僕の通勤路には送電線をくぐる場所が両手で数える以上くらいあります。
ここに写っている送電線は「北千葉浄水線」です。『腕が長いのね』『終点は浄水場』で既にご覧になった方もいらっしゃるでしょう。
向かって右側の鉄塔は『腕が長いのね』の一基手前にある「北千葉浄水線−3」です。
それでは、左側は?
そう、建て替え途中の鉄塔。
真新しい山形鋼で組み上げられた、ピカピカと光る、もう一つの「北千葉浄水線−3」なのです。
千葉県流山市にて
この日はあいにくの曇り空。しかし、わずかに差し込む太陽の光を効率よく反射して、僕の目にその姿を焼き付けるのです。
隣にいる、まだ現役の鉄塔。くすんだ鋼材の色。送電線をつかむ碍子連。
いくら存在を主張しても、これからその役目を引き継ごうとする若さに負けてしまいそう。
そんな、光る鉄塔にも、悩みがあるのです。
次回に続く・・・20000116