ホームページを作成してみて、感想というか言い訳というべきか…。
 ペンを握ったのが久しぶりであり、また、パソコンを利用して漫画を描くのも初挑戦のため、なかなか見やすい画面にできなかったことをお詫びいたします。
 とりあえず作ってみたもので、シンプルになりました。多分、今後もこの方針でいくと思います。(凝ったホームページが多いので、いささか気がひけますが…)
 なるべく早く、続きをのせるつもりです。では……。(平成8年11月1日)
 

  
 最近、首都移転の話がでてきましたが、このこと自体は別にどちらでもよいと思っています。 ただ、首都移転を希望している自治体をみていると、『あわよくば第2の東京に』って感じがして、 その点は問題のような気がします。そうなると、現在東京圏が抱えている問題をそのままそっくり、 地方で抱え込んでしまうのではないでしょうか。やるんだったら、ワシントンのような政治都市を 作ってほしいと思います。21世紀はマルチメデイアの発達により、仕事をするのにどこに住んでいるかは、あまり関係なくなるでしょうから、日本の指導者には、環境のよい閑静な場所で、日本や世界の繁栄と幸福をじっくり考えていただきたいです(現在のように俗世間にまみれていては、いかに 高い志を持っていても、それを維持するのは大変でしょうから)。
 まえがきにも書きましたが、私は東京という街がニューヨークやパリのように、外国の人からも憧れられるような、花の都になることを夢見ています。残念ながらそうなる前にバブルがはじけてしまいましたが…。(平成8年11月15日)


  
 今回のアップロード分で、とりあえず最初のエピソードは終了です。21世紀では、まだ国や民族による境界線がなくならないでしょうが、実際にこの世界で影響力をもつのは、経済共同体とも言うべきものとなるのではないでしょうか。これは現在ある国連とは異なるものです。あくまでも、経済的価値観を同じくする集団であり、多国籍企業が地球規模で発展したものが、こうなると思います。Neo Tokio 21cではこれをコネクションと呼んでいます。コネクションの持つ価値観とは、「世の中の繁栄と人々の幸福の追求」といったところです。エージェントは、コネクションの利益を守るというより、コネクションの理念を守るために活躍します。彼等は超法規的権限を与えられており、それだけにエージェントの養成・選抜に関し、コネクションは細心の注意を払います。その教育機関がWEAです。エージェントは志願してなれるものではなく、あくまでも選ばれた人間がなります。表舞台に立つことはあまりなく、陰のスーパーエリートであります。
 ま、長くなりそうなので、追々説明していくこととして、なるべく早く次回作をおとどけできたらと思っています。でも、まだネームも手付かずなので ……とにかくガンバリマス。(平成8年11月30日)


  
 読んで下さっているみなさん、どうもお待たせいたしました。なかなかペンが進まず、ネームと平行してペン入れをしている状況です。とりあえず、年内に最初の分をアップロードするという目標は達成しました。(ふーう……)まず、お断りを一つ。前回の話では、インターネット用にマンガを描こうと思ったので、横型モニターでも見やすいように、縦横の比率を変えて描いたのですが、どうにも描きにくかったので、やっぱり普通サイズで描くことにしました。見ずらくなってゴメンナサイ。
 今回でてきた浮島は、あくまでも人工島であって、船舶ではありません。居住を主目的としたものです。でっかいキャンピングカーとでも思ってください。
 はじめてご覧になる人もおられるでしょうから、主要メンバーのフルネームを紹介します。ロングヘアーのお嬢さんが、ジェミー・A・キザキ、黒い髪のお兄さんがジェームズ・ウォルター、長髪のお兄さんがシロー・ヤサカ、巻毛のお姉さんがキャサリン・デール、といったところです。
  前話を最初からみたい、というご意見をいただきましたので、この話が終わった頃に再録しようかなと考えています。日時はあらためてお知らせします。(なんせ、いつ描き終わるか……)
  とりあえず、この話を描き上げるのを目標に。(メールくださった方、どうも有難うございます。(平成8年12月29日)


