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 アリストV300に乗るNO.10426のあ2000さんが、レクサスGS430/GS350純正フロントブレーキキャリパーを装着されたのでレポートしてくださいました。


Vol.458 レクサスGS純正キャリパー装着記
<作成:'06年4月28日>
このたびレクサスGS430/350純正モノブロックキャリパーをナイトページャーさんの協力でアリストに移植しましたので皆さんにご報告したいとおもいます。

★目的

これまでこのクラブレクサスを参考に段階的にブレーキに手を加えてきました (ノーマルキャリパー+前後ステンメッシュ+スポーツパッド+マスターシリンダー ストッパー)しかし、どうしても納得できるキキ味ではなかったのでこちらに紹介あったUCF3#キャリパーの流用を考えました。

UCF3#キャリパーはもともとφ315のローター用に設計されているためスープラローターφ324ではパッドの外周がはみ出すことがある点、またUCF3#キャリパーの追加工が必要条件であり躊躇していましたがちょうどレクサスGSがφ334用の大型キャリパーを採用したため開発をGS用で行うこととしました。今後参考にされるかたはGS430系のφ334ローター用キャリパーとするか最近話題のFMCレクサス用φ355ローター用キャリパーとするか悩むところとおもいますが、ご参考になればとおもいます。

★特徴

レクサスGS430/350キャリパーの特徴はUCF3#系のモノブロックでありローター径φ334用に設計されています。ただし設計的にもUCF3#用が2000年、レクサスGS用は2004年と年月がたっておりピストンは同じものを使用していますがブレーキング時のフィーリングは向上しているようです。

キャリパー自体はゼロクラウンの3500cc用についているものと同じ品番で違いはパッド、およびローターの材質のみですので逆に選択枝があるといえます。レクサスGSのパッドが独TEXTAR社のT4146という材質でBMWもある車種で採用とのこと、ローターもレクサスGS専用となっています。(ちなみにレクサスローターは部品共販で購入してもレクサスのロゴのダンボールに入っています)一方ゼロクラウン用は国産NBKのD6893Hという材質でおそらくセルシオ等とおなじです。

ローターに関してもスープラタイプとは径だけでなく冷却方法とジャダーに対しての 改良が加えられています。
キャリパー取付状態とGSローター:ホイル側に冷却フィンがみえます ローターとの隙間:約1.5mm

パッドとローター外周の関係はパッドが外にでることはないようです。ただしパッドメーカーにもよる?
参考にZEIT R 8.5J-18off36mmのホイールとの隙間は5mmほど ディスクからキャリパー外側面まで約60mmです


★レクサスGS純正キャリパー取り付け

(1)ローター径が大きくなりますのでバックプレート外径から約20mmほどグルッと切り落とします。また、キャリパーの干渉部分も切り取ります(左写真)

(2)キャリパ下側のM12ブッシュを抜きとり付属のピンに交換し、取付下側のキャリパーの一部分を2mmほどヤスリで落とします(左下写真)

従来のUCF3#キャリパー流用では追加工は金属加工業者にお願いするしかなく、この キャリパー加工がネックとなっていましたが、素人の私でできる程度のヤスリがけなのでハードルが低くなったといえます(下写真)

★装着後のインンプレ

取り付けして約2週間たち500kmほどすでに走行しております。 (比較条件、パッドは同じメーカーの同じ銘柄です、当然ですがバキュームをかけてフルードは交換しています)
まず以前のステンメッシュ+マスターシリンダーストッパーではマスタシリンダーの逃げがなくなり、かなり良好なダイレクト感がありましたが絶対的なキキ(容量)が不足していました。このため今回のキャリパー交換との比較にマスターシリンダーストッパーを取り外ししましたが、ほぼ同じダイレクト感があり、あきらかにキャリパーの剛性が向上しているのがわかります。スープラ、UCF3#とも試したことがありませんが、踏み込み量に比例したキキが感じられ、ガツンという唐突なキキではありません。
またキキは以前乗っていたランエボほどではありませんが、最近のトヨタ車に希薄な 直前でも安心して踏み込めるという感じです。もともと交換する原因となった高速道 路で直前に車が迫っていて急にブレーキが必要なとき思いのほか車が止まらなくてヒ ヤリとしたので、それを想定して試しに百**kmから思いっきりかけても(後ろは十分 車間をとって)個人的には十分と感じられました。(内心うまくいってニヤリとしな がら)客観的な表現が難しいのですが、いわゆるカックンブレーキとは違うリニア感 があります。
キキとともに重要な点として踏力と正比例したブレーキという点がありますが急にキキが強くなるようなものではありません。以前のノーマルキャリパーにマスタシリンダーストッパー+スリットローター+スポーツパッドでは踏み込むとスピードが落ちてくるとググッツとブレーキがきく感じでしたが、今回のはリニアという言葉で表現できるとおもいます。特徴的なのはブレーキのストロークがマスターシリンダーストッパーをつけたように減ったように感じることです。
今回フロントのみ交換ですが、前後のバランスを考えリアのUCF3#化も検討していましたが、当面このまま様子をみて、パッド当たりが出てもフルブレーキ時にあまりにダイブするならリアにも手をいれたいとおもいます。(もちろんUCF3#リアキャリパ+φ324スープラRrローター)

★最後に

No,4307 HN,MASHAどの、2936INFOどの、GSモノブロックの品番等の情報ありがとうございました。そして何よりも開発に参加できたことを感謝いたします。職人魂にあらためて尊敬いたします。

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