研究テーマ->ドラム演奏->ハイハットシンバル
  大阪で活躍中のSugarSweetでドラムを担当しているH氏(仮名)による、ドラムと演奏法の解説です。  
 

 

 
名称と外観 思い入れ 調整 パーツ解説 奏法 実演 練習方法
 
名称と外観
英語で「hat」は「帽子」、「hut」は「小屋」の意味で、ハイハットは「hi-hat」と綴りますから「帽子」のほうです。(ちなみに、ピザハットのハットは何故か「帽子」ではなく「小屋」のほうです。)「hi」は、「high」の省略形で「高い」という意味です。「hi-hat」とすると、「山高帽」のような背の高い帽子のことのようですが、こちらは英語では「Bowler hat」となります。
最初のドラムセットにはハイハットシンバルはなかったのです。 1920年代にニューオ ーリンズジャズのベイビー・ドッズが使い始めたそうです。その時はペダルのすぐ上に2枚のシ ンバルを合わせたもので、左足で床を踏んでリズムをとることをシンバル音にしたわけ です。「ローボーイ」「ソックシンバル」「ロー ソックシンバル」等と呼ばれました。その後スティックでのショットの為に背を高くし、「高い位置にある帽子」、つまりハイハ ットと名付けられました。 低い位置で使用していたので「low」という言葉が使われていたものが、スタンドを使用して高い位置にもちあげられることになり、「hi」となったようです。
ハイハットは楽器自身を動かすことでビジュアル的なのりを出せる、数少ない楽器だと 思います。

ハイハットシンバルです。 2枚のシンバルが組み合わされて、スタンドに取り付けられているのが分かります。

ハイハットシンバル、横からです。 ペダルにより、上のシンバルが上下します。ペダルを踏まないとバネの力により、開いた状態になります。踏むと閉じて音が鳴ります。
ペダルを踏んでいる状態をクローズ、ペダルから足をあげた状態をオープンと呼びます。もちろんオープンの状態だと音が長くのび、クローズの状態だと音が短くなります。
 

各部名称  楽器の部分解説のページもご覧ください。

上の円盤はトップといいます。
下の円盤はボトムといいます。
三脚です。
ハイハット・ペダル、あるいは単にペダルといいます。
通常、ペダルは、バスドラは右(利き足側)、ハイハットは左です。
 
   
 
書籍とCDの紹介

 


SABIAN ( セイビアン ) B8-14THH/BHH Hihats set 14" 定番ハイハットペア(セット) マイスタジオ・練習用にも最適

トップとボトムがペアになったセットです。

 



KIKUTANI HS-002 ハイハットスタンド

ハイハットのペダルはスタンドと一体になっています。