J-Pop / Fusion of A.O.R. Taste  



Yuki Katsuragi / L.A. Spirits ('84 RADIO CITY)      *CD(廃盤)
30代以上の方は知っていると思いますが、「ボヘミア〜ン」の葛城ユキです。彼女のアルバムの中にこんな1枚があるんですよ。「何だ、こりゃ」と思うかもしれませんが、参加ミュージシャンを見ると J. Porcaro, S. Lukather, M. Porcaro, J. Baxter, J. Wainding, T. Scott....ほ〜らびっくりですね。隠れたJ. Porcaro / S. Lukather Works なのですよ、これは。CDは無いと断言してもいいくらい見ませんので、欲しい方はLP探しましょうね。

Hiromi Iwasaki / I Won't Break Your Heart ('84 VICTOR) *CD(廃盤)
岩崎宏美がアイドルから実力派シンガーへの変身をしていった時期のアルバムです。リズム隊が N. Stubenhaus / C. Vega で、D. Foster, M. Landau, S. Lukather, B. Champlin... らが彩りを添えているという豪華なラインナップです。通な方には F. Henderson の参加が嬉しいところですね。1曲目から Luke の G. Solo が爆発していたり、いかにも Foster ちっくなバラードがあったりして、かなり楽しめる1枚です。このCDもかなり珍しいと思いますので、見つけたら必ずお持ち帰り下さいませ...

Naoko Kawai / Daydream Coast ('84 COLUMBIA)     *CD (廃盤)
う〜ん、今度は河合奈保子ですよ。どこまで行くんでしょ(自爆)。でも、このアルバムの面子も見事に Toto-Airplay 絡みしちゃってるんですよ。D. Foster を中心として、J. & M. Porcaro, J. Robinson, N. East, M. Landau, B. Champlin... それだけでも凄いんですが、何と D. Foster や P. Cetera とのデュエット曲まであるんです。ただ一つ気になるところと言えば .... 彼女自身のVo. ですかね。これだけの面子をバックに自分を出せるという事はある意味凄いですけど、一人だけ歌謡曲しちゃってますからね。それさえ許せればOKな1枚でしょう。

Naoko Kawai / Nine Half ('85 COLUMBIA)         *CD (廃盤)
そして前作「Daydream〜」から1年。2匹目のドジョウ狙いでリリースされたのがこれです。このアルバムでは、T. Keane, J. Robinson, M. Porcaro, M. Landau ... といった前作に劣らないメンバーをバックに、T. Keane と S. Lukather とのデュエットが聴けます。中でも Luke との曲は、D. Foster 作のいかにもといった感じのバラードですので、是非聴いていただきたいと思います。T. Keane のアレンジも光ってます。(ちょっと J. Graydon してますけど... 笑)

Mutsumi Inoue / See You in Your Dreams ('93 SONY)   *CD (廃盤)
私の大大大好きなミュージシャン・Michael Ruff が唯一サポートした邦人アーティストが、井上睦都実その人です。このアルバムでは、彼が Arrange/Key/B.Vo に参加していますが、他にもR. Ferrante, J. Patitucci, P. Erskine, A. Acuna, L. Castro, J. Harrah ... らの豪華メンバーの顔も見る事が出来ます。彼女のVo. 自体が素直でPopな歌声なので、ストレートな曲調と相まって Girls Pop の王道を行っていると思います。これもお薦めの1枚です。彼女は、ライブで M. Ruff のカヴァーを歌ったりもしています... 是非生で聴きたい !!

Reimy / Smooth Talk ('88 SIXTY)             *CD(廃盤)
「Yuming の秘蔵っ子」として活躍していた麗美も、こんなアルバム出していたんですねぇ。全面 L.A. 録音で参加ミュージシャンも P. Jackson Jr, M. Landau, L. Ritnour, C. Vega, T. Scott, R. Sholosser らの豪華メンバーです。Bill & Tamara Champlin や Phil & Lie Perry も B. Vo. で参加しています。収録曲も全曲英語詩で、中には、T. Kelly が自身のアルバム「Sanctuary」で歌っていたタイトルソングのカバーなどもあります。時代がら打ち込みがチープで気になるところもありますが、ちょっと気にして欲しい1枚です。