アリストV300VEに乗るNO.5474のHAGさんが、街乗りを重視し高次元でバランスされた『運転していて楽しい高級スポーツセダン』という理想を追求し、ハイフロータービン装着ほかのトータルでの完成度の高さを追求してカスタマイズされましたので、そのインプレッションを紹介して下さいました。
街乗り重視の理想の車『運転していて楽しい高級スポーツセダン』を目指しエンジンのチュンナップと最低限のドレスアップが完成し生まれ変 わりましたのでご紹介いたします。<先ずは恥ずかしながら失敗談です>
アリストの前に乗っていました2.5リッターのステージアからエンジンチ ュンナップに携わりタービン交換(HKSのGT2530、カムの交換)、ワンオ ッフのチタンマフラー(チュニングショップ:ステラさん提供)を取り 付けさあチュンナップ完成と思いきやカムを交換したことにより吸排気 の関係でマフラーの音と排気ガスの臭い(生ガスの臭い)がファミリー カーの限度を超え家内からヒンシュクをかいまして遭えなく売却と言う 惨めな結果となりました。
さて車を売却するに当たって2.5リッターからの買い替えとなりますと排 気量を下げるわけにもいかず物色しています時にアリストに出会いまし た。お目当ての高級スポーツセダンを手に入れおとなしく乗るつもりで したが、チューニング雑誌などを見ていますとダメデスねえ又悪い虫が目 を覚ましコツコツとチューニングを始めたと言う次第です。前置きが長くなりました本題に入りたいと思います。チューニングをする に当たりショップは自宅に比較的近い事もあり素人の私にも親切丁寧に 説明して下りアットホームな伊藤社長の店「ガレージ伊藤」と決めてい ました、作業を依頼するに当たって以前ステージアでの失敗?(別の店 です)を考慮して要望書を書面でまとめお願いしました。今回のチュニ ングのレポートを紹介するに当たり提示した要望書の全文を先ず添付し ます、長くなりますが私のチューニングの基本コンセプトです。
ガレージ伊藤 殿 平成13年12月25日
チューニング要望書
さて、今回口頭でお願いしましたとおりチューニングの依頼をお願いし たく思います、アドバイス並びに見積もりをお願い致します。(1) ツインタービンを希望していましたが予算的なこともありハイフロータービン加工となりました当方馬力崇拝者ではありませんが、450〜550Psのタービン変更を希望します、TD―06クラスの加工と言われましたがもう少し上のクラスでもいいのではありませんか、容量的に余裕をもっておきたい。(素人の考えです)
(2) 車のキャラクターを考慮して街乗りも快適に乗りこなせるオールラウンダーとしてのセットアップを希望、ただ単に高回転域でパワーを出して速いという車にはしたくない。下の回転域(2000回転〜)からスムーズに利き出すタービンを希望。ノーマル並みのフィーリングを期待(下のトルクは確保して欲しい)、コンピュータのセッテングの方宜しくお願い致します。
(3) 下から上までスムーズに回るタービンを希望、タービン交換で失敗したくない。金額等高額なため宜しくお願いしておきます。
(4) ストリートでごく普通に走らせた時の扱いやすさも考慮されていること、使う場所が街中である限りビックパワーだけあっても使いこなせない(早く走らせない)最大パワーより使えるパワーを狙いたい、日常ユースでも全く問題なく使用出来る車を希望。ーその2ー
チュンナップに関して改めて要望と質問がありますのでお願い致します。私も素人ですので的外れなことを申し上げるかもしれませんが宜しくお願いします。
(1) 今回のメンテである程度の金額は覚悟していますが、ブーストUPより「−」とはなりませんか「=」か「+」だといいのですがチューニングしたことによりストレスは溜まりませんか? アイドリング(現在は600回転を維持)が不安定にならないか、等・・・・
(2) 今のところブーストアップで大変満足しています(フィーリング的に車が非常に軽く感じられる)、少なくとも今よりもタービン交換したことにより「−」にはしたくない。中低速のレスポンスを極端に落としたくない(上の極端なパワーは必要なし)。安全マージンを取りパワーよりも日常のフィーリングを重視したチューニングを希望します(コンピュータのセッテング等)。
(3) タービンが仕事をしだすのは2500回転ぐらい(ブーストがかかりだす)なのか、再度確認しておきます。
(4) インジェクターは530cc×6本でいいと思いますが、容量的には大丈夫ですか、燃料の絶対量が不足してしまわないようにしたい。
(5) ハイフロータービンと決めた理由は第一に値段が安いこと、タービン本体のベースはJZS161に装着されているタービンなのだから耐久性と信頼性は大丈夫と思ったからです、パワー的に大きめの加工をしたタービンを希望します余裕を持って(500ps+α)。 TD-06レベルをもう少し上のレベルに加工するように出来ないか(+50馬力)。
(6) HKSのブローフォバルブの音量は抑えるとの事でしたが、極力純正レベルの音量(ほとんど無音です)になるようなパーツを探して下さい。 以上上記の要望書を提示した結果下記の仕様となりました(結果的にもう少し上のレベルの加工はこれで十分と言う事になり却下です)、ドレスアップ関係も合わせて報告します。
●足回り・ライト・エクステリア他
- ビルシュタイン製:サスペンションキット(BSSキット、定価23万で す)
