報告書
 珍しく、甘寧が竹簡を抱えて歩いていた。延ばし延ばしにしていた報告書がずいぶん溜まってしまっているのだ。今日こそは何とかやっつけないと、荊州で行われる魯・関会談の護衛に間に合わない。
「俺がいれば、関羽の野郎もびびって魯粛殿に手出しなんかできやしませんぜ!」
 なんて啖呵を切り、見事下知を勝ち取ったは良いが、その帰りに呂蒙につつかれたのは昨日の事だ。
「甘寧、勇ましいのは頼もしいが、溜まりに溜まった報告書、あれは荊州行きの前に提出してくれるんだろうな?」
「え…」
「これ以上お前の報告書を溜める訳にはいかぬ故、提出できなければ下知は取り下げてくれるよう殿には俺からお頼みするからな」
 そんな訳で、甘寧は竹簡を抱えて詰め所へ向かっていた。誰か適当にその辺にいる奴を捕まえて、手伝わせるつもりなのは言うまでもない。
 その時。
「あ、甘寧! 良い所にいた!」
 孫権が妙に切羽詰まった顔で甘寧を待ちかまえていた。
「何すか、殿?」
「良いからこちらへ来い!」
 甘寧は竹簡の山を抱いたまま、孫権の執務室へ連れ込まれた。本当なら一刻でも時間の惜しい所だが、君主の命令には逆らえまい。
 孫権の執務室に連れ込まれると、孫権は真面目な顔で「話は他でもない」と切り出した。
「お前、幼平と寝たというのは本当か」
「……どこでそんなこと?」
「本当なのか!?」
「……本当ですけど……」
「やっぱり本当なのか! あー幼平は私がいただこうと、ずっと子供の頃から狙っていたのに〜!!」
 地団駄を踏んで悔しがる君主に、甘寧はどう答えて良いのか分からなかった。そういう事情があるなら一言言ってくれれば……って、言われた所でこれは周泰の意志で始まった事なんだから、俺に言われても困るよな……。それでも、一応何か応えないとまずいかと甘寧は真抜けた返事を返した。
「あ……そうだったんすか……そりゃ……えっと、なんていうか……」
「で、どうだったんだ、幼平の味は!?」
「味!?」
 どうも孫権は甘寧の言う事など聞いてないようである。適当に返事をしておけばいいのか? っていうか、味? 味って言われても……。
「イヤ、あの、俺らお互い男は初めてだったんで、味と言われても……」
「何!? 幼平も初めてだったのか! くそう!やっぱり無理矢理にでも襲っておくんだった!」
 ……襲う?
「……あの、殿……? ひょっとして、殿が襲う方っすか?」
「他に何がある!?」
「……いやあの、どっちかというと、周泰も襲う方が好きみたいっすよ……?」
「何?」
 孫権は変な顔をしてから甘寧をじろじろと見つめた。
「……まさか、お前が下なのか!?」
「はぁ」
「幼平が乗る方で!? お前、そんなの間違ってるだろ!」
「……イヤ、何をして間違ってるのかがよく分かんねぇんですけど、見た目でいったら周泰の方が殿よりは似合ってるんじゃあ?背だって一尺近く周泰の方が高いし」
「エッチは背丈でするものではないぞ!」
「……そりゃそうっすね……」
 甘寧はなんだかバカバカしくなってこれ以上反論するのをやめた。どうせ孫権は、ハナから自分の言う事なんか聞く気がないのだ。
「……それで、じゃあ幼平は乗る方は巧いのか?」
「だから、俺も他の男と寝た事ねぇから巧いのかどうかは知りませんよ。比べた事ないっすから」
「比べなくても良いだろう。お前が気持ちいいかどうかだ」
「……そういうデリケートな問題は、あんまり人に言うもんじゃないっすよ……」
 げんなりと甘寧は呟くと、孫権はそんな甘寧を下からちろりと見上げた。目が、何か言いたげに揺れている。
「……今の言い方だと、あんまり巧くはないんだな?」
 慌てて甘寧は顔の前で手を振った。同じ男として、周泰の名前に傷を付ける訳にはいかないではないか。
「そんな事言ってないっすよ! ただ、あいつも初めてだからお互い馴れてないんですって!」
「その物言いが巧くないと言っているのだ。そうか。しかし初めてか……。あ、じゃあこういうのはどうだろう。私が幼平を仕込んで、その後幼平がお前を仕込む、と」
「……イヤそれはあいつ抜きで話し合う事じゃないんじゃ……」
「うむ、そうだな。それが良い。甘寧、邪魔したな」
「……いやあのちょっと!」
 孫権はそう言うなり、自分の執務室から甘寧を残して出て行った。後に残された甘寧は呆然自失の態で、暫く竹簡の事すら頭から抜け出てしまった。



