26歳でチャールズ・マンソン一味によって惨殺されたため、彼女が実際にどの程度の女優さんになっていたかは、分からずじまいに終わってしまいました。ただ1つ言えることは、ハリウッド広しといえども、彼女ほど華やかでゴージャスな印象を与える女優さんは多くはいなかったということです。たとえば、近い年代では、キャンディス・バーゲンなども華やかな印象を持っていましたが、バーゲンの華やかさは抑えがきいた知的でクラシックな華やかさであったのに対して、彼女の華やかさは、光がほとばしる極めて健康的な華やかさでした。バーゲンをバラとするなら、彼女はひまわりといったところでしょうか。かといって、ラクエル・ウエルチのように肉体派的な印象をことさら与えることもなく、また、ゴールディ・ホーンのようなお子ちゃま的なイメージともまったく無縁でした。要するに、アメリカの健康美女の典型であったと見なせるでしょう。確かに、そのような健康美女的な彼女のイメージが70年代にもまともに通用したかどうかについてはやや疑問が残るとはいえ、スター性は持っていた人であったと個人的には考えています。また、「サイレンサー/破壊部隊」(1969)では、コメディのタレントも持っているところを見せてくれました。 |
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