カー雑誌オプションの01年10月創刊20周年記念号のプレゼントで当選し、それまで不満がありましたアドボックスを早々に売却交換しまし た、ゴツゴツ感が無くなりしなやかな足回りになりました(ちょっと柔らか目です)。メーカー推奨ダウン量は20mm〜30mmです。- ジャンクションプロデュース製:ハイビームのHID化(ハイ・ロー部分に純白管を装着)
- C-ONE製:チタンシフトのぶ
- ブレンボ製:JZS161用ロータスキット(フロント・リヤ)(メンテ401「Brembo Lotusブレーキキット装着記」参照)
- C-ONE製:タワーバー
- HIDの変圧器
- MEGATEC社製:フォグランプのクリアーランス化に伴い HB4対応のDISCHARGE(HID)に変更
- ビバリーオート製:サイドミラーウインカー装着
- Club ARISTO S会員ステッカーをメンバーズプレートに加工し貼り付け
- リヤにLEXUS ゴールドエンブレム取り付け(GS300仕様)
- トムス製:フロントグリル交換
- トランク内サウンドシャキット取り付け
- OTSIRA提供キーロックハザ連装置取り付け
- キャロットさんにて:ボディーコーテング実施
HIDの変圧器 純白管 HB4対応のDISCHARGE(HID) ビバリーオート製:サイドミラーウインカー Club ARISTO S会員ステッカー メンバーズプレート LEXUS GS300ゴールドエンブレム トムス製:フロントグリル交換 トランク内のサウンドシャキット OTSIRAシール
キャロットボディーコーテング実施親アリの上に子アリで一枚パチリ(子アリはリヤスピーカーの横に置いています)
●エンジン関係
- ガレージ伊藤オリジナルハイフロータービン:EXプレートをセラミック製からメタルに変更、コンプレッサー側のインデュースを5mm拡大、コンプレッサーも10枚から12枚にプレートをふやしオリジナル化、軸受けのメタル加工・等
- HKS製: F-conS(現車走行セッテング実施)
- トラスト製:プロフェックB(LOW:0.8・HIG:1.0に設定、通常はLOWで走行、コントロール部は灰皿部にカーボンパネルを加工)
- HKS製:SLD(スピードリミッターカット)
- サード製:850ccインジェクター×6
- ブリッツ製:フューエルポンプ
- HKS製:サクションパイプ
- HKS製: SUPER SQV(低周波音量用パーツ装着)
- HKS製:リーガルマフラー97Φのカールテール(見た目もシンプルで満足しています、音量的には全く問題なし)
- 特注製:スポーツ触媒(車検対応^^;)
トラスト製:プロフェックB HKS製:サクションパイプ HKS製:リーガルマフラー ●冷却系
- ブリッツ製:LMインタークーラー
- チューニングショップエンドレスさん提供:銅3層ラジエター
- ビリオン製:ローテンプサーモ
- サムコ:ラジエターホース
- HKS製:オイルクーラー
●メーター類
- HKS製:ブースト計(52ΦAピラー前のダッシュボードに設置)
- トラスト製:油圧計(52Φ灰皿部にカーボンパネルを加工)
- HKS製:燃料計(46Φ灰皿部にカーボンパネルを加工、純正ゲージはダミーで絶えず満タン表示です)
- 永井電子製:ULTRA 52Φ(水温計、油温計のマルチメーター)(52Φ灰皿部にコントロールパネルもカーボンパネルを加工)
HKS製:ブースト計 灰皿部の3連メーター ●その他のパーツ
- トラスト製:レーシングプラグ#8
- エアークリーナー用インダクションボックス:カーボン加工です
- ストーリート社製:アーシングシステム
- HKS製:Twin Power TYPE-DL1
カーボン製インダクションボックス エンジンルーム全景 <チューニングを行っての感想>
今回のチューニングのメニューによりブーストアップでは体感出来なかったフィーリングを味わいました。
- ブーストアップでは車が軽くなったと感じました
- タービンのハイフロー化の変更によってアクセルの付きが全く別物に変貌しました(ご心配なく素人の私でも扱える範囲です)
上記チューニングスペックによってスーパーオートバックスにてパワーチェックを実施した結果です。
排気量 ・・・3000cc
最大出力 ・・・455ps
最大トルク・・・57kg・m
製作費 ・・・車両価格合わせてセルシオのCクラスが買えました。<余談です>
私の銀アリが関西で有名なカー雑誌にも掲載されました。記事中の写真のように当時はカーボン製のクリーナーボックスは装着していません。
CA会員の方の中でパワーアップを考えておられる方、タービン交換でお悩み中の方、予算でお困りの方、踏み切れないで思案中の皆さん、今回私が挑戦しましたハイフロータビンへの変更を考えてみられては如何でしょうか。ボンネットを開けて大きいタービンがドカーンというチューンナップも迫力があり鼻高々かも知れませんが後々のことを考えますと(メンテナンス・下取り、等)中々リスクが大きいのが現状です。今回適切な助言とパーツの取り付け等全面的にお世話になりました「ガレージ伊藤」の社長並びにスタッフの皆様有難う御座いました、このレポートをお借りしまして御礼申し上げます。
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