  
 フロート・アイランドvol.2です。なんか進むのが遅くてすいません。実は、この話でもまだ本題に入ってなくて、前話でエージェント、今回でコネクションのことを大まかに描いていくつもりであります。vol.1で登場した久賀栄一郎は、コネクション幹部会の役員ではなくて、御意見判(こういう字だったかな?)的役割の人物です。コネクション機構の考案者でもあります。『世の中の発展・繁栄と、人々の幸福の追究』という概念を、経済界に浸透させた老人です。これからも何回か出番があると思います。
 この話ではテロリストがでてきますが、描いてる最中に、ペルー日本大使館人質事件が起きてしまいました。 実は去年あたりから、「もし日本人が外国で人質にとられ、脅迫されたら、どのように対処すべきなのか。」など自分なりに考えたりしていたのですが、予想通り、日本政府の対応はにぶかった。(素人が失礼なことを言ってるかもしれませんが)今回の事件を通して、なぜ日本が標的にされたのか、日本が外国からどのように見られているのか、日本人も真剣に考えなくてはいけないと感じました。1日もはやい事件の解決を願います。
 今回出てきたレイモンド・チャンは、ジェミーが配属になる前に極東支部にいたお兄さんです。現在は極東支部香港支所にいます。(基本的には、バーンスタイン氏の部下です)見た目は童顔なので若くみえますが、あのメンツでは一番年上だったりして…。
 本当になかなか進まないなア。でも気長におつきあい下さいませ。(平成9年1月15日)


  
 最近、司馬遼太郎さんの”坂の上の雲”を読みました。この本は日清・日露戦争を題材にしたもので、これを読めば当時の世界情勢と、日本のおかれていた立場というものがよく分かります。高校時代に世界史を選択していましたが、本当の意味で歴史を学ぶのなら、世界史・日本史と分けないで、世界史を通した日本史、というほうが面白いと感じました。大体、授業で力をいれて教えるのは、石器時代から中世ぐらいまでで、肝心の近代史は時間切れでいい加減でしたもの。私は三国史を楽しみにしていたのですが、教科書の記述は半ページしかなかった! 今興味があるのは、明治維新から日露戦争にかけてです。(それ以降の日本は、国際情勢の読みの甘さや外交下手、軍部の官僚化と腐敗といった感じで問題点がけっこうあるので)日本の先祖が文字どうり必死に頑張っていた時代(この時代は世界中がアパルトヘイトだったので、有色人種は人間あつかいされなかった)を、学び直すことはとても有意義だと思います。司馬遼太郎という作家が、よき時代の日本を描き続けてくれたことにとても感謝いたします。
 さて、フロート・アイランドもvol.1〜vol.3まで話が進みました。ずっと東京湾で話が進行していたので、ニューフェイスのときに比べてちょっと動きが少ないかな…。次回はかなり動きが出てくると思います。vol.4で終わるつもりだったんですが、もう一回くらいやんないとダメかもしれない。この話が終わらないと、本題に入れない…。それにしても、基本的にはあまり制服を着せないつもりだったのに…。水兵さんのイメージで制服を考えたんですが、なんかバランスのとりずらい服になってしまった。まあ、そのうち慣れるだろう。(平成9年2月2日)



    最近時間に追われているようで、ペースダウンしてます。いかんなあ。このエピソードのラストシーンは、とうの昔に決まっているのですが、早くたどりつきたいよお…。ただやっとアクションシーンが出てきたので、少しだけ喜んでいます。基本的に女の子を描く方が好きなんですが(だってごついの描いてたって楽しくないもん)、気がつけば男ばっかりで、なんと女性キャラクターが今んとこ2人っきり!なんてこったい。最近の漫画やアニメは女性が活躍する場面が多いですが、やっぱりちょっと不自然な感じもします。yahoo!japanの紹介文では、SF漫画となっていますが、私自身は日本や東京の未来の姿を描いているつもりです。やはりハードボイルド(?)は、男性の方が絵になりやすい。ただし、この話ででてくる女性陣は、ものすごーく優秀な人達です。今んとこ裏方に徹していますが、キャサリンさんが活躍する話も、そのうちやるつもりです。しかし…もっとジェミーちゃんを活躍させるつもりだったのに、成り行き上、ジェームズ君が先に動いちゃうのでできない…。
 とにかく、早く未来都市Neo Tokioを描きたいなあ。(平成9年2月18日)


