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 アリストV300VEに乗るNO.701のKAZさんが、テールランプのフルLED化を実施されたのでその製作方法について詳しくレポートしてくださいました。


Vol.457 フルLEDテールランプDIY製作記
<作成:'06年1月2日>
前期型テールランプをベースとしたフルLEDテールの製作についてレポートしたいと思います。今までは後期のレクサスGSテールに市販の電球型LEDランプを加工して輝度を増した物を取り付け利用していましたがより明るいLEDテールをと考え製作しました。WISHのテールランプユニットを入手・分解しLEDユニットを取り出すところからはじめました。WISHのテールランプに使用されているLEDは、写真1のように通常の砲弾型LEDとは異なり先端部分が凹んでいる特殊形状のものが使われています。このLEDは光が前方より側方により多く照射されるものでWISHでは写真2のように、このLEDと専用設計の反射鏡によってたった9個のLEDであの明るさを実現しています。当初はこの反射鏡とにユニットをそのまま二段に分離して組み込むことを考えました。
写真1 写真2

こうして試作したのが写真3(内部)と写真4(点灯の様子)です。明るさについてはWISHと同等の実用安全レベルのものが同然のごとく得られましたがどう見てもWISHそのものです。しかも、レンズないが均等に発光しないという欠点がありデザイン的にアウトとなりました。またこの時点ではウインカーはレンズのクリア化+カラード電球の予定でした。
写真3 写真4

その後しばらく仕事が忙しく放置状態でしたが改良型で明るい電球型LEDが出回っているのをみつけ購入しました。それらは電球の配光特性ほ研究して作られたもので、発光体が前面だけでなく側面に多数取り付けられ光が360度に放射される物でした。そこで少ないLEDで実用的な明るさを得るためには「反射」が重要な要素であると考え第2弾の製作に取りかかりました。WISHのLEDは側面に光が出ますからこの光を効率よく利用するためにランプユニット内に反射板をいろいろと試行錯誤をして取り付けました。この反射板もWISHのテールユニットを分解したときに出たものです。

それが写真5です。LEDの側面から出た光を前面に照射するようにまた、内側がギラギラするように考えて反射板を配置しました。カバーを付ける前は雑な感じですがカバーを付けてしまうとなかなか綺麗です。さらに輝度を高めるためにハイマウントストップランプを分解して取り出したLEDを基盤ごと下部に配置しました。こうして下半分の赤色のところは合計25個のLEDで構成しました。

上の赤い部分は、先ほど述べた電球型LEDをそのままつけました。これは後期型テールに入れて使用しようとしたものの直径が大きすぎて入らなかったものです。レンズが無いので内側から簡単に取り付けられます。前面に3個、側面に15個の超高輝度LEDがついています。さらにハウジングの内側をアルミホイルで反射しやすくなるようにしました。これだけでもかなりの輝度アップがはかれました。
写真5 写真6

写真7と8はウインカーの発光部分のアップです。この部分は市販の電球型ユニットを使わず反射板に効率よく光があたるように基盤にLEDをつけて製作しました。取り付けの角度を変えて光が各方向に飛ぶように工夫してあります。
写真7 写真8

さらに内側にもう1ユニットを配置して完成したものが写真9です。

写真7・8のユニットをウインカーの電球があった位置に。内側も1列6個のLEDがあいています。ウインカーには合計30個の超高輝度LEDを使用しました。

こうして完成した内部が写真10です。バックランプは実用的な輝度をLEDで達成するのには限界があつたために今回は電球のままにしました。
写真9 写真10

完成して取り付けたものが写真11と12です。写真11はハーフクリア化した状態の非点灯状態。(内部の黄色いレンズを取ったことでクリア感が増し、内部の反射板によってギラギラ感が出ています。)写真12は明るい昼間の点灯の様子。実際に見た感じでも電球より明るい位です。ブレーキング時には内側と外側の上・下・ハイマウントの7カ所のLEDが一斉に点灯します。
写真11 写真12

写真13は点灯実験時のウインカーの点灯状態。電源電圧14ボルトの時です。実際に車両に装着しての様子が写真14です。ハイフラ対策でトランク内にもともとの電球を付けたため電圧降下が生じて実験時より若干、輝度が低下しているのでこの改善が今後の課題です。しかし、写真14で分かるとおり明るい昼間でも十分な輝度が得られるので今回は実用レベルの物ができたと考えられます。また斜め横から見た場合もストップ・テール・ウインカーとも反射板の効果で十分な視認性が確保されていました。
写真13 写真14

写真15は夜間の点灯の様子です。後ろから見るとアリストであることが分らないようにしてみました。外側テールの下だけが減光されて光ります。ブレーキを踏んだときとの輝度の差が大きく急制動時の追突防止に効果的と思われます。
写真15


クラブレクサスisland
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