 やっと報告書の事を思い出した時には、めぼしい奴らは皆帰った後で、甘寧は一人で報告書を仕上げなければいけなくなった。しょうがない。竹簡の山を馬の背にくくりつけ、甘寧はやっつけ仕事で徹夜する事に決めた。別にすぐ荊州に行くという訳ではないが、荊州に行くとなったら事前の準備も必要で、そうそう報告書にばかり構ってはいられないのだ。やれることはやれるときにやっておかないと、その他の仕事だって回ってくるかもしれないし。
 屋敷に戻って竹簡を机の上に並べる。ずいぶん前の仕事の物まで溜めているので、記憶も定かではない。これでは書ける物も書けないが、そうも言っていられない。しょうがないので、記憶力に自信のありそうな手下に手伝わせる事に決めた。
「おい、誰か前の前の前の水上演習の事よく覚えてる奴呼んできてくれ」
「あ、頭、ちょうど良い所に。今表に客人が来たみたいですよ?」
「客? こんな時間に?」
 確かに馬のぶるぶると息を吐き出す声が聞こえる。そうして暫くすると、案内も待たずに周泰が入ってきた。
「どうした、こんな時間に?」
「……話がある」
「あぁ。立ち話もなんだから、奥にでも行こうぜ」
 頭の隅に報告書がちらりと掠めたが、こんな時間に何の連絡もなく周泰が来るのは初めての事で、そんな事をするような男ではないと思うと、とりあえず報告書は明日で良いやと棚に上げる事にした。
 部屋に上げると、周泰は甘寧をジロリと睨んだ。睨んだまま、甘寧を臥牀に押し倒す。いきなりの行動に、甘寧は焦って叫んだ。
「い、いきなり何しやがんだよ!」
「……俺では満足できないのか」
「はぁ!?」
 しかし、その台詞には覚えがあった。
「……ひょっとして、殿に何か言われたのか?」
 周泰はこくりと頷いた。
 あのくそ君主……。
 甘寧は心の中でこっそりと毒づいた。どんな言い方しやがったんだ。第一、俺はそんな事言ってねぇだろっつの。
「何言われたんだよ。俺は別にお前に満足してないとか、そんな事は一言も言ってねえぜ」
「……お前が満足していないようだから、殿が手ほどきをして下さると」
「……ひょっとして、その後何かされたのか?」
 周泰は、今度は答えなかったが、その顔は「された」と告げていた。
「ぎゃはははは! そんでお前、何されちまったんだよ! お前だったら殿の命令には逆らえねぇもんな!」
「されてはいない」
「へ? でも殿はやる気満々だったぜ」
「……逃げてきた」
「へー」
 珍しいと驚く甘寧を、周泰は睨みつけた。
「……お前は、俺が他の奴としても良いのか」
「イヤ、だって」
「俺は許さん」
 急に真面目になった周泰に、甘寧は少しだけ申し訳ない気分になった。自分にとっちゃ「面白い話」だが、やられた周泰にしてみれば相手が殿なだけに、どれだけ焦っただろうか。
「悪かったよ。ただお前が下だって聞いて、ちょっと面白かっただけだよ。機嫌直せよ。な?」
 むっつりとしたまま、周泰は甘寧の服を脱がし始めた。
「あ、今日はダメだぜ。俺今日中に報告書を仕上げねぇといけないんだから」
「……明日でも間に合う」
「間に合わねえんだよ! じゃあお前、手伝ってくれんのかよ!」
「……俺は苦手だ」
「なら降りろ!」
「……手伝えばいいのか」
 約束を取りつけて、やっと甘寧は満足そうに笑った。笑いながら、自分に覆い被さる周泰の服を脱がせにかかる。本当は周泰が自分でモソモソと服を脱ぐのを見るのが好きなのだが、今日は明日のために時間短縮だ。もったいないが仕方がない。
「……どこをどうしたらいいのか、言ってくれ」
「そんなこと言われてもよ……」
「……満足させないと、殿がお前を襲うかもしれない」
「それは絶対無いって! ……でもそうだな。不器用なのは馴れたら何とかなるのかもしんねぇけど、それよりお前、何でもでかくてこっちは大変なんだよ」
「?」
「まずアレがでかいから辛いし。かといってほぐそうとする指がもう太いし。っていうかお前の指、俺のより相当太いじゃん。それでどうやったら痛い思いをせずにすむのか、俺にだって分かんねえよ。お前、どっかで調べて来い」
 周泰は憮然とした顔をした。それはそうだ。体がでかいのは生まれつきで、小さくしろと言われたって今更小さくはならない。身長だけでも頭一つ分近くの差があるのだ。手なんか二回りはでかいし、体の中心もかなり差がついている。だが、それは周泰のせいでは決してないのだ。
「……それは、どうにもならん」
「そうだよな…」