  
 何か日がたつのが早いと思ったら、2月は28日しかなかったんですねえ…。
  去る2月19日、幕張メッセで開催された、Mac World Expoに行ってきました。この手のイベントに行くのは初めてだったのですが、なかなか面白かったです。Macの互換機がかなり出品されていましたが、特に良かったのは、アキアの互換機です。比較的すっきりとしたボディーと、何と言ってもあの液晶モニターがすごい!欲を言えば、モニターがもう少し大きければグーなんですけど…。用もないのに3回位立ち寄ってしまった…。欲しいなあと思ったけど、いかんせん高い!まだ68KMacのユーザーなので買い換えも考えていますが、必ずしもアップルマークにこだわらなくてもいいかもしれないとか思いました。
 フロート・アイランドを描くにあたっては、前話のように短くまとめないできっちり描こうと思ったため、なかなか終わらなくてすみません。あと1回か2回で終われると考えてるんですけど…。これが描き終わったら、ニューフェイスを再録しますから、お待ちください。(平成9年3月10日)


  
 年度末は何かと忙しく、またしても間があいてしまいました。すみません(ただ単に手が遅いだけかもしれないけど)。
 正直言って、これだけ本格的に漫画に取り組んだのは今回がはじめてでして、結構難儀してます。でも、同時にこれだけ楽しんで描いているのも初めてのことでして、自分のアイデアをまとめる意味もあってNeo Tokio21cを描いていますが、段々21世紀を迎えるのが、待ち遠しくなってきています。ただこのままいくと、東京という町が来世紀の主役にはなりえないような気がして…。主役になるために必要と思われる条件の一つに、金持ちが喜んで住んでくれるかどうか、があると思います。今の日本では、変な平等主義がはびこっていて必要以上に、経済力のある人を攻撃しているような気がします。ま、おいおいこの話でも取り上げていくことになりますが、儲け第一主義ではなくて、心のこもった経済活動というのは、どういうものか描ければいいなと考えています。(平成9年4月1日)
 

 
 いつの間にやら、フロート・アイランドもvol.7を数えてしまいました。が、次回で決着が着きそうです。レイモンド・チャンというキャラクターは、こんなに早くでてくる予定じゃなかったし、こんな性格に描くつもりでもなかったんですが、なんだかなぁ…。ま、この話以外にも出演予定がありますので、楽しみにしていて下さい。
 最近ネットサーフィンをしていて、とあるホームページが気にかかりました。経緯はよくわからなかったのですが、その内容に関して反対意見をもつ人からホームページの作者に対して、いやがらせのメールや電話があって、ホームページの閉鎖を要求された、とのことでした(もちろん励ましの声もたくさんいただいていたようですが)。せっかくインターネットという、様々なフィルターを通さない、生の人間の意見が聞ける媒体を利用しているのだから、反論があるのなら堂々と自分の意見を展開させるほうが、建設的だしおもしろいとも感じました(ひょっとしたらやってるのかもしれないけど)。
 それにしても面白い時代になったものですね。日本じゃまだまだですが、マルチメディア時代に突入すれば、情報にかんしては、やる気さえあれば皆平等になってしまうわけですから。すべての人々にチャンスが訪れますね。ま反面、でもこれも面白いところで、こういう時代にポイントとなるのは、パソコンを扱う能力というよりも、自分の頭で思考する能力であって、結局最後は、人間の知恵と勇気が勝敗を左右することになるんですかねぇ。
(ペルー日本大使館占拠事件が解決しました。とりあえず日本人が世界中で、テロの目標にされる事態は避けられたのかなと安堵しました。去年のサミットだったか、テロリズムには屈しないという宣言を守る形になったことを、フジモリ大統領に感謝します。それと同時に今回の事件で命を落とされた方々に、哀悼の意を表します)(平成9年4月23日)


