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注意 :
私はなぜ、今Global Educationを考えているのでしょうか
21世紀に向かって<多文化、他民族化社会に移行する日本>を考える必要があると思います。第一に<内面世界の国際化が求められる時代に….>そしてそれは知識としての国際理解や物質面での文化輸入ではなく、日本人としての個を確立することではないでしょうか。
・10万人以上の卒業生を誇る在日朝鮮人学校では「祖国の文化を守るアイデンティティー教育」がなされています。そこでは異文化にありながらも自国文化を維持していく民族としての誇りがあるのだそうです。日本は明治以降今も物質的にのみ西欧化に勤めているのに対してまったく逆です。国際化という言葉の持つ意味はとても奥深いものです。 さて、今まで
・表層面、物質的には西欧化が進んできましたが、根本的に考え方や言動が中途半端に西欧化されてきている現状がありのではないでしょうか。それは欧米のindividualismの精神が私たちに宿っていないことからも明白です。
また、21世紀に向かい一国では解決不可能な問題、いわゆるGlobal Issuesが表面化してきています。各国間での紛争とその解決、環境問題、人種差別等人類が共有している問題に取り組む姿勢が今後重要視されてきます。今までは国や個人が独立して個々に存在しているBilliard Ball model でしたが、これからは相互に物事が関連しているととらえる、Web modelの考えがとても大切です。英語の授業にしても単独で独立しているものではなく、他教科との関連も考えながら指導される必要が今後必要です。
このように考えてくると日本人の考え方の様式を、来るべき多様化、多文化社会に備え
Individualismに変えていく必要があると思います。今まではまとまって一緒くたに言動を
ともにしてきましたが、21世紀には相互に依存はするのだけれども、自分という個性と考えを
しっかりともった日本人が要求されるのではないでしょうか。
学習者の意識変容を促すには、知識としての理解にとどまらず、意味ある活動を通して
発見と感動を伴う体験学習が必要だと思います。いわゆるAction-orientedな学習は
英語に限らずどの教科にも必要とされてきています。今私たちは情報多寡な時代にあってあらゆる事象が加速度的に変化しています。自己教育能力を身につけなければこれからの時代は生きていけません。そのためにも課題解決能力は不可欠です。学習形態を共同作業による課題解決学習に変える必要があります。