研究テーマ->ドラム演奏->ハイハットシンバル
  大阪で活躍中のSugarSweetでドラムを担当しているH氏(仮名)による、ドラムと演奏法の解説です。  
 

 

 
名称と外観 思い入れ 調整 パーツ解説 奏法 実演 練習方法
 
ハイハットの位置 と高さ
 

ドラムセットでは内側に配置するものは背が低く、外側に配置するものは背が高くなっています。叩く頻度の多いものは、ドラマーの近くに置かれる傾向がありますが、ドラマーに一番近いのはハイハットではなく、スネアです。次にハイハットがきますから、高さは、スネアの打面より、ハイハットの打面を高くします。
ハイハットの高さは演奏するジャンルによって異なります。クラッシュシンバルと同じで、ジャズなどを演奏する場合は低め、ロックっぽくなるほど高めに設定します。

 
ハイハットの調整
  ばねの強さ 脚力に応じた調整がポイントです。バスドラムのペダル同様に、強くすれば速いレスポンスが得られるわけですが、負担を少なくするためにゆるくしてもスピードに悪影響は少ないと思います。
しなるイメージで「グルーブ感」を出すためには、ややゆるめが私の好みです。(脚力は強いほうですが)
開く幅 熟練するほど大きく開けるようにすればよいと思います。その場合は左足に、開き具合の調整の任務 が発生します。振幅範囲が大きくなるので、足使いに自信が無ければ小さめにして下さい。
レコーディングにおいてはその曲中で、ある一定の響きのみを得る為に小さく開くセッティングもありです。
ボトム側のねじ 下のシンバルの傾きをつけることで合わさりかたが変わります。一本だけ付属の このねじを締めることでボトムシンバルを受ける金属部分を傾ける という仕組みです。本体の軸を回転させて、このねじを自分の側に来るようにすると、お客さん側が良く開くので、見栄え良いです。
もちろん音色に大きく影響します。プラス フォルテッシモの表現が可能になります。
それと グルーブ感とフィット感に影響します。

トップ側のおさえ 上になっている方のシンバルを上下から閉めて 可動軸に固定する部分です。
ゆるい目にして上のシンバルのぶれ方を調整します。 演奏中にぶれて視覚的にも強弱やグルーブを演出します。もちろんその効果のためだけではないです。
ただし緩めすぎてて曲の最中に外れると非常に虚しいものになってしまうので注意が必要です。間隔があいて遊びがあってもねじのゆるみはないことを確認しましょう。
ちなみに東原力哉さんのハイハットは ほんとうにかっこよいです。「リキヤハット」 って 勝手にいわせてもろてます。
各種調整 三脚部分の固定、 本体軸の高さ固定、 ペダル部分の角度、固定するべきところはしっかりと固定しましょう。
 
   
 
書籍とCDの紹介

 


SABIAN ( セイビアン ) B8-14THH/BHH Hihats set 14" 定番ハイハットペア(セット) マイスタジオ・練習用にも最適

トップとボトムがペアになったセットです。

 



KIKUTANI HS-002 ハイハットスタンド

ハイハットのペダルはスタンドと一体になっています。