   
 ばんざーい、やっと終わった。ゴールデンウィークのおかげだ(といっても全然美味しくなかったな、今年は)。今回は思ったより早くアップロード出来てやれやれです(気長におつきあいして下さっている方々すみませんです)。ようやくフロート・アイランドが完結いたしました。
 ジョー・アラキ(荒木壌)という新しいボスを迎えたことで、やっとキャラクターが出揃いました。この人はコネクションの重鎮、久賀栄一郎の秘蔵っ子ともいうべき人で、ミスター久賀が自分で見つけてきた人材なわけです。たいていコネクションのエリート幹部は、WEA(ワールド・エコノミカル・アカデミー、以下アカデミーと呼んでいきます)出身者なのですが、一部例外もいて、この人が代表選手といったところでしょうか。ま、したがってちょっと風当たりも強いんですよねぇ…。アカデミーはどういうスクールかというと、教育方針としては2本柱がありまして、『リーダー教育』と『天才教育』をやっております。前者の方はコネクション系企業幹部の子弟を中心に、指導者となるべく、頭脳とともに人格も磨かれることとなります。後者は世界各地から能力のある子供をスカウトしてきて、その才能を開花させることが目的です。相反する教育のようですが、指導者たるもの、天才の能力に嫉妬することなく、これらの人材を使いこなしていく必要があるので、子供の時からお互いを知っていることがプラスになるわけです(ちなみに中学生くらいから教育を始めます)。ま、全部が全部ものになるわけではありませんが、ここでの人間教育により、やはり水準以上の人材に育っていきます。そのうちアカデミーをネタにした話をやれたらと思っています。
 エージェントは、全員アカデミーで教育を受けた人間です。頭脳・運動神経・人格ともにすぐれた人達ですので、逆に企業にスカウトされることも多いです(ま、ラグレーさんのように、長く現役を続ける人もいますけど)。フロート・アイランドの最後で、ジョー・アラキが『君達のことをよく 知らなかったんでね』と言ったのは当然のことで、あんまり表舞台に出てこない人達なんですよね。
 極東支部はコネクションにとっても最重要ポイントで、アカデミー出身者でもなく、年齢的にも若い、ジョー・アラキの人事は異例のことといえます。さて、どうなっていくでしょう。このキャラクターを使って、"リーダーとはなにか"ということを自分なりに描けたらと考えています。
 5月中旬すぎを目標に、ニューフェースを再録する予定です。それと同時に、キャラクター設定も載せようかなぁ。(平成9年5月5日)


  
 今回はニューフェイスを再録、あと新しくキャラクター紹介のコーナーとあとがき特集コーナーを設けました。
 キャラクターコーナーにはカラーイラストも載せてみましたが、いかがでしたでしょうか?CGを描きながら、自分がパソコンを購入するにいたった動機を思い出しました。私は絵を描くのは子供の頃からの趣味でしたが、いかんせん色塗りが苦手で、下書きを台なしによくしていました。そのまま大人になってしまいましたが、CGならきれいに色が付けられるのではないかと期待して、(当然)Macを購入しました。購入後1年半以上あんまりCGにつかうことはありませんでしたが、Neo Tokio を描こうと思い立ち、それをインターネットにのせようと決心してから、私の格闘がはじまりました。大してパソコンを使いこなしていなかったため、まず『インターネットとは何ぞや』といったところから始めて(今は買えばみーんなセットになってるから楽になったもんです)、ソフト・周辺機器を買い揃え、使い方を検討し、約半年後最初の話をアップロードすることと相成りました。それでも、カラーイラストをまともに描いたのは今回が初めてだったり…。
 次回作は「ジオ・フロンティア」、地下利用の方法について描いてみたいと思っています(フロート・アイランドvol.3のときにちらっとだけ単語が出てきてます)。少し勉強が必要なので間隔があいてしまいますが、お待ちください。(平成9年5月17日)

 


 やっと本題に入ることが出来ました。ジオ・フロンティアvol.1です。この回だけではまだまだ話がみえないでしょうが、前回のあとがきでも書いたように地下利用の話になる予定です。日本という国では、街が2次元的に広がっているために、遠距離通勤、交通渋滞などの問題があります。また住宅費も非常に高くつきます(以前に比べると多少ましになりましたが)。これを解決する方法として、街を3次元的に建設することがあげられます。例えば、空間利用。たとえ地価が高かろうとも、超高層ビルディングを建設することにより、一戸あたりの値段を下げることが可能となります。こういうことをいうと子供の情操教育によくないとか言われてしまいますが、新しい生活様式が生まれるということであり、近い将来、宇宙ステーションで生活するとしたら、これに少し似ているのではないでしょうか。また上下の移動だけなら、現在のような遠距離通勤、交通渋滞も緩和され、同時に時間も節約できます(21世紀には『時間を大切に使う』ということに、人々の関心が集まることと思われます)。また地下の利用。今回の話では、一つのケースを描くつもりですが、様々な活用方法があろうかと思います。もしこのホームページをご覧になった中で、地下開発の仕事に携わっていらっしゃる方がおられましたら、情報を頂けないでしょうか。よろしくお願いいたします。
 また新しいキャラクターが何人かでてくる予定なので、描いていて楽しいです。しかし物語の進行上、男性ばっかになって少し悲しい……。(平成9年6月15日)



