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 アリストV300VEに乗るNO.701のKAZさんが、これまでに4種類のショックアブゾーバー・スプリングを装着してこられたので比較インプレを紹介して下さいました。


VOL.406 ショック&スプリング4種比較レポート
<作成:'04年5月4日>
これまで装着してきた4種類のショックアブゾーバー・スプリングについてご紹介いたします。

購入当時は、アリスト用パーツが少なかったために、選択の余地があまりありませんでした。しかし、納車前に見たアリストの第一印象は、タイヤとフェンダーの隙間が広すぎ・・・・って感じでした。納車と同時に車高を少し落とさないと・・・と考え、とりあえず純正ショックのままスプリングだけをHKSのものに交換しました。とりあえずの外見重視仕様でした。しかし、実際に乗ってみるとさほど乗り心地も悪くなく、19インチの35/30タイヤとの相性も思ったほど悪くはありませんでした。結局、この状態で半年ほど乗ることになりました。

左の写真が取り外した純正サスペンションです。見るからに貧弱です。



次に手に入れたのはHKSハイパーダンパー。フロント14キロ、リア8キロのバネレートのものです。ショックは減衰力調整式でつまみを回すと硬さが変えられるものでした。HKSの製品が好きな私にとってはかなりの期待を持って購入した商品でしたが、実際に装着してみると意外でした。それはピロボール式のアッパーサポートのために乗り心地がアリストの車格とはかけ離れたものになってしまったのです。 道路舗装の継ぎ目や段差を通過するとかなり大きなガタを感じました。同乗者の大半はこのサスの衝撃に閉口しました。操縦安定性はよかっただけに残念でしたが、結局1年ほどで手放すことになりました。

左の写真がHKSハイパーダンパーです。純正に比べると外見もかなりしっかりしています。アッパーサポートも付属しています。



次に選んだのがビルシュタインをベースにしたマナレー(アルミホィールをいろいろと出している名古屋の会社)の車高調整キット「ユーロサスペンションキット」でした。スプリングレートはフロント14キロ、リア10キロでしたが、数値から想像されるような硬さはなく、しなやかな足という感じでした。さすがチューニングをエナペタルが担当しているだけあって、操縦安定性と乗り心地のバランスがよいキットでした。価格もキャンペーン価格の15万円ということで対費用効果も大変よく、優れた製品だったと思います。

左の写真がマナレーユーロサスペンションキットです。ビルシュタインベースのエナペタルチューンのサスキットになります。ビルシュタインですがケースは黄色ではなく若草色です。アッパーサポートは純正品を利用します。



そして、現在の仕様は同じくビルシュタインベースのTTE+アイバッハの車高調になっています。中古で手に入れたものをエナペタルに持ち込み、オーバーホールと仕様変更したものです。トムスのアドボックスに比べるとかなり重量があるので、装着するとバネ下重量増大による乗り心地の悪化等を懸念しましたが、そのようなこともなく、今まで一番の仕上がりになっています。

乗り方が荒く(?)走行距離が多い私の場合は、ショックも短期間で交換すべき消耗品で、これからもいろいろと交換し、より良いアリストにしていきたいと思っています。  ちなみにTTEに交換した理由は、ユーロサスペンションキットのスプリングがへたってしまい、一番車高を上げた状態でも最低地上高9センチをクリアできなかったためなのです。これでは車高調の意味がありませんね。

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