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 アリストV300VEに乗るNO.6793の代表取締られ役さんが、ボディ補強による走行性能の向上を目指しフロアサポートバーを装着されたので、紹介してくださいました。


メンテVOL.365 フロアサポートバー装着記  <作成:'03年8月14日>
No.6793「代表取締られ役」が、フロント&リアのストラットタワーバー、トムス製リア用ロアボディブレースに続き、ドゥーラック製「フロアサポートバー」を装着致しましたので、レポートさせて戴きます。

1、「フロアサポートバー」って?

前後タイヤの間、すなわち前後のドアの下部に位置するサイドシル部分に装着する追加バーです。同様の部位の補強のためにウレタン注入等も考えましたが、「失敗したら元に戻せる」点からフロアサポートバーに決めました。 ラインナップは16系のみで、2種類あります。カタいスチール製は38000円で、軽いアルミ製は48000円です。 具体的なカタさの違いは分かりませんが、重量差についてはアルミ製はスチール製の3分の1ぐらいでした。

で、今回の目的は「ボディ補強」の為、迷わずカタさに優れるスチール製を選ぶことにしました。写真がフロアサポートバーです。2枚ともに写真の右側がフロントになります。

2、取り付け

当初、友人に取り付けてもらう予定でしたが、諸事情によりサポーター&フレンドショップのレヴォルフェS.A.さんに依頼しました。「アリスト・プロ」こと溝田さんのお手並み拝見です!!

ボディ補強系は、ボルト・オンや穴を空けてボルトを通すだけ・・・。と、思っ ておりました。ですが、溝田さん曰く「引渡しまでに、まる1日かかる・・・・」  はじめは「?」でした。ですが、さすがはレヴォルフェS.A.さんさん。イイ仕事しています。下廻りだけに、穴あけ箇所等のコーキング処理をしてくれていました。 “まる1日”は、コーキングの完全硬化待ちだったわけです。 コレで水の浸入はないハズです。この仕事はDIY派の方にも参考になるノウハウだと思います。

3、インプレ

コレは、ズバリ「体感できます」。 レヴォルフェS.A.さんの敷地を出て、直線100メートルぐらいで・・ 「チョット違う・・カナ?」 最初の左折で・・「やっぱり全然違う!!雑誌とかで言う“しっかりしたシャーシ”って、このこと?」と、確信しました。具体的には・・・

(1):直線

直進していて最も“違い”を感じるシチュエーションは、加速している時です。

上手く表現できないのですが、後輪が路面を「蹴っている」のがハッキリ感じら れるようになりました。 また、高速の継ぎ目などの小さな段差を乗り越える時も効果が現れます。 段差越えのときに、おなじみの「ゴトン・・・」という音がしますが体に感じる 振動が軽減されているような気がしました。

(2):コーナリング

とにかく車体が安定している為、いつものスピードでコーナリングした場合、ク リッピングポイントまでのコーナリング前半(ブレーキペダルに足が載っている状態)では「もっと高いスピードでイケたんじゃ・・・」と思えます。 また、クリッピングポイントからのコーナリング後半(アクセルペダルに足が載っている状態)では、「もっと踏めるナ・・・」と感じます。

(3):右折・左折時

頑張った“コーナリング”ではない、完全に街乗りでの右折・左折でも効果が体 感できました。通常の右・左折をしていて、偶然「!・・いつもより気持ち悪いぐらいスムーズに曲がれた・・」という経験をした方、いません?アレです。 アレが、ごく普通に出来るんです・・・。 完全街乗り使用で、この効果のみを期待しても十分オツリが来ると思いますヨ。

(4):緊急回避

インプレしている途中、ハプニングが発生しました。 夜中に道の影からタヌキが飛び出して来ました!!(まだ千葉にはいるんです) しかも私の走る車線のド・センターで座りこんでしまいました・・・。 こんな時、対向車線側に回避した場合のハンドル入力は通常・・・
→→・←←→ですよね。 ところが最後の「→」が、ほとんどいらなかったんです。 ほぼ→→・←←で “ピタッ”とクルマが進行方向を向いていました。

(5):デメリット

イイことイッパイのフロアサポートバーにも、チューニングの副作用は発生します。 車重が増えるのは勿論ですが、これは余計な荷物を降ろし、自分が軽量化すれば済む レベルです。

ボデイ補強の効果を最大限に引き出す為、サイドシルのギリギリまで外側に装着 するので、ジャッキが掛けられなくなりました。 そのため自動車用品店で、車体に当てる部分が「皿」になっている低床ポータブ ルジャッキ等を購入し、サスペンションメンバー取付部分などに当てて挙げると イイでしょう。また、溝田さん曰く「車高が低いクルマは、分厚い漫画本を積んでおき、ソレを轢いてクリアランスを稼ぐ・・」と、いうワザもあります。

4、最後に

フロアサポートバーはボディ補強というパートで、装着してしまえば横転でも しない限り装着がアピールできない地味なパーツです。ですが、その効果は走行 にも影響を及ぼすほど大きなものでした。しかも、お手頃価格。 絶対オススメですヨ!!

最後に装着の推奨&装着して戴いたレヴォルフェS.A.の溝田さん。 想像以上の効果に大変満足しています。ありがとうございました!!

クラブアリストisland
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