 あんまり雨が降らないうちに、真夏の様な気候になってしまいました。私としては5月ごろの陽気が好きなんですけど。このままだと、また水不足になってしまうのでしょうか。日本という国は降水量が結構多いところのはず、やっぱり貯水の仕方と、利用の仕方に工夫が足りないのではと感じてしまいます。21世紀は水の都市型リサイクルの仕組を確立しないといけないと思います。このジオ・フロンティアの中で、自分なりに考えている方法を描いていくつもりです。
 今回の話では、キャサリンさんが大分活躍しそうです。私のイメージでは、彼女はすごーい美人なのですが、なかなか美しく描けなくて苦心してます。この話でもラストシーンは決まっているのですが、途中の展開がきっちり決まっていないので、どうなるかなぁ…。ま、がんばるぞぉ。(平成9年7月5日)



 ジオ・フロンティアvol.3です。今回もいままで描いたことのない、カーチェイスシーンなんかやったせいで、大分時間がかかりました。ちょっと適当になってしまったけどご勘弁ください(我ながらデッサン力がないなぁ…)。
 自動車に関しては、50年後にこうなっているかは分かりませんが、エアカーみたいなものが早く出来るといいなと思ってます。反重力などを利用した場合、現在のような悲惨な事故がおこらなくて済むからです。何せ、年間の交通事故による死亡者数が1万人に登る国なのですから、これはちょっとした戦争状態とも言えるのではないでしょうか?。21世紀には、安全性を高める仕事が、価値あるものと認知される世の中になるとも言われています。当然自動車業界も、今のままでは生き残っていけないと思います。
 話は変わりますが、少しずつホームページを改良(?)してます。今回は、ご意見・ご感想を書き込み易いようにしてみました。お気軽に書き込んでください。あと、お詫びとお願いです。大分前のことになるのですが、ニューフェイス掲載後にメールを頂いて、返事を出していない方がいるのですが、実はあの当時ホームページを作ってはみたものの、まともにパソ通もやっていなかったため、返事を出しそびれている内に、メールアドレスをなくしてしまいました。それでそのままになってしまったのですが、もしよろしければもう一度メールをいただけないでしょうか?。『今さら』と思われるかもしれませんが、ずっと気になっていました。申し訳ありませんでした。
  なかなか思い通りの絵が描けなくて、難儀してます。少しでもうまくなれるよう努力しますので、おつきあいの程、よろしくお願いいたします。(平成9年7月27日)



 8月の半ばだというのに、妙に肌寒い日々が続いていますね。結局、猛暑だったのか冷夏だったのか、よく分かんないですね。
 ジオ・フロンティアはvol.4になりましたが、なかなか題名の元になっているアグリ・バイオプラント社に舞台が移っていかないため、読者の皆様にもピンとこないことと思います(描いている本人もあせっています)。
 今回舞台となっているのは日本警察ですが、現在の様に、都道府県ごとに組織が分かれているのではなくて、日本全土を網羅できる組織となっております。もちろん各地域に密着した仕事もあるので、その下部組織としての州警みたいなものもあります。ネットワークの発達した21世紀には、中央省庁が簡素化されるだけでなく、地方自治体も再編が進み、せいぜい5〜10個の自治体数となって、いろいろと小回りが効くようになるでしょう。いま叫ばれている地方分権も現実のものとなって、それぞれの自治体で、特色のある行政サービスが提供されていくのではないでしょうか?大体、日本は狭い割に変化に富んだ国土ですから、全国で同じことをやるには、ちょっと無理があったのでは。地方の大都市に行ったときに感じるのは、「東京みたーい」ってことです。もっといろいろあった方が楽しいですよね。(平成9年8月17日)



