東京障害者乗馬協会:TADER
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  「TADERに入会して」
私達ファミリーは、3回の体験乗馬をして、TADER のお仲間に入れていただきました。 娘は自閉症で、環境の変化なども苦手としています。

最初、馬に乗るまで「待つ」というのが、出来なくてグズグズと泣いていましたが、 2回目くらいからは、勝手が分かるようになったのか、自分の番が来るまでちゃんと待てるようになりました。 そして何より、馬に乗っている時の娘の顔は、本当に良い顔をしています。そんな時、本当に入会して良かったなってしみじみ感じています。 そして、忘年会など、お酒の席も実に楽しくて、はまってしまったかな? と思っています。雪の季節となり、しばらく紅葉台には行ってませんが、次回の乗馬会が 待ち遠しいです。 これからも、宜しくお願いいたします。



「乗馬との出会い」
転職して今の会社に入ったのは2年程前の事。家から近く、車で通勤出来るということでは楽だったのですが、仕事は分からないことだらけ、おまけに新しい人間関係・・・この悪い足で新しい組織に入っていくのはいつも緊張するし、怖いものです。

不安と涙ですごす中、仕事にはいつも厳しい先輩が、障害者乗馬の話をしてくれました。紅葉台の牧場のこと、足が悪くても馬に乗れること、足の為にいいこと、馬の賢いこと・・・いろいろ熱心に教えてくれました。

車椅子バスケやマラソン、水泳は知っていましたが、乗馬というのは初耳でした。それだけに乗馬は私にとって魅力でしたが、恐怖でもありました。馬に乗って走れば楽しいことは想像がつくが、自分が走れた頃を想い出し惨めな気持ちになるのではないかという思いもありました。そんな風にしばらく悩んだのですが、私の人生は一度だけ。この足から逃げてはいけない・・・勇気を出して 紅葉台に行ってみました。

TADERの人達は予想以上に楽しく、いい人ばかりでした。そして初めて馬に乗せて貰った時、考えていた悩みは何処かにさぁーと消えてしまいました。それはTADERの人の笑顔と堂々として見守ってくれている富士山の包容力かもしれない。

本当に足にいいことも乗ってみて分かりました。嬉しかった。そして自分でも全然想像が出来なかったのですが、精神的にすごくいいのです。馬に乗ると嫌なことが小さくなる。そして何故か時々過去が綺麗に蘇り、未来が明るく見えてくるのです。

不思議なことですがこんな過去が蘇って来たことがあります。熱で意識がなくなり(この時に足を悪くした)やっと意識が戻った時、何もかも忘れてしまった私は、病院で一つ一つ言葉を思い出していた。少しずつ言葉の意味を思い出し、次は漢字という時、初めて思い出してノートに書いたことばが「馬」だったのです。それからどんどん回復して中学に戻れ、大学、仕事と行けるようになりました。不思議な巡り会わせのような気がする。馬は私をいろんな面で助けてくれているんだと思うと、せめてもっとちゃんと乗れるようになってあげなきゃと思う。パラリンピックや全国大会なんて私には夢のような話ではあるので、馬と出会えたことを感謝して無駄にしないように私の人生と同じようにのんびり気楽に付き合っていけたらなぁと思っています。
 
     
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