HERE-UPON KEN KAGEYAMA 景山健
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「みんなでつくる大地の芸術祭」 
---新潟県中魚沼郡津南町における試み---
2006年の大地の芸術祭では、津南町から惑星地球について考えていきます。会場は、信濃川対岸の河岸段丘ほか津南町の様々なところから眺めることのできるマウンテンパークスキー場ゲレンデ上部。地球上の一点を陸海を隔てず、住所、国籍などによらず示す方法として考えられた緯度 経度による表示法。その実測値は、場所によって地球が丸い回転体であるために異なります。今回の試みでは、この地の緯度 経度1秒にあたる長さを基準につくられる大きさを、使用済割り箸約30万本に着色。地面に突き立ててマーキングしました。 これらの割り箸の回収と設置には、昨年よりこの企画に興味を持ってくださった津南を中心に全国の方々のご協力をいただきました。 河岸段丘に代表されるこの地域特有の景観の中、日々変化していくこの夏の周辺の有り様とともに見つめていきます。芸術祭終盤、この図形の枠の大きさに割り箸を回収。9月 9日の夜、「おくり火」としてこれらを燃やし、割り箸集めからはじまったここにおいての様々な関わりを見送っていきます。



この企画は、「 ここ : 津南 」で art をきっかけに、かかわりを持つ機会を得られたみなさんと共につくりあげていくプロジェクトです。今年の収穫を終え農神祭を迎える10月28日夜 、8 時の時報とともにこの地だからこそ見る事のできる壮大なスケールが出現します。

闇の中に雄大に広がる段丘の成り立ちを、信濃川をまたいで東西を貫くライン上に、この地の経度5分(約7.4km)を火柱で立ち上げます。 段丘の成り立ちに地球的スケールをあてはめて浮かび上がる火柱の帯。今年の収穫も終わり農神祭を迎えようとするこの時期、米に代表される良質の産物を育み、広く活かされる土地を保つこの町のスケールのなればこそ、実現される壮大なプロジェクトです。 2006年 夏 秋 この津南で展開される「ここでなければ叶わぬ出来事」に是非お立ちあいあれ!

[image]
 
(津南地区の経度1分の実測値=1.480m 5分=7400m 上記は数カ所のポイントから打上げる事を想定したプランスケッチ)

[plan]


図中赤い点の間がこの地点の経度5分(:7400m) 1秒 : 24.78m   1分 : 約1480m

10月28日夜 8 時の時報とともに、東から西へ(aからu方向)順に花火(虎の尾)を打上げ,その後同じポイントから再び同時に上げる。さらに u 地点で「和火」の花火を上げ、今回のプロジェクトは完了する。

[access] … 津南へのアクセスは、自動車で 関越自動車道から (石打インターより353号線と117号線で35分 越後川口インターより117号線で1時間)上越自動車道から( 豊田飯山インターより117号線で50分)北陸自動車道から(上越インターより353号線と117号線で1時間20分)電車、バスで 越後湯沢より越後交通バス 50分 /長岡より越後交通バス 2時間 /十日町より越後交通バス 40分 * 長野方面よりは飯山線が便利です。    
[location]…花火は、マウンテンパーク津南他、津南町各所でご覧になれます。

  

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