 またまた少しずつ、ホームページを改良してます。キャラクター設定などは定期的にイラスト変更したりして、メンツを増やしていく予定なので、楽しみにしていて下さい(話ごとにキャラクターは増殖していきます)。
 それにしても、脇役のくせに九十九君は出ずっぱりだ…。基本的に熱血兄ちゃんなんですけど、描いているうちに愛着がわいてくるのが不思議ですね。描いてて当初考えていたよりも魅力的なキャラクターになったのはシローさんで、いい男になったと内心喜んでおります。また今回更新したイラストでは、キャサリンさんがなかなか派手目になっててよいな、と思ってます。
 次回は、やっとアグリ・バイオプラント社の大規模地下植物工場に舞台が移っていきます。日本の農業は戦後の保護政策で、足腰が完全に弱っています。競争力がないため、このままいけば21世紀には産業としてなりたたないことになると思われますが、180度やり方を転換することで、日本が一大食糧輸出国になれるのでは、と期待をいだいています。日本の様に面積の小さい国では、土地のあることを前提とした農業をやっていくのはもう無理だと考えます。世界中で爆発的に人工が増加し続けてるわけですし…。ですから、土地に、土があることに頼らない農業になればよいのではないでしょうか。幸いにして日本のバイオテクノロジー技術はかなりのものと聞いております。国土が狭いがゆえに視点を転換することで、弱点を最大のメリットとすることができるかもしれません。詳しくは次回に譲ります。(平成9年9月7日)


   
 ジオ・フロンティアvol.6です。
 まずはお詫びから。前回のあとがきで、アグリ・バイオプラント社に舞台が移る、と言っておきながらそうなりませんでした。すみませんです。ジオ・フロンティアは、フロート・アイランド以上にゆったりと展開しているようで、まぁその分、余裕を持って描けるので楽ですが…。ここまで描いてきて気が付いたのですが、この話では茶をしているシーンがやたらと多いです。なんとなくそうなってしまったのですが…。
  話はかわりますがお知らせです。今回からピュアマガジンという、オンラインマガジンへのリンクを張りました。ここに再録してあるニューフェイスが載ることになりまして、その宣伝というよりは、このホームページの内容説明を一つ。ピュアでは様々なジャンルの作品を、無料で公開するのを目的としており、内容もコンピューター関連、小説、エッセイ、コミック、CG、と多岐にわたっております。イメージとしては同人誌みたいなものですか…。明治時代の文豪たちも、最初は同人誌から出発しているわけですし、将来この中から大作家が誕生するかもしれませんね。21世紀への新しい試みとも言えるかもしれません。皆様もぜひ一度のぞいてみてください。それでは、また。(平成9年9月20日)


   
 最近は割とまめに更新できてます。ジオ・フロンティアvol.7です。
 また新しいキャラクターがでてまいりましたが、彼らはNTOの技術屋さんたちです。一種の道楽集団でもありますが…(うぷぷ)。彼ら以外にもスタッフはまだまだおりますので、そのうち出番があることと思います。
 やっと、植物プラントがでてまいりました。この話の場合は地下工場でありますが、近い将来、超高層ビルディング内で農業が行われるようになると考えております。当然最先端のバイオテクノロジー技術を駆使した産業になりますので、それこそ最先端の学問を修め、最先端の技術を習得した若者が、こぞって就職してくる花形産業になるでしょう。この方法ならば天候に左右されない安定した食糧生産が可能となりますし、土地に依存しないですむので、日本みたいな国土の狭い国では、かえって取り入れやすい方法ではないでしょうか。私がさらに考えているのは、超高層ビル内での水の循環利用です。全部を植物プラントにするのもいいですけど、3パーツ、例えば一般住居、オフィス、植物プラントというようにわけて 、住居やオフィスで使用した排水を中水処理施設で浄化し、その水を植物プラントで利用するのがベターな方法ではないでしょうか。まあ中水だけでは、植物生産には足りないでしょうが、さらに雨水の有効活用もしていく必要があると思います。これは、また別の機会に描いていくことになりますか。
 世の中不景気なニュースが多いですが、あんまりニュースを間に受けて暗くなる必要はないのではないかと思っています。日本という国は世界の最先端を行く国の一つになりました。ということは戦後50年間のようなアメリカ追随型の国では、世界が納得しなくなったということです。日本が何をめざし、諸外国に何を示していけるのか、これから問われていくこととなるでしょう。正当な努力をした人々が、正しく評価され報われる。そういう社会が21世紀に来ることを望みます。(平成9年10月6日)


