行う事が出来ます。

     ただし、これが正解かどうかは、今の私には判断出来ません。(2002/09/10 追記)

     MySQLで実際にデータベースを作りデータの読み書きをする事については、プラットホームの機種依存はほとんどないと思われますの、書籍や他のサイトを参考にして下さい。ここでは、MacOS Xで問題だと思われる日本語の読み書きについて書きたいと思います。なぜこれが問題になるかと言うと、MacOS XのTerminalが日本語の読み書きが出来ないため、Terminalから日本語のデータや日本語を含んだコマンドを入力する事が出来ないのです。

    JTerminalアイコン

     そのため日本語を扱えるターミナルソフトJTerminalをインストールしますが、JTerminalでもMySQLの日本語のデータを読む事は出来ても、日本語のデータや日本語を含むコマンドを直接書き込む事は出来ませんでしたので、その方法はMySQLに日本語のデータを入力するで説明します。

     JTerminalは、ソースで配付されているため、Developer Toolがないとアプリケーションとして使えません。ここでは、Developer Toolがインストール済として話を進めます。

     JTerminalは、Japanese Terminal for MacOS Xで配付されていますので、最新版をダウンロードして下さい。このページを書いた2002年2月現在は、JTerminal-0.3.5.tar.gz(70KB)だったため、以下の文章は、このバージョンで確認しました。

     JTerminal-0.3.5.tar.gzをダウンロードしたら、StuffIt Expander等で伸張します。これでJTerminal-0.3.5と言うフォルダが出来ます。これを例えばDesktopにでも置き、Terminalで次のコマンドを入力します(usernameは、自分のユーザー名が入ります)。

    cd /Users/username/Desktop/JTerminal-0.3.5
    make

     メッセージがたくさん表示されますが、1〜2分(PowerMacG3 DT233にて)で終了します。

    ターミナル画面4

     この間、たくさんのメッセージが流れます。

    ターミナル画面5

     上の図のように表示されコンパイルが終了します。JTerminal-0.3.5フォルダの中にbuildフォルダが出来上がっていてその中にJTerminalがありますので、Applicationsフォルダもしくは好きなところに配置して下さい。

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