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Chris Christian / Focus
('89 Home Sweet Home) *CD
(入手難易度 : ☆☆☆) C.C.M. フィールドでは十数枚のアルバムをリリースしている (Boardwalk からのアルバムはベスト盤を除いて4枚目) C. Christian ですが、後期の作品ではこれがピカ一でしょう。彼のバイオグラフィーについては、Cool Sound から出ている Complete Best 1 & 2 に詳細が載っているのでそちらを参照して下さい。(つまり買えってかぁ... 爆) この作品の前後では、インスト物をリリースしたりと本来のコンテンポラリーさがあまり表に出ていないのですが、これは全編ボーカル物で楽曲がまた素晴らしい。1曲目の <Focus On The Child> からもうヤラれちゃいます。彼独特の包み込む様な暖かい歌声にぴったりの、ウォームな曲がたまりません。まずはベストを聴いてこの時代の音をチェックするのもいいですね。 |
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Debbie McClendon / Morning
Light ('89 Frontline) *CD
(入手難易度 : ☆☆☆) このアルバムを聴いてみようと思ったきっかけは、私のフェイバリットアーティストである M. Ruff が参加していたからなんです。その上、Prod: が「カルト編」でベタほめしている S. V. Smith と来ているから尚更興味をそそられました。そして...実際に聴いてみると、確かに素晴らしい楽曲に文句のないアレンジでナイスブラコンなんですが、それより何より彼女自身の歌にヤラれてしまいました。アップもバラードも完璧で文句なしです。あんまり先入観をもって欲しくないんですけど、強いて言えば A. Bofill + C. Lynn と言ったところでしょうか。是非セキュラーにも出てきて欲しいアーティストです。 |
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Al Denson / Al Denson ('89
Benson) *CD (入手難易度
: ☆☆☆) C.C.M. をかなり聴いていても、彼を知る人は少ないでしょう。そんな「知る人しか知らない」(笑) アーティストですが、はっきり言ってとんでもなく良いアルバムだと断言してしまいましょう。楽曲良し、キーボートを主体としたアンサンブル&アレンジ良し、そして何より爽やかに抜ける様に広がるそのボーカルを一度聴いたら... 上質の A.O.R. サウンドは時と場所を超えてこんな所に息づいていたんですね。初めてこの人の曲を聴いた時、嬉しくて胸が一杯になった事を思い出します。現在でも C.C.M. フィールドで活躍中の彼に、是非注目して欲しいと思います。 |
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Haven / With One Voices
('95 Haven Ministries) *CD
(入手難易度 : ☆☆☆) セキュラーでリリースしたアルバムがかなりの評価を受け、セッションミュージシャンとしても引っ張りだこの B. Cantos ... 彼も敬虔なクリスチャンで、C.C.M. 界でも数枚のアルバムをリリースしています。その中でも知る人ぞ知る(というよりは、知る人も知らない)作品がこれです。メジャーでも有数のメロディーメーカー J. Miller らと組んだ4人組のコーラスグループ Haven は数枚のアルバムをリリースしていますが、B. Cantos の参加しているのは当作と「Come Let Us Adore Him」の2枚だけだと思います。あくまでも「C.C.M. のコーラス作品」なので、万人にはお薦めできませんが、あるグループの教会のみで売られていた、ほとんど自主制作盤といえる CD なので探す価値はあると思います。 |
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Pete Carlson / Living In
The Name Of Love ('88 Diadem) *CD (入手難易度 : ☆☆☆) 中級編でもご紹介した P. Carlson ですが、前作「Child Of The Heavenly」を含むそれ以前の未CD化作が比較的容易に入手出来るのに、この CD はマイナー・レーベルという事もあってかなかなかお目にかかれません。内容が良くなければ何という事もないのですが、これがまたいいアルバムなので困ってしまいます。元々しっとりとした歌声には定評のある人ですが、ここでは「なごみ系の極致」と言える様なクオリティの高いサウンドが展開されています。最近はまるで活動の気配もないのですが、是非また歌声を聴きたいですね。 |
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Steve Flanigan / Steve
Flanigan ('93 Word) *CD
(入手難易度 : ☆☆☆) リリース年や Word という (C.C.M. としては) メジャーなレーベルである事を考えると、その入手困難度の高さが信じられない作品です。彼についてはソロ作品もこれ1枚しか確認されておらず、正直なところ良く判りません(汗)。しかしパワー・バラードから乗りのいいポップ調の曲までこなすそのヴォーカルは素晴らしいと思います。ちょっと個性に欠ける様な気もしますが、バラエティに富んだ楽曲がそれを補って余りある物に仕上げています。さすが Ex Producer で C. Christian が関わっているだけの事はありますね。ちなみにこの作品には E. Tagg が B. Vo. で参加していますのでマニアの方は要チェック(笑)... |