 甘寧は少しだけ考えたが、考えてみると、周泰とのエッチは痛いばっかりでそんなにイイ物ではない事に気がついた。でかいのもそうだが、周泰は絶望的な程不器用で、一生懸命な分だけ始末が悪い。
 それでも、甘寧は周泰と寝る事が嫌いではなかった。
 普段表情の乏しい周泰が少し赤い顔をして自分にのしかかってくる時の表情も、お預けを喰らわすとワンコロのような顔でじっとそのまま固まっていたりする忠犬ぶりも、終わった後にそこまで心配すんならもっと手加減しやがれと叫びたくなる程情けない顔でどうやって声をかけたものか分からずにハラハラと手を出したり引っ込めたりする間抜け面も、今時十代の生娘だってそこまでヘタクソじゃねーだろってくらいヘタクソな前戯もどきも、いっそ痛いからやめてくれと叫び出したいようなフェラチオも、挿れる時に必ず漏らす低い呻き声も、最中の必死と書いてあるような顔も、っていうか必死すぎて毎度切れるからやめて欲しい腰使いも、とにかくそういう周泰を、甘寧は結構気に入っているのだ。
「……って、こうやって考えてみると、俺って結構かわいそうかも……」
「……何だ?」
「イヤ、こっちの話」
 甘寧は周泰の頭を抱き寄せた。
「俺、別に今のお前で満足だけど」
「……そうか」
「ただ、でかさ対策だけどっかで調べてきてくれよ」
「……承知した」
 自分にのしかかってきた顔はほんの僅かだけいつもより嬉しそうで、甘寧はもうそれだけで良いやと、周泰の背中に腕を巻きつけた。



 今日は一日合同演習で潰れてしまった。陣形の確認と、合図に合わせて陣形を変える動作を、兵の体に叩き込むのだ。いつも単独で行動する事の多い甘寧の軍は、どう見てもあまりできが良いとは言えなかった。すぐに突出してしまい、他の軍と足並みを揃えるのが下手なのだ。甘寧はこんな事もできねぇのかと激怒し、居残り演習をする事に決めた。といっても足並みを揃えるためには他の部隊が必要だ。その時、目が合ったというだけの理由で周泰の軍に付きあってくれるように頼み込み、そのままどっぷり日が暮れるまで兵を散々に走らせた。
 この演習が終わったら報告書を手伝ってもらう約束だったのだが、机上の仕事より馬上の仕事がしたくて堪らない甘寧は、一度馬に跨ったら報告書の事なんかきれいに忘れて、周泰にその事を言われなかったら、きっと朝まで調練にいそしんだ事だろう。周泰につつかれて兵を解散させると、両軍の兵士達は安堵の息を漏らした。
「さってと、それじゃちっと遅くなったけど、報告書やっつけるか。一応俺の手下ん中に物覚えの良いのがいたから、箇条書きにしてもらっといたんだ。これがあれば報告書なんてちゃらいよな?」
「……それをそのまま提出しろ」
「報告書の形になってねぇんだって。面倒くさがらずに手伝えよ」
 周泰はこくりと頷いて、竹簡の半分を持ってやりながら詰め所へと足を向けた。
 と、その時。
 またしても孫権が二人の前に立ちふさがった。
「と、殿!」
「おぉ、二人一緒とはちょうど良い。さ、こっちへ参れ」
「いやあの殿! 今日はマジ勘弁して下せぇ! 俺これから報告書が……!」
「報告書なんか後で良いだろう。何なら私から言っておくから。そんな事より、さ、こっちへ来い」
 殿が何か言ってもおっさんは許しちゃくれねぇだろ!!という内心の叫びは口に出せなかった。周泰にとって孫家の人間は絶対なのだ。そんな不敬を口に出せば、周泰が地蔵になるのは目に見えている。普段から口数の少ない周泰だが、地蔵になられるとそれこそ間が持たなくて、甘寧には結構きついのだ。
 孫権は二人の前を嬉しそうに歩いていく。口元が、何か言いたそうにうずうずとしている。そうして燕寝の私室に連れ込むなり、孫権は二人に座布団を勧めて、口早に話し出した。
「幼平もあんな事を訊いておいて、さっさといなくなるから今日は一日もやもやしたぞ」
「……何訊いたんだよ、周泰……」
 聞かなくても何となく分かるような気がしたが、それでも甘寧は敢えて訊いてみた。こいつに学習能力はないのか。
「……夕べ調べろと言われたが、心当たりが殿しかいなかった」
 ……やっぱりそういうことかよ……。
 一瞬力が抜けてしまったが、思い直して甘寧は周泰をどついた。
「アホかお前は! 満足しないと云々とかぬかしたくせに、殿に訊いてりゃ同じだろうが!」
「ケンカはやめぬか、甘寧。幼平もお前のために一生懸命なのだ。私としては複雑だが、可愛い幼平のため、私も協力を惜しまぬつもりだ!」