   
 ジオ・フロンティアもvol.8になりまして、前回のフロート・アイランドを越えてしまいますね。あと数回連載すれば終わると思います。
 前話に比べれば、かなり静かに話が展開してます。一応、麻薬密造がテーマの一つとなっていますが、21世紀における麻薬問題は現在よりも複雑になっているかもしれません。おそらく習慣性という観点から言えば、先進国においてはタバコも麻薬と同じ様な扱いを受けていることも予測されます。麻薬問題を解決するには、製造・販売をおさえることも重要ですが、人々の啓蒙教育の方がより効果的と思われます。社会生活を送る上で何が正しくて、何が他人様の迷惑になるのか。また自分の人生にとって、有益なことはなにか。人々がこのようなことをきちんと考え、判断出来るように訓練されることは大事なことです。基本的な部分は家庭でしつけられるべきですが、学校の果たす役割は大きいと思います。最近少年による凶悪犯罪が問題となっていますが、これだけ悪くなっているからには、現行の教育制度では対応しきれないということです。金融ビックバンということで金融市場の自由化が進められていますが、教育現場にも競争原理が取り入れられるべきではないでしょうか。別に義務教育をなくせと言っているわけではありません。サービスを受ける側(親と子供)のニーズにあった教育サービスの提供が、必要な時代に突入していくのだと感じています。(平成9年10月20日)



 早いもので、私がこのホームページを最初にアップロードしてから1年たちました。現在連載中のジオ・フロンティアは、3番目のエピソードになりますか。あいかわらず、古いマシンでがんばっておりますが、シンプルなホームページを作る分には、不自由していません(ま、もっと凝ったモノにもできますが、本人の実力不足と内容重視のため、今後もこの方針でいくことと思います)。少しずつ改良を重ねていきたいと考えています。
 私は職場まで電車通勤をしていますが、その途中で窓の外の風景を見ながら、考え事をするのが結構好きです(座れたら読書をしておりますが)。自然を楽しむよりは、新しいビルディングなんか眺めてるわけです。Neo Tokioを描いていることもあって、21世紀の東京という街の姿を連想しています。この街に愛着があるわけですが、最近街を歩いている人達のマナーの悪さが目についてしまいます(例えば、他の人の邪魔になるような場所に平気で立っている、人ごみの中で道路の真ん中にいきなりつばやタンを吐く、などです)。21世紀に東京が世界の中心都市になるのが私の希望なのですが、それには、そこに生活する人々がその街に愛着を持ち、良い街にしていこうと思うことが必要条件です。世界中の人々がその名前を聞いただけであこがれるような、そんな素敵な街になるといいなと思っています。(平成9年11月10日)



 あっという間に12月。ジオ・フロンティアも年内に完結するのはちょーっと難しいかなぁ。でも、やっと終わりがみえてきたかな?
 今年も結構大変な年になってしまいましたが、反面、明るい材料も世の中にはたくさんあると思います(マスコミは明るいネタをあんまり提供してくれませんが)。あと数年間は様々な問題のおこる、激動の時代が続くと思いますが、これを乗り切れば21世紀には素晴しい時代がやってくるでしょう(そして、その中心が日本であるといいなぁ)。
 Neo Tokio 21cを描くにあたっては、テーマが何個かあるのですが、その一つが『テクノロジーは人々を幸せにするものである』ということです。私自身非力なので、なかなか上手には描けませんが、科学が発展したかわりに人々が不幸せになった、なーんてことのない未来社会を描けたらなと思っています。(平成9年12月1日)



 1ヵ月半も更新を怠ってしまいました。実は去年の暮れにひどい風邪をひきまして、足掛け2週間ばかり体調をくずしていました。今年はこんなことがないようにしたいです。
 またまた少しずつ、ホームページを改良していってます。今年はカラーイラストに挑戦したいなぁと思っているので、扉絵をつけることにしました。あと、またキャラクターイラストも変更しましたので、どうぞご覧下さい。
 今回のエピソードは大分長くなっていますが、とりあえずこれの完成を目指してがんばります。それではまた。(平成10年1月21日)



