回路図

前回製作したラジコン送信機と大きく変わる所はありませんが、XBeeをピッチ変換基板に取り付けて更に4ピンコネクタでマイコン基板と接続します。

【電源部】
単四型乾電池(1.5V)もしくはニッケル水素蓄電池(1.2V)を4本直列に接続して4.8V〜6Vが電源となります。外部入力としてACアダプタより5v〜6vが入力できます。DC INコネクタはスイッチ付きを使用します。ACアダプターはスイッチング方式が一般的ですから、ノイズ対策として電界コンデンサを並列に接続しています。電池フォルダーにはタカチ製IT-3SPとIT-3SML型単3電池端子を使用します。POWERスイッチはスライドスイッチ。LEDはマイコンから直接制御します。

【マイコン周辺】
マイコン用電源は三端子レギュレータで3.3Vを使います。出力側の電界コンデンサC3が小さいと発振波形がリップルとして現れるので注意しましょう。バッテリー駆動なので電源電圧を抵抗で1/2にしてAD変換します。POWER LEDは150Ωを直列にして約9mAとします。スイッチ類は直接ポートに接続して、内部でプルアップします。BDMコネクタは1列4ピンとしました。XBeeとはTX,RXのみ接続します。

【ジョイスティック】
X軸(HORZ)とY軸(VERT)に5kΩのボリュームです。ボリュームの両端はVCCとGNDに接続されますので、ボリュームの回転情報はそのまま直流電圧として現れます。普通のボリュームは回転範囲が300度程度ですが、ジョイスティックの場合センターを中立から±45度程度しか動きません。このジョイスティックに取り付けられているボリュームは、およそ±45度程度で100Ωから4900Ωまで変化しますので、AD変換をフルレンジで使用する事が出来ます。

【RFモジュール】
XBeeは端子が2mmピッチなので変換基板が必要です。若松通商に専用の変換基板が販売されていますのでお勧めします。LED表示が付けられますので動作確認にも便利です。XBeeにはアンテナ仕様により異なるタイプがあります。チップアンテナ・ロッドアンテナ・U.FLアンテナ用コネクタの3種類です。今回はU.FLアンテナを使用します。電源は3.3VですからVCC,TX,RX,GNDの4本を接続すればOKです。XBeeはデフォルトが透過モードになっており、相手を見つけて通信します。他の2.4GHz機器と混信を避けるには相手先を特定する必要がありますが、sparkfunというメーカーからUSBドングルが発売されており、X-CTUというアプリケーションで内部設定を変更できます。変更方法については後述します。

TOP BACK NEXT