生れ出づる悩み・2

(凛々しい姿)
若い鉄塔の足下から、そのてっぺんを見上げてみました。
凛々しく、まるで若武者のようです。
胸を張り、心地よい風を受け、自信がみなぎっているのをありありと感じることができます。
千葉県流山市にて

(注意の看板)
そこから周りを見回すと、こんな看板がありました。
「電圧は 万ボルトです
電線は裸電線です・・・」
風雨によってか、あるいは、最初から書かれていなかったのかは判然としませんが、電圧表示が消えています。それはそれとして、『裸電線』という文字は、このような工事現場で初めて見ました。
ご存じの方には何でもないことですが、我々が日頃お世話になっている電源ケーブルは被覆されているのが当たり前。それは電柱に張り巡らされている配電線であっても同じこと。ところが高圧送電線はむき出しの電線なのです。
だから、正月にTVCMで流されるように、
「送電線の近くでは凧揚げをしないように・・・」
なのです。
配電線ならば被覆付きで感電は免れるかもしれませんが、高圧送電線ではヤバイです。
ただ、この看板は工事現場の人に向けられていて、通常の通行人は見ることができないのです。
(どうしてだ?)

(状況の変化が)
今までの写真を撮って、しばらくは忙しくて写真を撮るどころではない状態になってました。
通勤途中に何気なくその方向を見ると・・・。
「!!!っ」
状況が大きく変化していました。
その日はカメラを持っていなかったので、次の日に撮影したものが上の写真です。
古い鉄塔には半分の碍子が取り外され、替わりに新しい鉄塔に。
しかも、懸垂碍子から耐張碍子に変更されています。送電線も移し替えられていました。
よく見ると、それぞれの鉄塔には何人かの作業員が取り付いているようです。
これはもっと近くに寄って見なければっ。
で、次回に続く・・・
20000130