クラブアリスト ロゴマーク

 アリストV300VEに乗るNO.1のワタルが、SARD製のメタルキャタライザーを装着しましたのでご紹介いたします。


VOL.412 SARDメタルキャタライザー装着記
<作成:'04年5月30日>

1.装着車両の仕様

装着車両 アリストV300ベルテックス・エディション

<パワーユニット関係> 約400馬力

<足回り関係> <外装関係> <その他>

2.SARD製メタルキャタライザーとそのインプレ

今回装着するメタルキャタライザーをリリースするSARD社はトヨタのお膝元、愛知県豊田市に本拠地とし、レースフィールドでもフランスのル・マン24時間耐久レースへの参戦のほか、現在は「チームトヨタ・SARD」として全日本GT選手権への参戦やマシン開発を行っているトヨタから信任を得て活動をしています。そうしたレーシングフィールドで培われた貴重なノウハウが製品開発に活かされ、フィードバックされています。

そうしたノウハウをフィードバックした今回のメタルキャタライザーは小型、軽量、高効率をコンセプトに開発されたようで、度重なるテストの後に耐久性と信頼性が与えられ開発が完了しリリースに至ったとのことです。メタルキャタライザーのセル(本体内部の網状のもの)は150セルが一般的なようですが、150セルでは耐熱温度が900度程度までとされており、ノーマル+アルファ程度のチューニングレベルのエンジンでは問題ないものとされているようですが、エンジンチューニングを施していくとこの900度程度までという耐熱温度では耐久性等への影響が出てくるようで、アリストに装着した場合には150セル仕様のメタルキャタライザーの溶解が発生することもあるようです。そうしたハイパワーチューニングが可能な2JZエンジンに対して150セル仕様より耐久性の高いメタルキャタライザーへの要請が高まり今回の開発に至ったとのことです。

このような経緯を経て開発されたSARD社独自のメタルキャタライザーは、排気圧力が高く、排気温度も非常に高温になるアリストの2JZエンジンに対して安全へのマージンをもたらすために200セル仕様というスペックが与えられ、耐熱温度は1100度程度まで引き上げられ、さらに非常に高い耐久性と信頼性が実現され、排出ガスの浄化作用、排気効率の適正化、そしてユーザーには嬉しいコストパフォーマンスが両立されました。また重量は実測でノーマルの4.9kgから3.1kgとなります。

気になる価格ですが\79,000です。適用車種は16#アリストのターボ車V300専用となっているそうで、純正マニホールド一体型の為16#アリストのNA、S300用の発売予定は無いとのことです。また147系アリストのターボ用に関してはリクエストにより検討するとのことでした。  なお、このメタルキャタライザーには車検対応の証明書が添付されており、純正同様の取り扱いにて各陸運支局、認定工場で車検が受けられるので安心して装着することができるため私も装着することといたしました。走らせた印象としては、町乗りでは純正時代に比べパワーやトルク感そしてサウンド面に関して大きな変化までは感じられませんが、ハーフスロットル時の重低音が増した印象を受けます。また高速での吹け上がり方には鋭さが増したように感じられサウンド面でも迫力が少し増したように感じております。

【写真】(クラブアリストフレンドディーラーネッツトヨタ東京ハブポート若林にて装着)

上:ノーマル 下:SARD 右:ノーマル 左:SARD

ノーマル装着状態 SARD製装着状態

メタルキャタライザーを装着したワタル号

クラブアリストisland
GO TOP メンテTOP ←BACK NEXT→ 投稿する