 扉絵をつけて2回目。ジオ・フロンティアvol.12です。
 今回も上手く描けるか心配だったのですが、なんとか完成しました(やれやれ)。
 実は、パワーマックG3がうちにやって来ました。その記念すべき(ちとオーバーか?)第1回目。何せ今まで68kマックユーザーだったわけで、あまりの速さに目がまわってしまいます。ま、だんだん慣れてきましたが。とにかく、起動させるのに今までかなりの時間をかけていましたが、かなり楽になりました。あまり速さに対するこだわりはありませんが、買い換えを真剣に検討し始めた頃に、G3発売の発表があったので、ちょうどいいやということで決めました。
 G3というのは『第3世代』という意味で、第1世代はパワーPC601とのことですから、さしずめ曾祖父から曾孫のマシンへ乗り換えた感じでしょうか。
 OSもバージョン8.0になって、結構快調です。エヘヘ。
 話はかわりますが、リンクが1つ増えました。テリー横田さんという方のホームページで、70年代のロックミュージックを主にとりあげています。自作の連載漫画も掲載されていますので、音楽や漫画に興味のある方は、是非一度のぞいて見て下さい。ピュアマガジンの方は、長期間更新がストップしているようですが、そろそろ動きがあるようです(頼みますよ、本当に)。
 またリンク用のバナーも作成しましたので、どうぞご利用下さい。
 世間ではインフルエンザなどがはやっているようですが、みなさんも健康にはくれぐれも注意なさって下さい。それではまた。(平成10年2月15日)
  


 今回は、なかなか構図が決まらなくて難儀いたしました。
 今回のあとがきは、ちょっと盛り沢山です。
 1ヶ月以上前のことになりますが、『セブン・イヤーズ・イン・チベット』を観て来ました。日本ではあまり語られることのないチベット問題ですが、もともとあの国はダライ・ラマを元首とする独立国家でした。それが中華人民共和国の侵攻をうけ、ダライ・ラマが亡命をし現在に至っています。私自身詳しくはないのであまりコメントできませんが、撮影に制約のあるなかであれだけの作品をつくり、しかもあの時期に上映を許したアメリカ合衆国の懐の深さには感服いたしました。それにブラット・ピットという日本の若い人たちに人気のある俳優が主演していたのが、とても良かったです。私としてはお勧めの一本です。
 あと2月の半ばにMac World Expoに参加してきました。去年に引き続き2回目になりますか。Mac OSのライセンス供与を停止したため、去年とちがって互換機メーカーのブースがなかったのが寂しかったですが、マイクロソフト社のブースが人気を集めていました。(マックユーザーの多くがそうかもしれませんが)私もマイクロソフトは好きじゃあありません。ですが、最初の基調講演中の説明によると、今度発売されるマック版Office98は単なるWindows版の焼き直しではなくて、日本のマックユーザーのためにきちんと作られたものであるようで、そういう意味ではマイクロソフト社も考えてくれているんだなと感じました。場合によってはWindows版より使い勝手がいいかも……。それにしてもスティーブ・ジョブズ氏来日を期待していたんだけど残念。私はといえば、メタクリエイションズ(Painterなどを作っている会社です)のブースでデモを楽しんできました。
 またまたリンクが増えました。竹村健一さんのホームページで『ワールド ワイド 竹村』というページです。私は物事を考えるときには、竹村さんの意見を大変参考にしています。大分前のことになりますが、『世相を斬る』(だったかなぁ)という番組のホスト役をつとめていらしたことがあります。父親につきあって訳も分からず見ていましたが、今やっていればと残念に思います。竹村さんの凄いところは、昔から現在に至るまで、いつも流行の最先端にいることです。リンク集もなかなか充実しています。このページは超おすすめです。
 そろそろ終わります。では。(平成10年3月12日)



 この間、年が明けたと思ったら、もう四月。今の時期ですとなんと言っても桜ですねぇ。私は花より団子ではなくて、団子より花のタイプです。我が家の近くにも桜並木がありますし、桜まつりも開催されますが、人のいないところでの夜桜見物が好きです。なんといいますか、あの迫力というのか清冽なまでの美しさとでもいいましょうか…。もちろん太陽の下でみる桜も好きです。なんか桜たちが楽しそうにワヤワヤさざめいているみたいで。つい「おーい」とか声をかけてしまいます。
 次の楽しみは、タンポポとかひばりかなぁ。(平成10年4月3日)



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