自作塗装ブースへの道


試作1号機


かなり前に製作した物なので画像がありませんので説明のみです。
構造は極簡単で、窓の高さに合わせてカットしたベニヤ板に換気扇をはめただけのシンプルなものです。
窓を開けて板をサッシレールにはめて使用します。
窓用のクーラーのような感じの取り付けです。窓にはめ込む換気扇用のステーのような物もありますが、
意外と高価で、自作には不向きで見送りました。小さい窓ならお薦めできます。
効果の程はブースとしては最高の排気が出来ました。
使うときには、サッシのレールにはめ込むだけなんですが、
ウチは、窓枠が高いために使わない時に板が結構邪魔だったりであえなくボツに

試作2号機


これは、あっこっちでも見られる一般的なものでした。
換気扇の後ろにBOXを付けて径100mmのダクトを付けたよく見るタイプです。
これは、換気扇の風量にダクトへの排気が追いつかず吹き返しがひどくダメでした。
たぶん、自作なさってる方はここが悩み所だと思います。

試作3号機


今回は台所用換気扇を諦めて、ダクト用ファンを使ってみました。 画像はこちらへどうぞ

このタイプのファンは直接ダクトを付けるので吹き返しは無い物と思ってましたが、
ファンが小さすぎて吸い込みが弱く、スプレーした時に吸い込みきれなかったです。
大きいファンを使えば解決出来ると思いますが、比例してダクトが太くなるので
取りまわしが大変になります。

試作4号機


再び換気扇を使った新型を考えました。 画像はこちらへどうぞ

2号機で、吹き返しが出るのは箱の中で空気がスムーズに流れないのではと思い、
その点を考慮した作りにして見ました。結果は思ったほどでもなく、やはり吹き返しが出ました。
これもダクトが太ければ解消できるとは思いますが。。。
換気扇使用では、この様な構造の(エアー押し込み型)では限界があるようです。


試作5号機

今回は4号機を改良して、エアー吸い込み型にして見ました。 画像はこちらへどうぞ

現状では、満足のいく物が出来上がりました。
排気能力も問題なく吹き返しもありません。でも、まだまだ改良を重ねていこうかと思ってます。

本来なら、空調設備用のダクト用のファンを使うのがよいのですが。
マンションや大きい建物に使われる物で長いダクトで排気させる為に、風量がケタ違いです。
これはダクトの間に装着するタイプですが、価格の高いのがネックです。