「いや、全然惜しんでくれて構わないんで! じゃ、俺報告書があるんで帰って良いっすか?」
「良い訳あるか! そこへ座っていろ、甘寧!」
 周泰がじろりと睨んでくる。睨みたいのは俺の方だ! そんな甘寧の嘆きを無視して、孫権はえらく上機嫌である。
「幼平、最初に訊いておきたいのだが、お前ちゃんと香油とか使っているのだろうな?」
「……香油?」
「あぁ! 油も使わずやっていたら、甘寧が壊れても知らんぞ! 幼平、やはりお前に攻めは無理だ!という訳で私が」
「……香油を使えばいいのですか……?」
 なにげに孫権をブロックしつつ、周泰が「もっと話せ」と無言で詰め寄っている。さすがに周泰は孫権のプロだ。
「う、うむ。香油をお前の指にも息子にも塗って、もちろん甘寧の方にもたっぷり塗って、それからこうゆっくり揉みほぐしながら、あ、いきなり指入れたりするなよ。最初はゆっくり揉んでやって、それから指で広げて……って、口で説明するのも難しいな。ほら、甘寧!」
「ほらって何っすか!!」
「何すかじゃない! お前のために時間を割いているのだぞ!」
「わざわざ畏れ多い! ということで俺達はここで失礼して!」
「幼平、逃がすな!」
「……御意」
「ってお前はどっちの味方なんだ! いいか、お前の目の前で俺がやられちまっても良いのか!?」
「……」
 周泰はむぅっと口をつぐんで、額に汗をかいている。
 ……可愛い……。同時に反対の事を命令された、ワンコロみたいだ……。
 甘寧と孫権は利害を通り超して、二人で同じ事を考えてしまった。
「あ、甘寧で実演がダメなら、幼平でも良いぞvv 私はそっちの方が楽しいしvvv」
「……」
 周泰はたっぷり二十分は地蔵になって、その後孫権に「……実演は結構です。他には何か……」と更に詰め寄った。
「そのくらいの旨味があっても良いと思うのだがな……。お! なら幼平! 今ここで甘寧相手にやってみよ! そうすればその場で私が色々と教えてやれるだろう?」
 何ですと!??!?
「何言ってんっすか、殿!! うわっ周泰、お前も地蔵になるな! ここはすぱっと断れやぁ!」
 見れば周泰は固まったまま脂汗をダラダラとたらしているし、孫権はもうその気満々だし、甘寧は久しぶりに心の底から「俺様今大ピーンチ!」という気分を味わった。
 で、手っ取り早くピンチは回避する主義なので。
「じゃ、俺マジでもう行くわ!」
「あ、甘寧!?」
 逃がすかと出口に周泰を配置する孫権を嘲笑うかのように、甘寧はすかさず窓に飛びついた。
「バカ、ここ三階だぞ!」
「それじゃ、俺はこれで!」
 甘寧は窓からひらりと身を翻し、素早く下の階の露台に飛び降り、更に飛び降りて地面に着地した。
「うわー、この錦帆賊ー!」
「じゃ、殿! おやすみなせぇやし!」
 甘寧は三階の露台から何事かわーわー怒鳴っている孫権に軽く手を振ると、暗闇の中に姿を消した。



「……ふっ、やってくれるな甘寧!」
 孫権は両手をぐわっと握りしめ、何かもうすごい本気の目をしている。
「こうなったら何が何でも甘寧を仕込んでみせるぞ!」
「……殿……」
 そう言ったらすごい顔で周泰が睨むので、さすがの孫権も慌てて首を振った。
「ち、違うぞ! 私が直に仕込むのではない! それはちゃんとお前にやらせてやる! それならば良いだろう!?」
「……」
 それは断ると言うべきか。どうせ甘寧はまた逃げると言うべきか。そのくらいは自分でやると言うべきか。周泰がどう返事をしたものか悩んでいるうちに、孫権はどうやらその沈黙を勝手に「諾」だと受け取ったらしい。目を爛々と輝かせ、部屋の中を振り返った。
「ふっ、逃がさぬぞ、甘寧! まぁこっちには、この竹簡という質草が山程ある事だしな! 周泰! これは私が預かる故、勝手に持ち出してはならぬぞ! 甘寧には直接取りに来させるのだ! 良いな!?」
「……御意」
 何だか巨大な無限ループにはまってしまったような気がする。
 ……甘寧が無事に荊州行きの任務を遂行できるように、後はもう祈るばかりである……。


おわり。


……すいません。孫権が「三国志部屋」の権ぼっちゃまと同じ設定になっているのは、私の歪んだ愛です……。



宜しければ忌憚のないご意見をお聞かせ下さい。
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