Massy's Selection C.C.M. 2nd Steps 




◎入手難易度について : それぞれのアルバムに以下の様な入手の難易を付けました。参考にして下さい。
   ☆ : 国内盤または外盤CDが現在も通常のCD店にて購入可
  ☆☆ : 外盤CDが出ていたが現在は廃盤。中古CD店を探せば何とか見つかるレベル。
  ★★ : 国内盤または外盤LPのみのリリース。中古屋にて何とか探せるレベルのアルバム。
  ☆☆☆: CDは廃盤。中古でもなかなか見つからない様なしろもの。LP探しますかね。
  ★★★: LPのみのリリースで未CD化。LPも何処を探せばいいのやら(爆).... 。

Rick Riso / Gotta Have The Real Thing ('85 Home Sweet Home)
                            *CD (入手難易度 : ☆)
この人の事を知っている方はそう多くはないと思いますが、絶対買って下さい。ブルーアイドソウル系のアーティストですが、メジャーでもこれだけ歌える人はそういないと思います。それに加えて楽曲の素晴らしい事といったら...全曲非のうちどころがありません。 Home Sweet Home は C. Christian のレーベルなのですが、ここからのリリース作の中でも1,2 を争うクオリティを持っています。次作「Shouting At The Walls」も良いアルバムですが、私はこちらの方が好みですね。でも2枚とも LP はレアなので嬉しい CD 化です。

Helen Baylor / Start All Over ('93 Word)      *CD (入手難易度 : ☆)
「新譜ジャーナル」で最新ライブ盤が紹介されていた H. Baylor の最高傑作がこれです。
Koinonia のキーボーディストというより、C.C.M.界の名プロデューサー B. Maxwell が手掛けた作品の中でもクオリティの高さが光ります。A. Laboriel, G. Mathieson, P. Jackson Jr. などのサポートの上で披露される彼女の Vo. は圧倒的とさえ感じられ、一気に引き込まれてしまう事間違いないでしょう。最近はどちらかというとゴスペル色が強くなっている様な気がしますが、この作品は完璧なコンテンポラリーアルバムです。外盤を取り扱っている店なら割と入手可能ですので、興味のある方は是非聴いてみて下さい。

Glad / Color Outside The Lines ('95 Light)     *CD (入手難易度 : ☆)
78年からコンスタントにアルバムをリリースしているベテラングループです。Lead Vo. のEd Nalle を中心にした G, B, Drs, Key の5人編成のバンドが、何度かのメンバーチェンジを経て95年に発表した後期の傑作が今作という事になります。キャッチーなメロディーに乗せたコンテンポラリーサウンドは、70〜80年代の A.O.R. と比べても遜色ありません。彼らのアルバムは、前期に代表されるコンテンポラリー度の高い物と「A Capella 〜」とタイトルに付いているアカペラ物に二分されているので、購入の際にはご注意下さい。

Paul Clark / Out Of The Shadow ('84 Myrrh)   *LP (入手難易度 : ★★)
この人もはずす訳にはいかないでしょう。70年代初頭から現在までずっとC.C.M.一筋に現役で活躍している大ベテランです。80年リリースの「Aim For The Heart」から「A New Horizon」 ('81),「Dreamer's Dream」('82) そして本作までが、彼が一番コンテンポラリーなサウンドを展開していた時期だと思います。中でもこのアルバムは M. Baird(Drs),C. Rios(G), B. Fields(Sax), R. Page(B.Vo), S. George(B. Vo), T. Funderburk(B.Vo) という豪華メンバー参加の名作です。C.C.M. でのキーパーソン H. Hockensmith の存在は要チェックでしょう。全曲素晴らしい出来ですので是非聴いて下さいね。

Pete Carlson / Child Of The Heavenly ('84 Day Spring)
                           *CD (入手難易度 : ☆)
何と言っても彼の魅力は、ソフトでなおかつ存在感のあるボーカルでしょう。彼自身をはじめとして C.C.M. 界の名ライター達が書いた曲を、プロデューサーの K. Thomas がその才能をフルに発揮して素晴らしいモノに仕上げました。特にバラードなどは悶絶するほどの出来で、一度聴いたら誰もがそのとりこになってしまいます。時代が時代なので、シンセベースの打ち込みがチープだったりと細かいところが気になりますが、そんな事も忘れてしまうほどの楽曲とボーカルの良さに酔って下さい。
★追記: 中田師匠の Cool Sound より 国内発売となりました。えらぃ!! ★