SmartScreen フィルターは、フィッシング詐欺の Web サイトの検出に役立つ Internet Explorer の機能です。 SmartScreen フィルターは、マルウェア (悪意のあるソフトウェア) がダウンロードまたはインストールされるのを防ぐ際にも役立ちます。
Web のブラウズ中にバックグラウンドで動作し、ページを分析して疑わしい特徴がないかどうかを判別します。疑わしい Web ページを検出すると、「この Web サイトにアクセスしますか?」 というメッセージを表示し、黄色の警告を表示してユーザーに注意を促します。また、ユーザーはフィードバックを送信するかどうかを選択することができます。
ユーザーがアクセスしたサイトおよびダウンロードしたファイルを、フィッシング詐欺サイトおよび悪意のあるソフトウェアの報告リストと照合します (リストはリアルタイムで更新されます)。一致する情報を検出すると、赤色の警告を表示して、安全確保のためにサイトを禁止したことをユーザーに通知します。
SmartScreen フィルターを使用して、Microsoft による個々のサイトの検証を手動で実行することもできます。
また、インターネットからプログラムをダウンロードまたは実行する場合、SmartScreen では安全ではないプログラムが実行されないように、既知の安全ではないプログラムの一覧と照合します。
SmartScreen フィルターを使用して Web サイトを自動または手動で検証する場合、訪問中の Web サイトのアドレス、標準コンピューター情報、および SmartScreen フィルターのバージョン番号が Microsoft に送信されます。訪問者のプライバシーを保護するため、Microsoft に送信する情報は暗号化されます。
分析に使われるためにMicrosoftに送信される主な情報:
SmartScreen フィルターは、Internet Explorer の [セーフティ] メニューでオン/オフを切り替えることができます。
① Internet Explorer の [ツール] ボタンをクリックし、[セーフティ] をポイントし、[SmartScreen フィルター機能を有効にする] をクリックします。
② 「SmartScreen フィルターを有効にする」 にチェックを入れ、「OK」ボタンをクリックする。
次の手順で Internet Explorer から Web サイトを確認できます。
① 確認する Web サイトにアクセスし、[ツール] ボタンをクリックし、[セーフティ] をポイントし、[この Web サイトを確認する] をクリックします。
② 「OK」をクリックします。
③ 表示結果を確認し、必要であれば報告の手続きを取ります。
安全でないと思われる Web サイトが見つかった場合は、Microsoft に報告できます。安全でない Web サイトを報告する際、そのサイトのアドレスを含む一部の情報と、利用者の情報が Microsoft に送信されます。
① フィッシング Web サイトにアクセスし、[ツール] ボタンをクリックし、[セーフティ] をポイントし、[安全でない Web サイトを報告する] をクリックします。
② 表示される Web ページを使用して、Web サイトを報告します。
こちらは Internet Explorer 9 (IE9) に加わった "SmartScreen Application Reputation"
という機能です。言葉通りだと人気度合を評価する感じです。当然のことながら、何回ダウンロードしたら警告メッセージが出なくなるかの仕様は発表されていないようです。発表すると、回数を騙してダウンロードさせようとする輩もでてくるからでしょう。
出所がはっきりしていて、不審な見ず知らずのメールから誘導されたものでないか、自分でダウンロードを開始したようなものかなどを冷静に判断しましょう。
ダウンロード回数が少なくても確実にこれを使うのだという場合は、次のように操作すれば良いようです。