Internet Explorer 9 には、ダウンロードしたファイルのアクセス、監視および操作を一括して行える ダウンロード マネージャーが用意されています。 この単一のプログラムで、ダウンロードの進行状況を確認することができ、ダウンロードしたファイルに潜在的な危険性があるかどうかに関する情報を表示し、ファイルに完全なセキュリティ チェックを実施して、ファイルが最終的に保存された場所を示します。
ダウンロード マネージャーは、Windows のダウンロード フォルダーと統合されています。 ダウンロードマネージャーを使うとファイルのダウンロード操作を簡単にでき、その他のファイルの場合と同様に、ダウンロードしたファイルの並べ替え、印刷に加え、別の場所へ移動することもできます。 また、ダウンロード マネージャーでは、ダウンロードしたファイルを実行したり開くことから、ダウンロード処理を一時停止したり取り消したりすることなど、ダウンロードに関わるあらゆる操作ができます。 ダウンロード マネージャーからダウンロードしたファイルを削除することもできます。
ダウンロード時の通知バーの使い方
この間、通知バーを表示したままにしておくとダウンロードを終えた時点で同バーが点滅して知らせてくれる。その時点で次のステップとしての 「実行」 や 「保存」 といった操作を行うことができます。
サイズの小さいファイルを 1 つダウンロードする場合もサイズの大きいファイルを複数ダウンロードする場合も、ダウンロードがバックグラウンドで行われるため、Web ブラウズは中断されません。 また、ダウンロードが中断された場合は、次回 Internet Explorer 9 を起動するときにダウンロードがすぐに再開されます。そのため、ネットワーク接続の問題が発生した場合やコンピューターをシャットダウンしてしまった場合でも、次回 Internet Explorer 9 を起動すると、中断したところからダウンロード処理を再開できます。
また、ダウンロード マネージャーは SmartScreen フィルターと共に動作し、悪意のあるダウンロードから保護するために役立ちます。 潜在的な危険性があるダウンロードは即座にブロックされます。 ダウンロード マネージャーは危険性が高いプログラムを明確に特定するので、この情報を基にダウンロードを削除、実行、または保存することができます。
ダウンロード時の SmartScreen フィルター
ダウンロードするファイルには、フィッシング詐欺サイトや危険なマルウェアを含むファイルからの被害を未然に防ぐSmartScreen フィルターが適用されますので、ネットワーク上の様々なリスクをさほど意識せず、安全にファイルをダウンロードすることができます。Microsoft 社以外のセキュリティソフトを使用している場合はそちらのデータベースを元にフィルターします。下図は Norton 社のセキュリティソフトを使用している場合のスキャン結果の表示です。